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高級車を狙う“リレーアタック”の手口を自動車評論家が解説! 「一番気をつけてほしいのは……」



 ネプチューン・名倉潤と次長課長・河本準一がMCを務めるトークバラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)。6月20日放送回では自動車評論家・国沢光宏氏が、車に関する最新犯罪“リレーアタック”の手口や、その対策方法を明かした。

 リレーアタックとは、車の“スマートキー”を悪用した窃盗方法。河本が「年間どれくらい(リレーアタック)の被害に遭ってるんですか?」と尋ねると、国沢氏は「車の盗難って、今、年間7000台くらいあるんですね。『そのうちの半分くらいはリレーアタックじゃないか』と言われている」と、返答。「(日本の自動車メーカー・トヨタの)レクサス、プリウス、ハイエースだなんだって、いわゆる“海外で人気があるような車”が狙われてるという認識でいいんですか?」(河本)との問いには、「“この国はレクサス売ってないのに”っていう国でも走ってたりするじゃないですか。そういうところは“怪しい”と思った方がいい」と、話した。

 国沢氏いわく、現在は「新車の7割がスマートキー」仕様に。昔は鍵を挿してロックを解錠したり、エンジンをかけていたが、「今はポケットに鍵を入れておくだけで、車のところに行ってドアを触ると自動的にドアが開いて。そのまま中に入ってボタンを押せば、エンジンがかかって運転ができますよね」と、スマートキーの便利な機能を説明。これは「鍵と車の間で電波をやり取りしてる」ことで成立するが、そのシステムを逆手に取った犯罪がリレーアタックだという。

 手口としては、スマートキーが発する微弱な電波を利用。たとえば在宅中に狙われる場合、玄関先に置いてある鍵の電波を“中継役”の人間が中継機を使ってキャッチし、車の横で待機する“窃盗役”の元へ、機械で増幅させた電波を飛ばす。すると、車は“スマートキーが近くにある”と誤認して解錠。そのままエンジンをかけ、盗まれてしまうそうだ。国沢氏によれば、高級車の所在地はリスト化されて闇組織の間で出回り、窃盗団がリレーアタックで盗み、海外に転売しているとか。これまでに大阪や茨城などで被害が確認されており、今後の被害拡大も懸念されているよう。

 また、今回の週替わりMCを担当したタレント・ほのかが、「安易に車の中に貴重品とか置いておけないですね」と発言した際、国沢氏は「もうね、その通りなんです。今ね、一番気をつけてほしいのは、リレーアタックの機械を使うと、鍵をロックしてないのと同じなんですよ」と、コメント。たとえば、アウトレットでブランド品を購入して車に積み、窃盗犯に「高いものを買った」と知られて後をつけられたとする。持ち主が荷物を置いて車を離れれば、中継役がついてきてスマートキーの電波を飛ばし、車の側で待機していた窃盗役がドアを開け、ブランド品を持ち去るのだ。[続きを読む]