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【KinKi Kidsのブンブブーン】遠藤憲一とベートーヴェンを学ぶ! 堂本光一、音楽家に“少女漫画の王子様”と絶賛され「まぁな〜!」



 KinKi Kidsがゲストとロケに繰り出すバラエティ『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)。7月17日放送回には俳優・遠藤憲一が登場し、堂本光一&堂本剛とともにクラシックの名作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの歴史を学んだ。

 キンキ2人で迎えたオープニングは、剛が唐突に「東京大好き!」と声を張り上げたところからスタート。隣の光一は目を見開いて驚いていたが、「ということでね、今日も始まりました。『KinKi Kidsのブンブブーン』ですけどもね~」と、通常通り進行を開始する剛。たまらず、光一が「どうした?」と尋ねると、「いや、もう『東京大好き!』って言った方が、ロケがもうちょっとパーンとなるかなと。無理して言ってます」と理由を話し、スタッフの笑い声が漏れた。

 今回、2人がやって来たのはクラシック音楽を鑑賞できるという「名曲喫茶カデンツァ」(東京都・文京区)。店内に入ると、この日のゲスト・遠藤が笑顔で出迎え、「はじめまして」と、それぞれ握手を交わしながらあいさつした。丁寧に「よろしくお願いします」と頭を下げるキンキだったが、遠藤は「でもね、今日初対面だけど、お2人のCDとかのプロモーションのナレーションとかいれてるんですよ」と、告白。

 キンキが「えっ!」(光一)、「ホンマですか?」(剛)とビックリする中、遠藤は2015年11月発売のシングル「夢を見れば傷つくこともある」のCMについて「あれ、俺の声」と、主張。そこで実際にCMの映像を確認してみると、「うわ~、遠藤さんだったんだ! これ、(自分たちの)ファンの人も知らんかったんちゃうかな」と納得のリアクションを見せる光一に、遠藤は「フッフッ」と笑い、ドヤ顔を浮かべた。

 そんな遠藤は「音楽が好き」だといい、英ロックバンドのザ・ビートルズや、かつて歌手・矢沢永吉が率いていたロックバンド・キャロルなどを愛聴していたという。また、18歳頃には「クラシック聴いたことないな」と思い立ったことから、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聴いてみたところ、なぜか思わず涙を流してしまったんだとか。遠藤は「初体験だったんだけど」と当時を振り返りつつ、「(泣いたのは)特にあるフレーズでね。俺、なぜそこで感動したのかとか、ベートーヴェン自体のことを何にも知らないんで。そこを今回教えていただけるって……」と、語った。

 これに剛は「なるほど!」とロケの趣旨を理解し、光一も「たしかに、相当音楽を聴いて、しかも初めて聴いた曲で涙が流れるっていうのは、やっぱりスゴイ何かを受けたワケですもんね。でも、その理由が分からないワケですもんね」と、気持ちを汲み取った。そこで、キンキの2人も遠藤が感動を覚えたというベートーヴェン交響曲第3番「英雄」の第4楽章を聴いてみると、光一は「僕は今、聴いた時はスゴく鼓舞されるような気持ちになりましたね」と感想を話し、「俺もきっとそうなんだと思うんだね。奮い立たされたっていうか」と同調する遠藤。剛が当該部分のメロディーは“日本的要素”があり、昭和や大正といった時代の「ムード感」を思い出すと見解を述べると、遠藤は一笑した後に「女房と同じこと言った。『アンタ、ここ好きなのはね、けっこう日本的なんじゃない?』って。俺は『タンタンタタン~♪』って、もう洋楽にしか聴こえないんだけど」と、明かした。

 すると、ここで光一は思い出したように「この前、チラッと見てんけど」と切り出し、「譜面の中に、最後の最後に“ティンパニを割る”っていうマークがあるの知ってる? あれを、バーンって頭で突っ込んで割って終わるっていうマークがあんねん。で、実際にティンパニの人、それやんねんて」と、クラシックの豆知識を披露。衝撃的な話に、2人は「頭突っ込むの?」(剛)、「割っちゃうの? それで」(遠藤)と聞き返し、番組では譜面や、実際に“ティンパニを割る”映像も紹介された。その後、改めて光一が「まぁ、今日はね。そのクラシックのことを僕らも全然ね……。好きとはいえ、そんなアレなんで。ベートーヴェンに詳しい先生を呼んでくださってるらしいので。その先生の授業をみんなで受けましょう」と促し、一行は遠藤の疑問を解決してもらうべく、とあるスタジオへ。

 今回、ベートーヴェンについて教えてくれるのは、クラシックの専門家であり、音楽大学でも講師を務める青島広志先生。さっそく、青島先生から「遠藤さんはベートーヴェンはどういう人だとお思いになってますか?」と質問が飛ぶと、遠藤は「有名なのは聴覚」と、ベートーヴェンが聴覚障害に悩まされていたことを挙げた。続いて剛が「えっと……。毛がダイナミックだという……」と答えると、青島先生は「あ~、そうそう。まぁ、縮れてる毛ですよね」と受け流した上で「それから、コウスケ……あ、光一さんの方は?」と、発言。名前を間違えられてしまった光一は目をパチクリさせながらも、「ベートーヴェンなぁ……」と答えに詰まってしまった様子だった。

 悩んでいる光一を見た青島先生は「顔が怖いとか? もうこれは絶対あるんです」「(実際には)怖かった人です。ハッキリ言って。それまでの音楽家っていうのはみんなと仲良くやっていかなきゃいけなかったんですけど、この人から“怖くなってもいい”っていう風になってきた人です」と解説した。

 さらにベートーヴェンに詳しくなるため、3人はクイズに挑戦。1問目は「ベートーヴェンは作曲家が皆、体につけていたファッションアイテムを使わなかった。一体それは何でしょう?」という問題で、最初は遠藤が「蝶ネクタイ」と、回答するも不正解に。今度は剛が「ファッションアイテムですか?」と確認したところ、ベレー帽を被った青島先生は「まぁ、ファッションアイテムですね。私がとても必要かもしれないけど」と、ポツリ。「言っちゃっていいんですか? カツラですか?」(剛)との言葉には「そうなの!」と勢い良く返し、青島先生が脱帽すると、やや中央が薄くなった髪がお目見え。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトやヨハン・ゼバスティアン・バッハなど著名な音楽家がカツラを被っていたという事実に、遠藤&光一は感心していた。

 次の問題は「『運命』の『ダダダダーン』は何をイメージして書かれた?」だったが、これは遠藤が「ノック(の音)かな」と即答。青島先生は「そうです! “恐ろしい運命が自分の扉を叩いてる”と。つまり、それが自分の耳が聞こえなくなる運命ということで。1楽章というのはスゴく怯えているワケ。身体を硬くして」と、説明した。3問目は「ベートーヴェンは音楽家に絶対不可欠な音楽の道具を世の中に広めた人です。一体それは何でしょう?」で、青島先生から「小学校にありましたよ」というヒントを受けると、剛が「メトロノームですか?」と答え、見事に正解だった。青島先生いわく、1816年頃にメルツェルという人物に補聴器とメトロノームを開発してもらったベートーヴェンは、曲を作ってメトロノームの宣伝をしていたんだとか。2ページ目へ