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「100%僕が悪い」……元プロ野球選手・デーブ大久保氏、菊池雄星への“暴行事件”と自殺未遂の真相を語る



 2月9日放送のトークバラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)に、元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏がゲスト出演。過去に起こした騒動の真相を告白するとともに、現在の意外な職業などを語り尽くした。

 1984年、ドラフト1位指名を受けて西武ライオンズに入団した大久保氏は、同じく元プロ野球選手の石毛宏典氏や秋山幸二氏、工藤公康氏、昨年覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博氏らとともに、球団史上初の5連覇を成し遂げた“黄金期メンバー”の一員。92年に読売巨人軍(ジャイアンツ)にトレード移籍した後は、そのぽっちゃり体型から“デーブ大久保”の愛称で親しまれた。

 番組では、まず始めに番組MCの次長課長・河本準一が現役時代の金銭事情に興味を示すと、大久保氏は「“こんな世界があんのか”と思って。スゴかったです!」と言い、当時のチームメイトの工藤氏、清原氏、さらに笘篠誠治氏と渡辺久信氏、そして自身を含む5人が「西武ライオンズ 飲み歩き5兄弟」と呼ばれていたと説明。最低5軒はハシゴし、「工藤さんとか渡辺さんとかが(ポケットに)50万円ずつ入れて。(札束を)折ってね」と、多額の現金で豪遊していたという逸話を語った。また、大久保氏らは門限を破って飲み歩いていたため、かなりの“罰金”を支払っていたようだが、そのお金はシーズンオフの納会で行われるビンゴゲームの商品代に使用されていたとか。

 大久保氏が在籍した当時の西武の賞金システムは、活躍した選手の賞金総額が20万円、チームが10勝するとベンチに入っていた選手全員に現金2万円が支給されるといったものだったそう。これに対し、ジャイアンツ時代の賞金総額は1試合につき250万円、さらにピッチャーが完封すると、キャッチャーの大久保氏も5万円の「完封賞」をゲットできたほか、テレビ局からの賞金は小切手と、金の延べ棒で支給されていたという。

 このように華やかな世界で生きていた大久保氏も、95年に現役を引退。2008年から西武のバッティングコーチを務めていたが、「その年のシーズン途中に警察から取り調べがあって、『取り調べは逮捕じゃないし、ちょっと事情聞きたいんだ』という話があって」と語るように、警察の事情聴取を受けたそう。これは後に、知人女性が大久保氏から暴行を受けたとして被害届を提出した“傷害事件”として発覚するが、大久保氏もこの時すぐに球団に対し、「僕、解雇した方がいい」「もう絶対(今年)優勝しますよ」「絶対(表に)出るから、こんな話は」と伝えていたとのこと。ところが、球団は「いいから、シーズンを頑張りましょう」「我々も全面的に守りますよ」と解雇せず、そのまま西武は優勝したのだった。

 大久保氏は「優勝して日本一になった。(今度)アジアシリーズがあったんですよ。その優勝した次の日に、新聞が出て、タイトルが『大久保氏 書類送検』みたいになってて」と、事件が世間に広まった時のことを振り返った。「で、その年、渡辺(久信)監督が……。球団も暖かい球団なんですよ、生え抜きとか外様関係なく、ライオンズって。通常、(不祥事があったら)解雇じゃないですか。(にも関わらず)渡辺監督も『デーブ解雇にするなら、クビにするなら、僕も辞める』って言い出してくれちゃって」といった経緯で、大久保氏は09年も解雇にはならず“編成部”に配置されることになったという。2ページ目へ