【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP、「逆上がりができない男の子」の猛特訓をお手伝い！　高木雄也は「爪をお母さんに切ってもらってた」!?

2017年2月24日

　後日、撮影された公園での練習風景では、隣にいる逆上がりが上手な女の子には目もくれず、お母さんの言葉も無視する始末。黒子企画は、お守りに仕込んだスピーカーから、妖精役のJUMPメンバーが声だけで指導するため、アドバイスを聞いてくれないと上達は厳しいが……。今回、そんな大役を任されたのが、妖精役初挑戦となる知念。有岡＆八乙女は、ケイトくんが妖精のアドバイスを聞いてくれない時のための「スクランブル要員」として、待機するとのこと。2人は、ケイトくんに“人の話を聞く大切さを伝える作戦”を考えることになり、さっそくお母さんに情報収集。有岡が「ケイトくん、普段はどういった（子ども）？」と質問すると、お母さんは「歌を歌うことが好きです。でも、幼稚園とかで歌うような可愛い歌ではなく、大人が聴くような。（好きな歌手は）氣志團さんとか……」と、明かした。

　意外な好みに、有岡は「6歳で！？」と驚き、八乙女が「アツい系好きなのかもね。アツい子なんですかね？」と尋ねると、お母さんは「燃えて空回りするタイプ」と、回答。有岡は「ちょっとまぁ、うちの“ケイト”とちょっと似てる」と、メンバーの岡本圭人を引き合いに出し、VTRを視聴する岡本本人は苦笑いを浮かべていた。お母さんの情報をもとに、3人は番組が用意したエキストラや小道具を使って準備を開始。有岡＆八乙女は、11歳にして“大車輪”までこなす鉄棒の天才少年・須賀コウタくんに目をつけ、「クレイジーケンバンド作戦」を考案した。

　2人のプランは、大人の男性が逆上がりができない少年に「ほら、腕を伸ばすんじゃなくて、腕を曲げるんだよ！」と注意するところからスタート。少年が「うっせ～」と言い返した時、男性が「なんでアドバイスを聞かないんだ……。俺の、俺の、俺の話を聞け！　2分だけでもいい！」と、クレイジーケンバンドのシングル「タイガー＆ドラゴン」（2002年発売）のワンフレーズを突如歌い出すという流れ。「分かったよ」と納得した途端、少年は逆上がりだけでなく大車輪まで成功する奇跡的な展開だ。

　その頃、ケイトくんはお母さんに連れられて神社に寄り、スピーカー入りのお守りを購入。その声の主となる知念は、スタッフから「名前的なものは、なんか決めてるんですか？」と問われると、「はい、決めました。逆野あがるです」と、発表した。そして午後1時30分、何も知らないケイトくんがお母さんとともに公園に到着。お母さんに「トイレに行く」と席を外してもらったタイミングで、知念は「ケイトく～ん」と、スピーカー越しに話しかけた。

　すると、ケイトくんは笑いながら「なに？」と返答し、お守りを抱えて「なに！？　キャーーー！」と大興奮。知念はゆったりとした口調で「僕はね、妖精の国からやってきた“逆野あがる”っていうんだ」と自己紹介した上で、「“スパイダーマン”好きなんでしょう？」と聞いたが、ケイトくんは「なんで知ってんの？」と、驚きの声を上げた。その後も、知念の「スパイダーマンってどんな感じ？　やってみて。どういう人なの？　見てみたい」との振りを皮切りに、「え？　見える？　袋かぶってるのに？」（ケイトくん）、「全部見えてんだよ」（知念）、「え！？」（ケイトくん）といった会話で距離が縮まり、どうにか妖精のことは信じてくれたよう。

　ここで知念が「僕ね、逆上がりのね、教えるのね、得意なんだよ。できるようになりたい？」と確認すると、ケイトくんは「なりたい！」「教えてほしい！」と、前向きな姿勢を見せた。寒空かつ強風の中、ケイトくんはコートを脱いでやる気満々。この姿に有岡は「スゴイね、元気な子だな～」と言い、知念も「なんか、安心した」と、胸をなでおろした。小関先生いわく、ケイトくんの問題点は足を高く上げられていないこと。さっそく、知念は「手に力を入れて、肘を曲げて。足で蹴って、蹴った時に一気にお腹を（鉄棒に）近づけるんだよ。足をもっと蹴らないと。勢いよくね！」とアドバイスを始めたが、ケイトくんは鉄棒にぶら下がるなど、全く違う体勢に。JUMPは「やっぱ、ちょっと話聞いてくれないね」（八乙女）、「興奮しだすと、やっぱり……」（有岡）と不安を漏らした。

　この状況を打破するべく、有岡＆八乙女が出動。お弁当休憩に入り、目の前で「クレイジーケンバンド作戦」が展開されると、ケイトくんは足をバタバタさせて大喜び。見事な逆上がりを披露する天才少年を見たケイトくんは、お母さんに「人の話を聞けばできる？」と尋ね、改めて練習への意欲を見せた。有岡が「完璧でしょ？　見てた？」と言いながらロケバスに戻ってくると、小関先生が「正直、こんなこと言うのアレですけど……。あんなに作戦ハマってるとこ、初めて見ました」と本音を吐露し、有岡らが大爆笑する一幕も。

　練習を再開し、知念の「お腹はどこに近づける？」との質問に、ケイトくんは元気よく「鉄棒！」と、回答。「そう！　足は？」（知念）、「素早く！」（ケイトくん）、「手は？」（知念）、「曲げる！」（ケイトくん）などとコミュニケーションもバッチリで、有岡は「（アドバイス）聞いた！」と、安堵の表情を浮かべた。すると、ケイトくんの足は以前よりも高く上がるようになり、知念は「惜しい、惜しい。いいよ！」と、エール。すっかりアドバイスに耳を傾けてくれるようになったケイトくんは、その後も果敢に練習に挑み続けた。

　休憩を挟みつつも、練習開始から1時間半が経過。知念が「行くぞ！　じゃあ、しっかり足を上げて、お腹近づけて回るんだよ。手も忘れないでね」と言い聞かせた時、ケイトくんの膝の位置は格段にアップしていた。有岡は「スゴい、スゴい、スゴい！　これでしょ！　これですよね？」と驚き、小関先生も「自分なりのコツがどんどんどんどん掴めてきて、今もうメチャクチャ楽しいでしょうね」と、コメント。テンションの上がったケイトくんは“歓喜の舞”を披露するほど、逆上がりの練習を楽しんでいる様子だった。

　ようやく足を高く上げる感覚が身につき、練習もラストスパート。ここで、ケイトくんが「寝る時、一緒に寝る？」と問いかけたが、知念は「夜にはもう、喋れないから……」と、ポツリ。ケイトくんは「明日になっても喋れないの？」と困惑気味に返し、「次のところにいかないといけないから」（知念）との答えにも、「明日には違うところに行っちゃってる？」と、寂しそうな顔に。小関先生は「だいぶ休憩長くとって、体を温めさせてあげるとか」と助言し、有岡も「寒そうですもんね」と、同調した。

　これを受け、知念が「ちょっと休憩しよう」と切り出すも、ケイトくんは「時間がもう……」「疲れてない」と、拒絶。先ほどのやり取りで、妖精が喋れなくなる前に“逆上がりを成功させたい”という決意が芽生えたのか、ケイトくんは強風が吹き荒れる中でも必死に耐え忍んでいた。そんなケイトくんの様子を観察していた有岡が「風が強く吹くと、お守りを守ってくれるんだよね」と気付き、知念は「すごい優しい」と、ニッコリ。

　頑張るケイトくんに対し、知念も「よ～し！　手を曲げるのも、足を上げるのも、お腹を近づけるのも、全部素早く一瞬で！」と、熱心に指導。そして、「絶対できるから！」（知念）と背中を押したところで、ついにケイトくんは見事な逆上がりを見せ、「ママー！逆上がりー！　逆上がりできたよ！」と、大きな声で報告した。練習開始から2時間半での成功に、JUMPメンバーもガッツポーツで大喜び。さらに、引き続き知念が「全部素早く、足を上げるのも素早く！」と声をかけると、2連続で逆上がりを披露したケイトくん。すっかり逆上がりのコツを掴んだようだった。

　目的を果たせたことで、いよいよケイトくんとお別れの時間。知念が「ケイトくん、今日練習して、上手く逆上がりできるようになったから、これからもちゃんと練習してね。約束してくれる？」と尋ねると、ケイトくんは「うん。……もうちょっとでお別れの時間になっちゃう？」と、確認した。これに、知念は「逆上がり全くできない子いるから、その子のところに行くね。じゃあ、これからも頑張ってね。妖精の国に帰るね。ケイト、ちゃんと笑ってよ！笑顔でね！バイバイ！」と優しい口調で理解を求め、ケイトくんも「バイバイ……」と言い、お母さんのそばで涙。泣きながら妖精・あがるに「ありがとう。ありがとう……」とお礼を述べるケイトくんに、お母さんは「楽しかったから、お別れが寂しいんだよ。楽しく練習ができてよかったね」と励まし、ケイトくんはお守りを大事そうに抱えて帰宅。後日、お母さんから送られたVTRには「あがるのおうち」を作るケイトくんの姿が映っていた。

　純粋なケイトくんの様子を見たメンバーは目に涙を浮かべており、スタジオトークでは「いやぁー、もう。可愛い！」（知念）、「これ、ヤバイね」（高木）と、しみじみ。中島裕翔が「距離の縮まり方、もう尋常じゃなかったね。素晴らしいVTRだったよ！」と絶賛すると、山田涼介は「プロデューサー目線じゃん！」と、ツッコミ。この発言に乗っかった中島は「知念くんね、もう1回、妖精やる？」と提案し、一同の笑いを誘っていた。

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