AV女優・キャバ嬢を送り込んだ元スゴ腕スカウトマンが激白！　「永久に金が入り続ける」仕組みとは？

2017年6月23日

　河本が「正直にボカーン言いましたね」と口にするなどスタジオがザワめく中、名倉がもう1人の見届けゲストである女芸人・平野ノラを引き合いに出し、「ノラみたいな（女性はどうか？）」「（ノラは）ブスじゃないよ。（でも）どうするのかを教えてほしい」と、質問。きむなおさんが「ノラさんのような人も、たまに（いた）。後ろから声をかけたりするので」と発言すると、思わず笑い出す平野だったが、続けて「本当にマズい時は『すみません、間違えました』って言うんですけど、“なんとかいけそうだな”って思ったら（いく）」（きむなおさん）とも。実際、きむなおさんがスカウト会社を経営していた時は“王道系”だけでなく“おデブちゃん系”や“熟女系”など、マニアックな容姿でも雇ってくれるお店を多数頭に入れておき、よっぽどマズいと判断した場合以外は、声をかけた女性には必ず仕事を紹介できるようにしていたそうだ。

　名倉が「ノラの場合はどうします？」と聞けば、きむなおさんは「ノラさんだったら、やっぱりこう“人妻系のデリヘル”とか。結構大丈夫ですよ」と返したが、スタジオには笑いが起きた。素直に喜べない様子の平野に、名倉が「スカウトマンの目やから、そりゃ、ノラ違う」と言い聞かせる一方で、河本は「結婚もしてへんのに人妻のデリヘル」と、平野の気持ちを代弁。華原が「私は？」とノリノリで尋ねた際、きむなおさんは「朋さんだとやっぱり年齢的なものがあるので、キャバクラだと結構厳しかったりするので……。キャバクラでも沿線上で“熟女キャバクラ”とかが一時期流行ったので、そういうところだったりとか」と回りくどく話したが、河本が「（華原は）熟女キャバクラですね」と端的に言い渡すと、華原自身も笑っていた。

　そんなスカウトマンの報酬形態はズバリ2種類。きむなおさんによると、1つ目は「取っ払いみたいな、買い取りみたいな形で、“何日間出勤したらいくら”っていうパターン」の“買い取り制”で、キャバクラはこのパターンが多かったとのこと。スカウトした女性がキャバクラに10日間出勤すれば、その女性のランクに応じた金額がスカウト会社に入るんだとか。スカウト会社とスカウトマンの取り分は3：7で、たとえばAランクの女性なら15万円のうち7割の10万5000円、Dランクの女性なら5万円のうち7割の3万5000円がスカウトマンの収入となり、それ以降は、女性が出勤してもスカウトマンに報酬は入らないという。

　2つ目の報酬形態は“歩合制”で、きむなおさんは「女性が勤務したフィー（稼ぎ）に対しての何パーセントだったりとか、1本いくらだったりとか、1日いくらだったりとか、“永久歩合”的なもの」と、解説。このパターンだと、女性が辞めるまで永久的にその稼ぎから決められた数パーセントがスカウトマンに入ってくるそう。そこで、スカウトした女性をAV業界に送り込んだ時の報酬について聞いてみると、きむなおさんは、あくまでも1つの契約事例として、「ギャラが仮に総額200万円としたら、事務所（AVメーカー）が女性に70～100万円を支払う。そうすると、残った金額をAV事務所とスカウト事務所で折半」と、説明。女性に100万円支払われた場合、残りの100万円をAV事務所と折半し、スカウト会社は50万円を得ることになるようだ。

　河本に「それはスカウト会社の方に入るワケでしょ？そこからきむなおさんのところに入るのは？」と聞かれると、きむなおさんは「僕の場合は代表だったので、ストレート（全額）だったんですけど、部下とかの場合であれば、そこからスカウト会社のピンハネ分を取って、7～8割とかを（渡す）」と、話した。部下には7割の35万円が支払われていたことになるが、AV業界に1人送り込めば、その女性が引退するまで、スカウトマンは何もしなくても毎月35万円の報酬が手に入るそうだ。一方、男性客に性的なサービスを行う風俗は、たとえば60分で2万円のお店の場合、1日にお客が3人つけば、売り上げは6万円。それをお店と女性が折半し、それぞれの取り分は3万円だが、その額の10パーセントにあたる3000円がスカウト会社に入る仕組みだという。

　そのため、1日の手取り3万円の風俗嬢が20日出勤すると、6万円がスカウト会社に入り、その7割の4万2000円がスカウトマンの懐に。そんな女性を5人抱えていれば、スカウトマンは毎月21万円を受け取れる計算となる。このように、女性を1人でも多くAV業界や風俗に送り込めば、彼女たちが働き続ける限り、スカウトマンは何もしていなくても永久にお金が入るのだ。とはいえ、スカウトマンの中には彼女たちの愚痴に付き合ったり、メンタルケアに勤しんだりと、その業界をすぐ辞めないように気を遣う人もいるとか。

　こうして、数々の女性をキャバクラや風俗、AV業界に送り込んだきむなおさん。河本が「（スカウトした）AV女優で人気になった子がいるという話ですが、どなたですか？」と尋ねると、「（AV女優やグラビアアイドルなどで構成されたアイドルグループ）恵比寿マスカッツに出てた方ですね」と、答えた。同グループ現役メンバーの白石は驚きつつも、「私、第2世代なんで、たぶん初代さんだと思います」と、予想。その後、オンエアー上は規制音を入れることを条件に、きむなおさんが“人気AV女優”の名を発すると、白石は「え～！？」と目を見開き、「結構有名な方ですね」（河本）との言葉には、「いやもう大先輩です。素晴らしい女優さんでした」（白石）と、コメントした。

　河本から「どういう風にして声をかけたんですか？」と問われたきむなおさんは「スカウトした女の子の紹介だったんです」と明かし、「“種まき”みたいなのもしますよね。『女の子がいたら誰か紹介してよ』みたいな」と、同様のパターンもあると補足。そんな地道な種まきが功を奏し、ある時「仕事を紹介してほしい」というグラドルから連絡が来たとのこと。「グラビアとか、どこかの事務所に入ってる子は、結構“パパ”とかを好む傾向がある」といい、「“交際クラブ”ってモノがある。愛人とか（と出会う）交際クラブっていうのがあるんです」と、続けた。

　MC陣は「僕ら、ホントまったく分からない」（河本）、「何、交際クラブって？」（名倉）とピンと来ないようだが、交際クラブとは、芸能の仕事だけでは食べていけない“極貧グラドル”に大人気だったという“裏バイト”。きむなおさんは「有名企業の社長とかが結構登録をしていて、グラビアとか（やっていて）表に出られない……たとえば事務所とかでも『キャバクラで働いちゃダメですよ』って契約書交わしてると思うんですよ。なので、“脱がない・舐めない・触らない・バレない”みたいな、そういった（条件が揃った）交際クラブって結構人気で、“パパ”と直接やり取りして、1回会ったら、ご飯を食べて10万円貰えたり、5万円貰えたりしてるんで」と、知られざる実態を暴露した。名倉は「社長ね～」とつぶやき、河本も「初めて聞きましたよ」と、未知の世界の話に衝撃を受けた様子。「登録する？」（名倉）と聞かれた時、河本は「“次長”やから無理ですよ。社長じゃないと」と、コンビ名になぞらえて固辞していた。

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