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【ヨソで言わんとい亭】フリータレント・杉村太蔵、議員時代と現在の収入は「倍どころの差じゃない」!? 問題発言&ハニートラップの裏話も



 3月31日放送の『ヨソで言わんとい亭~ココだけの話が聞ける(秘)料亭~』(テレビ東京)に、自由奔放な発言で世間から批判された元衆議院議員・杉村太蔵が出演。議員の知られざる金銭事情や、フリータレント転身後の“儲け術”を暴露した。

 2005年、杉村は当時最年少の26歳で衆議院議員に当選。しかし、当選直後に「年収2500万円」「料亭に行くのが夢」など問題発言を連発し、大きな注目を集めた。その影響か、2010年の選挙では落選したが、現在は事務所に所属しない「フリータレント」としてバラエティ番組を中心に活躍している。

 番組ではまず、杉村が「なぜ26歳という若さで議員になったのか」について振り返った。杉村は、当時証券会社の株式調査部に勤務していたことから話し始め、「2005年の8月に小泉(純一郎)総理が郵政民営化を国民に問うと、『賛成』か『反対』かと。で、郵政解散がありましたと」「その時に上司に呼ばれましてね、『郵政民営化が成功すれば株価が跳ね上がるぞ』と。ひいては『お前は選挙の動向を調べなさい』と(指示された)」と、選挙に関わることになったきっかけを語った。

 続けて「新聞や雑誌や評論家のコメントを拾ってレポートを作ってたら、たまたま自民党のホームページにぶち当たった」と話し、そこには「候補者を公募してます」「一次試験としては論文試験です」「郵政民営化と構造改革に対するあなたの考え方を1600文字送ってください」などと書かれていたそう。杉村としては「小泉さんへのファンレター」程度の気持ちで、上司やお客、一部大臣が言っているようなことをまとめ、最後に「私もそう思う」と書いて送ったとか。すると、2日後に党本部から電話があり、論文を絶賛された上で「今すぐ党本部に来られますか」と打診されたとのこと。これに、杉村は「5分でまいります」と答えて実行。1000人以上の応募者の中でたった1人、5分で来た杉村に、党本部は「この行動力、若さはやっぱり光るものがある」と感心し、その後5回の面接と3回の論文試験を経て公認候補に選ばれたという。

 ここで、番組MCのネプチューン・名倉潤が「5回も面接あったんや?」「(杉村の性格を)見抜けへんかったんやね」と指摘。スタジオに笑いが起こり、レギュラーの次長課長・河本準一も「5回見落としたということですね」とコメント。名倉から「誰が面接したの?」と問われた杉村は、武部勤(当時の自民党幹事長)や、そのほか議員のお偉方に面接してもらったと答えた。

 こうして自民党公認候補になった杉村だったが、上司に「この度、選挙に出馬することになりました」と報告したところ「俺はお前に選挙に出馬しろと言ったんじゃない。選挙の動向を調べろと言った」と呆れられたそう。また、会社としては杉村が政治活動をすることに難色を示したが、杉村は「間違いなく落選するから、この選挙期間中10日間は有休ください」とお願いして選挙活動を行ったという。杉村はそれほど周囲からも「絶対に落ちる」と予想されており、活動期間は小選挙区の候補の応援に費やされていたとか。「体のいい運動員」のように扱われ、「あそこ掃除しろ」「看板出せ」など雑用を命じられていたと、当時を振り返った。

 しかし蓋を開けてみれば、杉村がまさかの当選。杉村は「選挙期間中は皆『太蔵! 太蔵!』ってこき使ってましたけどね。いざNHKの選挙速報で『杉村太蔵当確です』と出た瞬間、これまでこき使ってた大人たちが、全員例外なく『先生!』って言うんですよ」「5分前まで『太蔵!』って言ってたのが、いきなり『先生!』ですから」と、手のひら返しの瞬間を明かした。さらに、杉村はそれまで軽自動車をレンタルして自分で運転し、この日も万歳三唱などを終えて帰ろうとした頃、「先生、もうお車の運転はおやめください。危ないですから」と制止されたとも。党の職員は黒のクラウンを手配しており、杉村はこの時に生まれて初めてハイヤーの後部座席に乗ったとのこと。その場で運転手と秘書が2名ついたそうで、「それでもう宿舎に帰るあの道のりは、もういま話しててもあの時の興奮がね(よみがえる)」「『俺の人生変わる!』『ウォォー!』っていう鳥肌もの」と、ハイテンションで語った。

 名倉が「大逆転だもんね」と感心すると、杉村は「いろいろね、国民の皆さんのひんしゅくを買いましたけどね。『やってみろ!』と言いたくなるわけ。あの変わった瞬間を経験したらね、ついついポロッと『料亭に行ってみたい』と言う気持ちもね、出ちゃう」と、本音を漏らした。しかし、そんな浮かれ気分だったせいで、当選直後に「料亭に行ってみたい!」「国会議員の年収は2500万円」など、興奮そのままをカメラの前で喋ってしまったそう。その結果、杉村は多くの国民からバッシングを浴びたが、武部幹事長からも厳しいお叱りを受けたという。