You are here:  / お笑い / バラエティ / 女性タレント / 男性タレント / 【ヨソで言わんとい亭】IKKO、パニック障害による過酷な闘病生活を激白! 発作が出ない瞬間は「男に抱かれてる時……」

【ヨソで言わんとい亭】IKKO、パニック障害による過酷な闘病生活を激白! 発作が出ない瞬間は「男に抱かれてる時……」



 6月9日放送の『ヨソで言わんとい亭~ココだけの話が聞ける(秘)料亭~』(テレビ東京)に、美容家でオネエタレントのIKKOが出演し、パニック障害に悩まされた辛い日々を語った。

 同番組はMCのネプチューン・名倉潤や次長課長・河本準一が著名人をゲストに迎え、“ココだけの話”を聞き出すトークバラエティ。この日のテーマは「大病を患った“病気芸能人”」で、IKKOのほかには2011年に肺結核で入院したハーフタレント・JOYや、38歳で子宮頸がんを患った女優・洞口依子が出演した。

 本業である美容家の傍ら、「どんだけ~」のフレーズで一世を風靡したIKKO。持ち前の明るいキャラクターを活かしてテレビ番組などで活躍しているが、過去には“現代病”とも呼ばれるパニック障害にかかっていたという。IKKOは「今で言うとパニック障害っていうくくりになりますけど、(症状が出ていた)当時はパニック障害という言葉はなくて、私が入院した時は過換気障害(過換気症候群・パニック障害の症状の1つ)っていうので倒れてしまった」と説明。パニック障害とは、突然の激しい動悸や息苦しさとともに「このまま死ぬのでは?」などと感じてしまう病のこと。お笑いコンビ・中川家の中川剛や、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂も、パニック障害にかかった過去を公表している。

 IKKOは、30代後半の頃に現れた症状について「喉がグイーッと締め付けられるというか、炎症が起きて呼吸できないような感覚にとらわれていく」「それが1年に何回かあった」と振り返ったが、病院の近くまで行くと安心し、症状がだんだん治まっていたそう。しかしある日、朝から「何か顔色悪いよね」と言われ、仕事の合間を利用して病院へ。その道中、車が渋滞に巻き込まれてしまい、IKKOは苦しさで嘔吐するほど容態が悪化。病院に着いた頃には、血圧が200を超えていたんだとか。心拍数も異常に高かったため、入院の措置がとられることになったが、病院の先生を見て「この人大丈夫かな」と安心した瞬間に、血圧も脈拍も正常に戻っていったという。

 体調が安定して1週間で退院となったが、「退院したその夜から私、1人になった時に(発作を)誘発してしまうんですね、怖くなって」と、「また倒れるんじゃないか」といった不安から、退院後も1年近く毎晩救急病院に通う日々が続いていたことを告白。その一方で、朝になると「私、大丈夫」と、落ち着きを取り戻していたそうだ。

 このような症状が頻繁に出るようになった原因について、IKKOは「職場環境の変化」を挙げた。30歳でヘアメイクとして独立し、最多で15人の弟子を抱え、1日で複数の現場を掛け持ちする人気ヘアメイクとして活躍。しかし、「女優さん達から『すごい完璧』って言われてた現場が、弟子をある程度2~3年使って『使えるな』と思った時に、今度は1人ずつ(外へ)出していかないといけない」「(すると)今度は私に新人がついて、育てては新人、育てては新人っていう。このジレンマで私、『今まで“完璧だった”って言われてた現場がどうしちゃったんだろう?』って」と、自分が築き上げた連携プレーの“リズム”が取れなくなったストレスにより、パニック障害を発症したと語った。

 その後も症状は悪化してしまい、電話が掛かってくると「私が経営者として解決しなきゃいけない」「何かがスタッフの中で起きたのかな」などと考えてしまったとのこと。さらに、人の声が聞こえると「飛び降りたくなってしまう」ほどだったと明かし、出演者がザワつく場面も。2ページ目へ