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職務質問のスペシャリスト、薬物犯の特徴と歌舞伎町の衝撃事件を語る



 MCのネプチューン・名倉潤と次長課長・河本準一らが、ゲストから業界の裏話などを引き出すトークバラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)。1月17日放送回には元警視庁警視の高橋和義氏が出演し、東京・新宿の歌舞伎町で約1400人に職務質問したからこそ分かる薬物犯の特徴や、職務質問中に起こった“驚愕の事件”を激白した。

 高橋氏は、自身が持つ稀有な職務質問の技術が認められ、警察官にそのノウハウを伝える技能指導官に抜擢された人物。“伝説の職質警官”とも呼ばれ、2011年に著書『職務質問―新宿歌舞伎町に蠢く人々』(幻冬舎アウトロー文庫)を上梓している。そんな同氏は番組内でも「だいたい、3年間で380件くらい捕まえましたね」「薬物は(やっているか)だいたい分かります」と明かした通り、およそ3日に1件のハイペースで薬物犯を検挙した実績の持ち主だ。

 河本が「何をもって(薬物犯だと)分かるんですか?」と尋ねたところ、「車なんかでも、良い車に乗る。(トヨタの高級車)『セルシオ』や『クラウン』、良い車に乗る。だけどシャブ(覚せい剤)打ってるから、ぶつけちゃうじゃないですか、あちこち。でも『直す』という感覚はないんだね。『修理しよう』という感覚がない。だからバックミラーなんか壊れるでしょ? そうするとガムテープ貼っちゃう」(高橋氏)と、解説した。

 名倉が「それで分かるんだ」と驚くと、「分かりますね。あとは、煙草なんかの吸い方」と、車のほかに喫煙にも薬物犯ならではの習性があると発言。続けて、高橋氏は「だいたい、煙草吸う人ってのは、フィルターのところまで吸ってやめる」「違うんだ、彼ら(薬物犯)はね。『いつ警察官に職質される?』とか、『いつ声かけられるんだろう?』って、頭(考え)があるから、煙草なんか吸ってても落ち着かないんですね。だから、(吸い殻の)長短がスゴいんだよ。長かったり、短かったりする」と、指摘。河本は「なるほど。癖のあるような(吸い殻)。同じような長さじゃなくて」と、理解した。

 また、高橋氏が歌舞伎町で職務質問をしていた当時、薬物犯の多くは箱型の「有名銘柄煙草」を吸っていたそう。オンエアー上、銘柄は伏せられたが、「今でも(薬物犯が吸うのは)『有名銘柄煙草』が一番多いんじゃないですかね」と、推測。高橋氏によれば、この「有名銘柄煙草」の箱には「注射器とかパケ(覚せい剤)が入った」ため、隠しやすかったらしい。[続きを読む]