【KinKi Kidsのブンブブーン】BREAKERZと日本酒を満喫！堂本光一、「オンエアーするのやめませんか」と懇願

2017年2月7日

　同店は、16年もの間ニューヨークを拠点に活躍してきた酒ソムリエ・赤星慶太さんと、料理人・熊谷道弘さんがタッグを組んで2015年7月にオープンし、およそ350種類のこだわりの日本酒が置いてあるという。今回、5人を案内した赤星さんは、もともと“日本酒を売るため”に渡米。当時はほとんど売れなかったものの、今ではニューヨークでも空前の日本酒ブームになっているんだとか。DAIGOが「じゃあ、赤星さんが広めたみたいな……」とつぶやくと、赤星さんは「ちょっとだけ」と、照れ笑いを浮かべた。

　赤星さんは「（日本酒を）『飲めない』って方に飲めるようにするのが、僕が一番得意な……自信を持ってできるんで」と話し、そのために編み出した“ペアリング”というスゴ技に言及。これは、料理1品に対して日本酒1銘柄を合わせていく手法だが、赤星さんによれば、日本酒には乳酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸などの酸が含まれているそう。この酸を嗅ぎ分けることで“最も合う料理を考案できる”といい、「それ最高！お酒の一番美味しい飲み方ってそれですよね」と、早くも期待を膨らませる光一に、赤星さんは「今日はそういう中で、僕のイチオシのペアリングを見てもらえたらと思いますので」と、宣言した。

　赤星さんが最初に出したお酒は、伴野酒造の「Michelle（ミッシェル）」。オシャレな名前に、光一はすかさず「日本酒の名前ちゃうやん！」とツッコんだが、その作り方も独特とのこと。「ビートルズの『Michelle』（1965年）という曲を聴かせながら作るっていう（方法）。（発酵中の）モロミの段階でこの音楽を聴かせながら作ると、ちょっと甘みが出たりとか。モロミの状態で聴かすと、お酒って変化していくんですよ」（赤星さん）との解説に、一同は熱心に聞き入っていた。これに合わせる料理は「苺と水牛のモッツァレラのサラダミント風味」で、光一は思わず「日本酒といえばさ、カニ味噌とかそっち系……」と口にしたが、赤星さんは「やっぱ、この辺はニューヨークでやってきたことを出してるんで」と、自信満々。赤星さんのオススメに従い、まずはMichelleを先に飲んでから、料理を味わうことになった。

　光一が「BREAKERZが10周年？おめでとうございます」と音頭をとって乾杯し、それぞれグラスに口をつけると、「えっ、何コレ！？」（光一）、「うまぁ～い（ハートマーク）」（剛）と、衝撃が走った模様。さらに、苺を食べた光一は「あ～、美味しい！そっか、苺との組み合わせ……」と、納得。しかし、赤星さんいわく、“ただ単に苺を合わせるだけ”ではこのペアリングは成立しないそうで、「ある酸を入れることによって合致するんですけど、何かお分かりになりますか？」と、一同に問いかけた。これに対し、SHINPEIが「バルサミコ（酢）とかですか？」と言い当て、赤星さんは苺の酸味とバルサミコ酢がMichelleとの完璧なペアリングだと説明した上で、「なかなかコレ、バルサミコって分かる方、少ない」と感心。すると、DAIGOが「SHINPEI、“食生活アドバイザー”って資格持ってるんです」と明かし、SHINPEIも「本職はギタリストなんですけど、食べるの大好きでして……」と、ハニカミ笑顔。光一は「本当に（SHINPEIの）見た目と（中身に）ギャップがある」と、ツボにハマったようだった。

　最高のペアリングを堪能したところで、赤星さんは5人に「パイナップルジュースと区別がつかない日本酒」の“利き酒”を提案。「そんなバカな」（光一）、「それはね、いくらなんでも分かりますよ」（DAIGO）と疑う面々に、赤星さんは埼玉県の南陽醸造が手がける純米大吟醸美山錦「花陽浴（はなあび）」（720ml／1,713円、以下すべて税別）を取り出した。光一は「嘘やん」と、まったく信じていないようで、ふざけて「SAKEパイナポー？」と、ピコ太郎の大ヒット曲「Pen-Pineapple-Apple-Pen」（PPAP）を連想する一幕も。赤星さんの“挑戦状”にはDAIGOが受けて立ち、目隠しをした状態で花陽浴とパイナップルジュースがそれぞれ入ったグラスを飲み比べることに。

　まずは光一が花陽浴のグラスを渡すも、「コレ、パイナップルっぽいですね」と、1発目にして見当違いのDAIGO。次にパイナップルジュースを飲み、「え！？」と戸惑ったが、ここでキンキがお得意の“イタズラ”を開始した。剛が「じゃあ次、さっきの右（最初）のヤツね」「で、左（2杯目）のヤツね」と言いながら連続でパイナップルジュースを飲ませたため、DAIGOは大混乱。「お2人、両方ともパイナップルジュース飲ませてないですか？」（DAIGO）と怪しまれた時、剛はサラッと「それはない」と流し、その後はお酒とジュースを交互に飲み比べ。最終的に剛から「ファイナルアンサー」を促されたDAIGOは、パイナップルジュースを「日本酒」、花陽浴を「パイナップル」と判断。目隠しを外して不正解だと知ると「え！？マジで！？」「これホントにビックリ！」と驚愕しつつ、「これ居酒屋さんとかで、“どっちがパイナポーゲーム”とか流行りそう」と、予想した。これに、剛も「流行りそうだよね～」と共感し、光一は実際に「アーン！ SAKEパイナポー！」とピコ太郎のモノマネを交え、場を盛り上げた。

　ゲームが一段落した後は、光一がAKIHIDEに「今まで、日本酒だったら何が好きでしたか？」と、質問。AKIHIDEが「2016年もスゴく流行ったと思うんですけど、『獺祭（だっさい）』（旭酒造株式会社）」と答えると、光一も「獺祭、美味しいよね。俺もね、ナンバーワンの部類になるんですよ」と、告白した。ここで、AKIHIDEは「これを飲んでたら“通”だぞ」と言われるような“2017年注目の日本酒ベスト3”を知りたいとリクエスト。赤星さんは、数多くの中からベスト3を決めていくのは「難しい」と前置きしながらも、獺祭と同じ山口県の日本酒が注目されていると話し、小さな酒蔵・株式会社はつもみぢで作られている希少な純米吟醸「原田」（720ml／1,600円）を挙げた。また、これに合わせて「鴨の炭火焼き梅と柚子のおろしポン酢」が提供されたが、赤星さんによると、梅と柚子の酸味が原田との完璧なペアリングになっているんだとか。

　原田を飲み、料理を頬張った光一は「うま～い（ハートマーク）」「ヤバくない！？うまいな～」と、大興奮。料理を口に入れた後にもう一度お酒を飲むことで、複雑な味わいが生まれる「口内調味」という方法を赤星さんが勧めると、剛も「あら～（ハート）」とノックアウトされ、光一は「（料理と原田は）大親友！」と、そのコンビネーションを絶賛した。また、DAIGOもすっかり赤星さんの“虜”になっており、「俺、もう赤星さんの言うこと、日本酒以外のことでも何でも聞いちゃいそう（ハートマーク）」「説得力ある」と、メロメロだった。

　続いては、赤星さんの地元でもある兵庫県の神戸酒心館で作られる純米吟醸「福寿」（720ml／1,600円）が登場し、光一も「兵庫県（出身）です！」と反応。こちらは「ブリのカルパッチョ文旦とカブの甘酸っぱいソース」とのペアリングで、文旦の酸味と福寿の組み合わせを意識しているそう。一同が「美味しい」を連発する中、最終的に「ワーオ！」と感嘆したキンキ。DAIGOも「なんかこう、（料理と福寿を）合わせた瞬間に、一気に富士山の頂上に来たような（気分になった）」と表現し、剛も「なんか『おめでとう！』って感じだね」と、頷いていた。また、光一が「もう水のように飲んでしまう」と発言すると、DAIGOは「コレ（ミネラルウォーターの）『Volvic』じゃないですよね？」と、便乗。剛が「違いますよ」と冷静に返すも、「ヤベー！　もう俺、赤星さんに家の鍵渡せちゃう（ハートマーク）」と、やはり赤星さんのペアリング術に夢中のDAIGOだった。

　3つ目のお酒は、日本一小さな酒蔵として知られる岐阜県・杉原酒造の「BLUE 射美（いび）」（720ml／1,426円）。赤星さんでも入手に苦労するほど貴重なお酒で、年によっては手に入らないこともあるとのこと。これに、赤星さんが「驚きのペアリングがある」とニヤついたところ、DAIGOは「さっきから『驚きの』とか『ビックリする』とか、結構ハードル上げるじゃないですか。でも（ウクライナの元陸上競技選手）ブブカ（セルゲイ・ブブカ）のように超えてくるんすよ！」と、期待を裏切らない赤星さんを評価した。そんな赤星さんが出した一品は「フランス産ブルーチーズフルム・ダンベール」。まず、射美自体に「ブルーチーズとか、わさびとか。そういう風味があると思います」と言われ、お酒の香りを嗅いだ剛は「あ、ホンマや！」と実感。赤星さんは「コレ（射美）単体で飲むと、飲めないお客さんも多いんです。実はコレ、すごく個性があるお酒です」と説明し、試しに単体で飲んでみるよう勧めた。

　剛が“カンパ～イ”風に「タンタ～イ（単体）」と声がけし、全員で射美を試飲。すると、剛は「コレ、好き！」「コレ、美味しいやん」とかなり気に入った様子で、光一が「こういうの好き？キミ？」と聞き返した際も、「うん、美味しい」と好反応。光一は「キミ、結構こう“ガツン！”っていうのが好きなのね」と、相方の好みを再確認した。その後、ブルーチーズを食べて射美を飲んだ剛は、カメラに向かって満足気に「射美！」と一言。光一も「うわ～、面白い！」とペアリングを楽しみ、剛は「コレ、延々イケるわ、僕」「コレやわ～」と、しみじみつぶやいた。DAIGOは「普段、剛さんとか僕って、日本酒そんな飲まない。（そんな）僕たちが、めっちゃハマってますからね」と切り出し、「ってことは、どういうことかっていうと、“全人類ハマる”ってことですね」と主張。これには剛も「そう。（人類）みな兄弟やからね」と、共鳴していた。

　最後に、SHINPEIが「この店にある日本酒の中で、“ほかでは絶対飲めないぞ”っていうモノがあったら、よかったら教えていただけますか？」と、お願い。赤星さんは「ほかでは絶対（飲め）ないヤツが、今ありますね」と、1984～85年頃の古酒「末廣吟醸」をお披露目した。これは、福島県・会津若松市で江戸時代から創業している末廣酒造の嘉永蔵にて作られた日本酒で、赤星さんによると「残り各300本もない」という。同店で売値をつけるとすれば「5万円は超えていく」とのことで、光一は、「我々が小学校1、2年生くらいの（頃のお酒）」と、その熟成期間の長さに驚いた。

　32年間しっかり寝かせられた古酒について、剛はその香りから「お？何やコレ、この感じ」と“違い”に気付き、一口飲んだ光一は「おお！ちょっと紹興酒っぽい！」とコメント。また、赤星さんが「これにどういう料理合うと思います？」と聞くと、キンキは「黒酢」とシンクロし、DAIGOは「上海ガニ」と回答。赤星さんは「皆さん、やっぱりスゴイですね。なかなかそういう意見って出ないんで」と褒めつつ、「黒酢も合うと思いますし、カニも合いますよね」と、各々の見解を肯定した。光一は「（日本酒について）もっと知りたくなっちゃうね」といい、剛も「通う度にいろいろ発見あるよ、コレ」と、興味津々の表情。さらに、光一は真面目な顔で「とりあえず、あの……オンエアーするのやめませんか！？」と言い出し、放送の影響でお店に人が殺到することを懸念。「嫌や！」と駄々をこねた挙げ句、スタッフに「やめません？　オンエアー」と“ガチでお願い”をする光一だった。

　こうして番組はエンディングに突入。剛が「今日幸せでしたけど、DAIGOが“メンバーへの感謝企画”ということですから。どうでした？お2人」と感想を求めると、「“大大満足”ですね」（SHINPEI）、「ホント幸せなロケでした。ありがとうございました」（AKIHIDE）と、それぞれ嬉しそうに返答した。また、DAIGOは「何しろ、今日はもう赤星さん。最終的には、俺もう“TCAT”です」と、赤星さんへの思いをDAI語で表現。その意味は「通帳預けたい」だそうで、光一も大ウケしていたが、DAIGOは「それくらい、僕もう信頼しちゃってるんで」と、熱く語っていた。

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