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芥川賞作家・羽田圭介が禁断の“テレビ出演料”を告白! 次長課長・河本が「ギャラ泥棒」と指摘したワケ



 ネプチューン・名倉潤、次長課長・河本準一、歌手・華原朋美がMCを務めるトーク番組『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京、5月25日放送)に、芥川賞作家・羽田圭介がゲスト出演。自身の金銭事情から私生活まで赤裸々トークを展開した。

 この日のテーマは「業界のギャラ大暴露SP」で、羽田のほかには「てじな~にゃ」でブレイクしたマジシャン・山上兄弟や、『R-1ぐらんぷり2008』で準優勝して脚光を浴びた芸人・芋洗坂係長、1995年のシングル「TOMORROW」がミリオンヒットを記録した歌手・岡本真夜が登場。また、元プロボクサーの具志堅用高、モデル・ほのかが“見届けゲスト”としてトークに立ち会った。

 2015年、羽田は小説『スクラップ・アンド・ビルド』(文藝春秋)で第153回芥川賞を受賞。この時、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の著書『火花』(同)と同時受賞だったため、当初は又吉の陰に隠れてしまっていたが、羽田の“濃すぎる”キャラクターが話題を呼び、次第にバラエティ番組への出演が増えていった。ギャラ事情を聞き出す前に、まずは河本が「芥川賞の選考基準」について質問。羽田は、同賞の選考が半年に1回行われていると切り出し、「まだ芥川賞を取ったことのない人の作品の中で、原稿用紙200枚以内くらいの作品……で、何々かつ、何々……って条件が重なると、結構狭い中で、半年に1回、その狭い中で出てくるので……。そんなに“やり遂げた”って感じはないですね」とアッサリ。これにはMC陣が、「それ言うと怒られますから」(河本)、「(芥川賞は簡単には)取れないですから!」(名倉)とフォローに回った。

 そんな調子の羽田だけに、「印税」について聞かれても、「印税は一番喋っていいんですよ。っていうのも、誰でも計算できるんですよ。たとえば、『スクラップ・アンド・ビルド』っていう芥川賞受賞作は23万部刷られて、本の印税って10%なんで、『本の定価×10%×発行部数』(で印税が割り出せる)」と淡々と説明。羽田は同作が「1300円」だったと話し、「じゃあ、10%だと130円×23万部……」(名倉)と数字を当てはめれば、「……とかで、(印税は)2千数百万円とか。別に大したことじゃないです」(羽田)と、サラリ。河本が「『大したことじゃない』ことないですよ」とツッコミを入れつつ、「賞金も出るんですか?」と質問を重ねたところ、「100万円出ます」(羽田)と、回答。しかし、「それ全部使っちゃったんですか?」(河本)の問いには「いや、特に何も使ってないですね」(羽田)と、明かした。

 約2200万円の印税&賞金100万円は「まだ1円も使っていない」という羽田は、芥川賞受賞前と受賞後の生活も「全然変わってない」といい、食事も外食はせずに自炊をしているとか。すると、名倉も「(テレビ局の)弁当持って帰ってますもんね?」「弁当2~3個持って帰んねん。収録の度に」と、自身が目撃した羽田の行動を暴露。羽田もこれを認めた上で、「(外食は)面倒くさいですよね」とつぶやいたが、具志堅は「何で? 美味しいもの食べられるでしょう?」と理解できない様子だった。これに対し、名倉は「芥川賞とか取る人ってね、やっぱ違うんですよ、(ほかの)人の感性と」と推察。改めて、羽田が「“食事のために外食するって面倒くさい”って思っちゃうんで、今日も……今日も朝から自家製ハンバーグ食べてきました」と話すと、河本は「それが面倒くさいでしょ!」と指摘した。

 名倉も「面倒くさいから外食するのに、面倒くさいから自家製ハンバーグって意味が分からへん」と困惑していたが、羽田は「毎回作ったら面倒くさいですけど、肉屋で安いオージー・ビーフ100g125円を4kg買ってくるんですよ」「で、自分でミンサーで……」と、なんと挽き肉にする作業からやっているとのこと。さらに、一度に大量のハンバーグのタネを作り置きし、冷凍庫と冷蔵庫に半分ずつ入れていると語る羽田に、番組アシスタントのタレント・神部美咲が「“毎日ハンバーグ食べて飽きないのかな”ってちょっと思うんですけど……」と尋ねた。当の羽田は「いや、ハンバーグだけじゃないんですよ。えっと……しらす卵かけご飯とか」と自炊のバリエーションを挙げたが、名倉からは「もうええわ!」と制止されてしまった。

 このように、食事には極力お金を使わない羽田だが、具志堅から「移動とかはハイヤーでしょ?」と聞かれた際も、「いや、今日も行きは電車と路線バスで来て……」と、タクシーすら使わずに来たと発言。その上で、「“ほかのテレビ局”とかは帰り“タク券”(タクシーチケット)出してもらいますけど……テレ東は……」(羽田)と続けたため、名倉が「出ます。テレ東をバカにしないでください」と、テレ東を擁護。しかし、羽田は「いや、この前出なかったんですよ!」と、同局のほかの番組でタク券を貰えなかったと愚痴を漏らし、この日の収録後には「自分で行くには面倒くさい場所にある」というカーディーラーに行く予定だとして、タクシーの必要性を主張。そんな羽田に、華原は「っていうか、ただのケチな人みたい。ホント……社長さんとかでもさ、ケチな人多いじゃないですか。でも、それはちゃんと筋が通ってるけど、(羽田は)なんかちょっと“汚いケチ”に見えてきた」と、言い放った。

 また、華原は「お付き合いされてる方とかはいないんですか?」と、羽田の女性関係にも踏み込んだ。羽田が「いないですね、今」と、ここ2~3年はフリーの状態であると答えると、河本は「彼女を作るのも面倒くさいのか?」と尋ねた。先ほど、外食については「面倒くさい」を連発していた羽田だが、この疑問には「いや、性欲とかはあるんですけど……」と、真顔で告白。華原が爆笑する横で、名倉が「ほのかちゃんとか、(羽田から)『付き合って』って言われたら、付き合う?」と話を振ったところ、ほのかは「付き合わない」「なんか変態の度を行き過ぎてそうな感じがして……」とキッパリ。羽田は「“変態の度”って何……」と苦笑いを浮かべ、河本も「初対面で何ちゅうこと言うねん!」と注意した。

 一方、羽田は芸能事務所に所属せずにフリーで活動しており、出演交渉やギャラ交渉はすべて自分で行っているが、今年3月からは同局の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』にレギュラー出演している。同番組は以前、俳優・太川陽介と漫画家・蛭子能収のコンビが担当していたが、新シリーズには羽田と俳優・田中要次が抜擢された。羽田にとって、ロケ番組はこれが初レギュラーとなるものの、本人は「いや~、面倒くさいですね」と本音をポロリ。その理由については「『路線バスの旅』、3泊4日なんですけど……。なので、ギャラが3泊4日分なんですね。(ところが)スタート地点が東京から遠い場所だったりすると、『前乗り(前泊)してください』って言われて」(羽田)と、ロケの前日から動かなければならないケースもあるんだとか。2ページ目へ