漢 a.k.a. GAMIが音楽業界にはびこる薬物事情、ラッパーの収入源に言及

2019年7月12日

　続いて着目したのは、ラッパーの金銭事情。「ラップをする自体っていうのは儲かるもんなんですか？」（河本）と尋ねると、漢は「1割、2割ですかね。儲かってるのは。華やかに見えたり、ゴージャスに着飾るヤツ多いんですけど、その中で“果たしていくら実際に（お金を）掴んでいるか”っていうのは別問題ですね」と、返答。収入源に関して、MC陣が「やっぱライブ開くしかないワケじゃないですか？」（名倉）、「あとCD」（河本）と想像したところ、漢は「あとイベント。実際に自分で（イベントを）打って……」と、明かした。

　さらには「今、自分で会社もやってるので、ヒップホップレーベルを。いろんな大会の1位を集めて、お正月に毎年（イベントを）やって。それで300万円の賞金をつけて、“犯罪に手を染めるよりも、マイク1本で、1年でどうにか食える”っていう金額で設定してやってます」と述べ、犯罪の抑止力になると考えてイベントを企画しているとのこと。

　ラッパーの主な収入源は、イベントのギャラ、CD印税、スポンサーの3つだというが、河本は「ラップで、自分の気持ちも込めて作詞できるワケじゃないですか。今、K-POPとかJ-POPでアイドルの子とかって、間々にラップが入ってる歌って結構あるんですけど、そういう時に『（作詞）お願いします』みたいな依頼来たりはないんですか？」と、質問。漢が「何度かあります」と答えた通り、最近はラッパーが自分たちの楽曲以外にも、有名アイドルなどへ曲のラップ部分を作詞提供する仕事が激増。中には“アイドル本人の作詞”と見せたいがために、ラッパーの名前を出さない“ゴーストライター”のような仕事もあるらしく、その報酬は1曲につき10～15万円になるそうだ。

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