【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・中島裕翔＆岡本圭人が“滝すべり”で生死の境目を味わう

2017年11月2日

　続いてやって来たのは、群馬県の北部に位置する利根郡みなかみ町の「アビス」。高さは6.5mと「大泉の滝」には劣るが、一度スタートすると吸い込まれるがごとく一気に滝壺の中へ。この「アビス」とは「果てしなく深い穴」を意味するそうで、中島は「ヤダよ～！　そんなとこに、なんで知ってわざわざ入ってかなきゃいけないんだ！」と、弱音を吐いた。TOP水上カンパニー・スンダーさんが「しゃがんで座ります。そしたら……寝ます」と指導すると、2人は「待って！　仰向け！？　バカじゃないの？」（中島）、「頭から、逆から（落ちる）ってこと？」（岡本）と、ビックリ。

　ほかに岸壁を走り降りる飛び込みスタイルも見せてもらい、スタッフが「どうしますか？　仰向けが無理だったら、今のすべり方でもいいですよ」と聞いた際には「無理だよ。バーカ！」（岡本）と、暴言まで出る始末。恐怖で立ち尽くす中で、「じゃあ、どちら行きましょうか？」（スタッフ）と催促され、中島はついついスタッフにパンチをお見舞いしてしまった。ここで番組はスタジオトークパートになり、「いや、スゴいな～！」（八乙女光）といった声に、岡本は「マジで、今までで一番怖い」「しかも、落ちた時に水の中は見えないの。ただ……。一筋の光だけ見えるの」とコメントし、メンバーも「怖いね」（有岡大貴）、「（天から）お迎えに来た！？」（山田涼介）と、同情。

　八乙女が「裕翔、（滝の中に）入って出てきた時、自分の魂を探してた！」と振り返ると、中島自身は「まさにそうなの！」と、大爆笑。また、山田が「“怖い”（気持ち）ももちろんあるけど、“楽しい”もあるでしょ？」と質問すると、2人は「さっき見たと思いますけれども、仰向けで滝壺に落ちるんですよ？　しかも、それだけじゃないから！」（岡本）、「この後、みんな想像を絶するもっとスゴいの待ってます」（中島）と、予告した。

　VTRに戻り、「アビス」を“仰向け頭からスタイル”ですべることに決めた2人だが、1番手の中島はスタート前から不安げな表情に。仰向けでスーッとすべった後、水面に浮き上がった中島はアイドルとは思えない“必死の形相”だった。スタッフに感想を求められた中島は「もう怖かった～……。行く前が1番。行く前が1番怖いの。これが新しい。行く前が1番怖い！」と、強調。次の岡本は「なにコレーッ！　なにコレーッ！　なにコ～レーッ！　ア～ア～！」と甲高い鳴き声を響かせて仰向けでスタンバイし、すべっていった。中島は「圭人早く上がってこい！　圭人早く上がってこい！」と心配し、溺れかけている岡本をスタッフが救出。

　再会した2人は“無事の抱擁”を済ませて「よく頑張った、よく頑張った」（中島）と慰め、水流で逆方向に進んでしまった岡本は「死ぬかと思った。ホントに死ぬかと思った……」と、本音を漏らした。こちらの速度は「26km/h」（中島）、「25km/h」（岡本）で、今回は中島の記録を採用。いよいよラストの天然すべり台は、「アビス」と同じみなかみ地区にある渓谷の中の道なき道を15分歩き、「稲荷の滝」に到着した。スタート地点が一般的なマンションの7階の高さ（20m）に相当する滝を前に、「え～！？　これはダメだって！」（中島）、「遺書書かなきゃいけないレベルでしょ」（岡本）と、ドン引き。最大傾斜も80度とどれをとってもケタ違いの“最強天然すべり台”だけに、中島は「これはヘタしたら死んじゃうよ」と、すでに顔面蒼白だ。

　そして、スタッフが「ここでのすべり方はですね、ロープに吊るされて、真ん中まで下ろしていただきます。で、そこから一気に急降下！」と説明した時には、「もう笑うしかなくなってきちゃったよね」（中島）と、もはや恐怖が笑いにシフトした模様。この滝は“油断すると本当に危ない”として、ガイドさんからすべり方を入念にレクチャーされたのだった。さらに、スタート地点からの景色を見た瞬間に「これは人知を超えてるね」（中島）、「（1番速いのは）コレでいいじゃん」と、戦意喪失。

　ジャンケンによって最初の挑戦者は中島となり、「今の気持ちは？」（スタッフ）と聞かれ、「言葉にできない……。人間って、ちっぽけだな……」（中島）と、弱々しい声で心中を吐露。まず、ロープで吊るされた中島がゆっくりと滝の中間地点まで下ろされた途端、「うわぁ～！　もう無理よ。うわ～！　うわ～！」「あ～！　あ～！　あ～！」と大絶叫し、「早く落として！　早く！」と、懇願した。そのまま勢いに乗って瞬時に水中へ潜り、浮かび上がった後は「ハァ～！　ハァ～！」と目を見開き、「生きてる？　生きてる！」と、自ら確認。このダイナミックなリアクションに対し、有岡は「アクション俳優みたいになってる」と、ツッコんだ。無事にすべり終わり、当の中島は「ヤッター！」と、興奮度MAX。

　対照的にスタート地点の岡本は「ホントにヤダ……」と今にも泣きそうな顔で準備に入り、達成感に満ち溢れている中島は「圭人頑張れ！　途中が1番怖ぇぞ！」と、忠告した。ついに運命の時が訪れ、中間地点に降りる間は「ヤダ、ヤダ。ヤダ……」「助けて……お願い、早く下ろして……」（岡本）と、雄叫び。落下するとあまりの恐怖からか、岡本は“無の表情”になった末に「もうね、この企画やめよう。もうやめよう、この企画」と、つぶやいた。そんな岡本の様子を見たスタジオの薮宏太は先ほどの「Vacation No No！　Business！」発言を思い出し、「あれ、仕事じゃなかったの？」と、チクリ。

　ところが、2人のスピードは「20km/h」（岡本）、「19km/h」（中島）と思ったよりも遅く、気持ちの整理がつかない中島は「えっ！？　もうなんかもう、変な感じだよ。なんかだってさ、あんな高いとこから落ちてさ。結果、バンって出ました。もっと速いと思ってたワケじゃん、本心はね。だけど、これ見てやっぱり“はぁ！？”って思ったよね。なんかもう……意味分かんない、今の俺！」と、まくし立てた。今度は「憤りをキレの良いダンスで表現していただいてもいいですか？」（スタッフ）と無茶ブリを受け、「稲荷の滝、そんなに速くない！」（中島）と、キレキレのダンス＆キメ顔を披露。最終的に、岡本＆中島が果敢に挑んだ「日本一速い天然すべり台」は、2番目の「アビス」（中島の26km/h）となった。

　エンディングのスタジオトークで、中島が「分かっていただけましたか？」とメンバーに尋ねると、「スゴいわ」（有岡）、「比じゃないのが分かった。今までのすべりより」（薮）、「確認してたもんね。『生きてる？　生きてる！』」（八乙女）と、命がけの取り組みに感心。とはいえ、「今の（キャニオニング）はちょっと危なそうに見えますけど、初心者のみなさんも楽しめるコースもちゃんとありますんで」（薮）、「緩やかなところもあるんでね」（中島）、「子どもとかも楽しめるコースもね、いっぱいあるんで」（薮）と、フォローも。

　山田が「段階を踏んでいけばね」と口にすると、「俺らいきなりアレだったから」（中島）、「まぁでも、特殊な訓練受けてるからね」（岡本）と、晴れやかな顔を見せた。また、薮が「さぁ今のはね、滝でしたけど……。実はもうお昼にスゴい場所に行ってきました」と切り出し、一部メンバーが「この収録の前です」（有岡）、「（スタジオ）収録の前に行ってきました」（中島）と、反応。「だから、ここにいる何人かは、スゴいすべった後に収録参加してる」（有岡）との言葉に、八乙女は「マジで！？」と、衝撃を受けていた。

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