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【ヨソで言わんとい亭】大物芸能人の薬物スクープがなかったことに!? 裏社会ジャーナリストが明かす「芸能界ドラッグ汚染」と“シャブソムリエ”の実態



 2月11日放送の『ヨソで言わんとい亭~ココだけの話が聞ける(秘)料亭~』(テレビ東京系)に裏社会ジャーナリスト・石原行雄氏が出演し、自らが取材してきたドラッグにまつわる禁断のエピソードを大暴露した。

 石原氏はまず、売人グループ内で仕入れ時に毒味役をする担当者が「ソムリエ」と呼ばれていることを説明。その上で「キチンと検品してから仕入れるっていうのは、シャブ業界では常識」「舐めるケースもありますし、炙ったりサンプルみたいなのを貰って静脈注射(するケースもある)」と話した。

 そもそも、“シャブソムリエ”はなぜ仕入れの際に覚せい剤を味見するのか――? 石原氏によれば「ドラッグっていうのは、基本的にその混ぜ物してかさ増しして利鞘を上げるっていうのは常識中の常識」「特に覚せい剤はそういう事を非常にやり易いドラッグ」だといい、多いのは「食塩」「ホウ酸」「安息香酸ナトリウムカフェイン」が混ぜられたものなんだとか。「製造業者が卸に対して売る時にも混ぜますし、卸が売人に対して売る時にも混ぜますし……」といったように、あらゆる段階でかさ増しされることから、売人は利益を出すために仕入れの段階で検品するのが必須条件になるそうだ。

 また、石原氏は若い女性で大金を稼ぐ売人グループの実態にも言及。そのグループは女性からアプローチがあると会いに行き、年齢や容姿を確認して「コイツ金になるな」と感じると、上質な違法ドラッグをかなり安い金額で売って薬物中毒にしてしまうそう。そうして女性の金が底を尽きた頃に風俗で働かせるなどし、「ぶっ壊れるまで」金を巻き上げるという。

 そんな売人グループに、ある日若い女性から電話が掛かってきたとのこと。売人が取り引き現場に手下を派遣して離れた場所から見ていると、やって来たのはカッチリしたパンツスーツ姿で真面目そうな印象の20代半ばの女性。この女性は月に1~2回のペースでまとまった金額を支払い、ドラッグを購入。売人グループは女性が「麻薬取締官」ではないかと疑って身辺調査を行ったところ、某大手芸能プロダクションで働いていることが判明。さらには大物芸能人の現場マネージャーを務めていることまで明らかになったという。

 石原氏の話に、番組MCのネプチューン・名倉潤が「でも(覚せい剤買うのに)事務所の人が動くんですね」と言うと、レギュラー出演者の次長課長・河本準一は「怖い……」とポツリ。石原氏が、その女性は「ずっと定期的に2年ぐらいは(ドラッグを買っていた)」と話したところで、名倉は「でもその人が売ってる可能性もありますよね。仲間に」と指摘。しかし、これについて石原氏は「その後もずっといろいろ調べて、売人グループが仲良くなって。まぁ結局、大物芸能人(放送では規制音入り)がやってた」と激白。名倉は「やってたんだ。“やってた”で終わってるけど、いやいや捕まってない!」と、思わず動揺してしまった。

 芸能界を揺るがす大スクープかと思いきや、事態は予想だにしない顛末を迎えることに……。売人グループから証拠写真や電話の音声を入手した石原氏は、知り合いの週刊誌編集者にネタを提供。当初は編集者も「これはもう巻頭のカラーグラビア」「特集記事にしよう」などと乗り気だったそうが、「じゃあ、ちょっとこれ預かって、すぐ連絡しますから」と言われた後、2週間ほど連絡が途絶えたとか。そのうち別件で顔を合わせる機会があり、石原氏が「そういえば、アレどうなりましたか?」と尋ねたところ、あんなに盛り上がっていたはずの編集者が「え、なんの話?」とまさかの反応。真相は藪の中だが、石原氏が出版社に持ち込んだ大物芸能人の薬物スクープはなかったことにされたという。衝撃エピソードの連発に、名倉は「芸能界長くおっても分からん事だらけやね」と驚きを隠せない様子だった。