市川海老蔵、『PON!』突撃インタビューでクマムシに「最悪」「バカなの？」と辛口コメント連発！ 進行用のカンペを奪う暴挙も
海老蔵は1日に都内で行われた『秋の特別公演 古典への誘い』の製作発表会に出席し、この秋に歌舞伎俳優・中村獅童と人気演目の『勧進帳』で共演することを発表した。同作は海老蔵演じる武蔵坊弁慶と、獅童演じる関所の番人の話で、弁慶が源義経を守るために山伏に仮装し、関所突破を図るという物語。
インタビューのトークテーマが作品の話に移行すると、海老蔵はスタッフが持っていた進行用のカンペ（カンニングペーパー）を奪い、「弁慶がたまたま……」と、説明を開始。「読んでくれちゃうんですね」と驚く長谷川に、今度はスケッチブックの白紙のページを渡し、「これを見て言ってみてください」と無茶ブリする海老蔵。「勧進帳」とは山伏が持つ寄付を募る文書のことで、弁慶は身分を証明するため、白紙の巻物を即興で読み上げるというシーンが展開される。そのため、海老蔵の言葉は作品にかけた振りだったが、白紙のスケッチブックを持った長谷川は「あの……弁慶が持った巻物を勧進帳として、その場を読んで切り抜けたということですけども……。その時読んでいた言葉というのは、弁慶はデタラメだったのか、ぜひお聞かせ願いたい」と、たどたどしくも何とか遂行。
長谷川の様子を口元に笑みを浮かべながら見つめていた海老蔵が「そう、こういうことなんですよ。それで困難を乗り越えていくという。デタラメではないです」と、一転して温かくクマムシを受け入れたため、佐藤は「勧進帳を僕らに教えてくれようとしてたんですか？」と、感激。「そう。君たちは通行しようとしている。僕の横を」と言われたクマムシは「勧進帳体験ツアー！ スゴイな～」（長谷川）と笑顔を見せたものの、「残念ながら、通過できません」と、バッサリ斬られていた。
さらに海老蔵は「『弁慶を演じるためにはすごい記憶力が必要』だと。緊張や台詞が飛んだりしないんですか？」と、本来はクマムシに用意されたカンペの文章を読み上げ、「どうなんですか？ ライブとかでは？」と、立場逆転の“逆仕切り”を始める始末。しかし、クマムシは海老蔵の暴走を素直に受け入れ、佐藤が「僕がもう、全然覚えられないです」と自ら切り出すと、長谷川も「漫才やっていて途中で違うネタ言い出したりして」と、暴露。これに海老蔵はすかさず、「バカなの？」と鋭いツッコミを入れ、長谷川が「その通りです！」と、相方の天然キャラを認めていた。
ここで、改めてクマムシのミニコーナー「反省したんだからぁ♪」に入ると、長谷川のタイトルコールを聞いた海老蔵は「（あったかいんだからぁ♪と）同じメロディー」と指摘した上に「これは流行らないね」と、チクリ。仕切り直して、長谷川が「最近、“反省しました”というエピソード」を質問。海老蔵いわく、4歳の長女・麗禾ちゃん、長男で3歳の勸玄くんとよく散歩するそうだが、活発な子どもたちは公園などで立ち入り禁止とされている区域に入ってしまうとか。「行っちゃった場合、私もしょうがなくそれを越えて彼や彼女を捕まえて戻るということなんで、これを越えて反省」と告白し、「だいたい毎日そういうことの繰り返しがあるんで、結構反省していますね」と、しっかりとした父親ぶりを垣間見せた。
一方、佐藤はこの話を受けて「それより、僕らからカンペを奪ったことを反省していただきたい」と反撃。現場が笑いに包まれる中、海老蔵は遠慮することなく「おいしかったでしょ」と言い放ったが、2人は「おいしかった♪」（佐藤）、「突撃史上初です」（長谷川）と納得。最後は3人そろって手をパッと開く“PON!ポーズ”で締めていた。
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