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芸能人の違法薬物検査、“痴漢冤罪”の調査依頼……科捜研に23年勤めた科学鑑定のエキスパートが裏側告白



 ネプチューン・名倉潤と次長課長・河本準一がMCを務めるトークバラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京、12月13日放送)に、民間の科学鑑定機関・法科学研究センターで所長を務める雨宮正欣氏が出演。違法薬物使用歴の検査や、痴漢冤罪を証明した実例を語った。

 警察の科学捜査研究所、通称“科捜研”に23年勤めた経歴を持つ雨宮氏。科捜研では主に事件性のあるものを扱うが、現在の雨宮氏は違法薬物、痴漢冤罪の調査から、親子のDNA型や遺言書の筆跡鑑定も行っているという。さっそく、河本が「雨宮さんのところに違法薬物の調査依頼が来ることって、そういうようなことってあるんですか?」と確認すれば、「だいたい、まず1番多いのは家族からのご相談ですね」と、明かした。

 雨宮氏によると、配偶者や子どもに対して「何か薬物やってるんじゃないか」と疑いを抱く家族が検査を願い出るパターンが多いとのこと。その際は「白い粉とか、葉っぱとかが持ち込まれる例がないことはないんですけども、“(薬物を)やってるか? やってないか?”を調べるので、毛髪であったり、それから尿ですね。こういうものを使って検査するというのが一般的」のようだ。

 ここで、河本が「こちらサイドの、『芸能関係者のことを調べてもらえませんか?』とか、そういうお話とかも依頼されたりするんですか?」と、質問。雨宮氏は「はい。実はありますね」と答え、タレントなど芸能事務所に所属する人物に関して「最近、言動がおかしい」「(原因を)内々で調べたい」と、相談を受けるケースに言及。“見届けゲスト”のTKO・木本武宏が「それはたとえば、マネージャーさんが『うちのタレントがちょっと心配だから』って言って髪の毛持ってくるとか?」と尋ねると、雨宮氏は「はい。実際そうです」と、頷いた。

 雨宮氏のもとにも、過去に「ある芸能人が違法薬物を使用していないか検査してほしい」と依頼が舞い込み、芸能人本人から預かった尿を調べたそうだが、「その時(の検査で薬物の陽性反応が)出なくて。実は後日、その方が出てしまった」とぶっちゃけた通り、後に薬物反応が出て逮捕された模様。続けて、雨宮氏は「尿なんてのは(反応が出るのは)2週間くらいですから、2週間(薬物の使用を)我慢してれば分からない」と、解説。体質によって異なるらしいが、本当は違法薬物を使用していても、検査で見過ごされてしまうことがあるという。[続きを読む]