佐野岳、『仮面ライダー鎧武』出演後に「地方の禅寺」で修行していた……トントン拍子に仕事舞い込み“浮かれた”時期を反省

2018年4月28日

　ゲストの足跡を貴重な映像や写真とともにさかのぼるトークパート「ブランチタレント名鑑」では、当時8歳の佐野と、『仮面ライダークウガ』（テレ朝系、2000年1月～01年1月放送）の記念写真が公開された。佐野自身も『仮面ライダー鎧武』（13年10月～14年9月放送）で主演を務めているが、「僕も“仮面ライダーやる”とは思わなかった当時、小学校2年生ですかね。仮面ライダークウガっていう、平成ライダーの始めのライダーが放送されてて。もう大好きだったので。“将来、先輩になるであろう”とは思わず、握手会に参加したという。ちょっと運命を感じるような写真の1つです」と、感慨深げにコメント。

　こうして、仮面ライダーに強い憧れを抱いていた佐野は、「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」（11年）でグランプリを獲得し、19歳で芸能界デビューを果たした。夢だった仮面ライダーの主人公役を掴み取ったものの、ドラマ出演後には芸能活動を左右する大きな契機があったそう。この時期を回顧し、「それこそ、仮面ライダー終わったあたりとかは、そこまでトントン拍子で来てしまったので。なかなか舞い上がってしまってまして……」（佐野）と、苦笑い。

　続けて、「浮かれてしまって、人の気持ちとかってよりかは、もう自分のわがままを優先してしまったりとか」「そういったものを（所属事務所の）社長に指摘されて、実はその時期に……地方の禅寺に、半月ぐらい修行に行かせてもらう機会がありまして……」と、告白。速水と渡辺が「えっ！」と驚きの声を漏らす中、佐野は「（禅寺から）下山をした頃に、すぐ会社の方と会った時に、『岳、顔変わったな！』と言われたんですよ」と、語った。

　自分では変化に気づいていなかったというが、「でも、また違う方とか、いろんな方に会う度に、やっぱ『岳、顔つき変わったね』って言われることが増えていきまして。まぁ、なんていうか、こう……。“成長しているかどうか分からないっていうのが、実は成長に繋がってたのかな”とか（感じた）」と、目を輝かせる佐野。そんな彼の思い出の作品は、阿部寛主演の大ヒットドラマ『下町ロケット』だといい、「下山してすぐの作品だったので。とても、心構えをしっかり準備して臨んだ作品ではあったんですけれども。本当に一流の現場を目の当たりにして、“まだ全然自分足りない”っていう反省したのは、とても覚えてますね」と、客観的に振り返っていた。