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　そんな勘九郎は、3月17日より『中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演 2018』に出演するとあって、舞台用のTwitterで新曲をPRしてもらえることに。なお、勘九郎は博多座公演において、誰に頼まれるでもなく欅坂の“布教”を行っていたといい、「実は夜の部で、アドリブで入れてるんですよ。欅坂46を」と聞いて驚く今泉＆小林。勘九郎がアドリブを組み込んだ演目は『鰯売恋曳網』で、自分が無茶ブリを受ける場面で義太夫（三味線に合わせて登場人物の心境などを語るナレーションのような役割の人）に「あなたやって」と声をかけると、義太夫が「僕は嫌だ！」と、返答。これは、欅坂の4thシングル「不協和音」（17年4月発売）の曲中のセリフを引用したものだった。

　また、勘九郎は「今日は（今泉と小林が）来てくださったんで、夜は“特別バージョン”で。（『鰯売恋曳網』には）馬も出てくるんですよ。馬に乗ったら『がんばりき』やろうかな」と、メンバーの菅井友香が使う「がんばりき」のセリフも採用すると宣言。番組では公演時の映像も公開され、勘九郎は確かに「怖いけれども、がんばりき！」と、ポーズつきで披露していた。しかも、別のシーンにて志田愛佳がメイクさんのモノマネで言っていた「あたらっぷ」というワードや、アドリブの寝言では「なーこ、なーこ、なーこ」と、長沢菜々香の愛称を呼ぶといったサービスぶりで、スタジオのメンバーも「キャー！」と大ハシャギ。

　一方、番組MCの芸人・土田晃之には「“カタカナケヤキ”に僕も入れてください」（勘九郎）とのメッセージが。カタカナケヤキとは、土田考案の“欅坂46が好きな芸能人”のグループ名で、勘九郎は「歌舞伎界から僕をお願いします」と、懇願した。VTR明けのスタジオで、土田が「勘九郎さんのガチなところがね」と発言すると、同じくMCのハライチ・澤部佑も「異常だね。知識、記憶力……」と、驚愕。「あんなに舞台の本番で（アドリブを）入れる？」（土田）、「『なーこ、なーこ』って言われてたよ」（澤部）と話を振られた長沢は「舞台に関係ないですよね？　大丈夫ですか？」と心配し、「あたらっぷ」を取り入れてもらった志田も「あれ、怒られないんですかね？」と、疑問視。土田は「本編に関係ないところの部分、アドリブの部分とかでやる分にはね（怒られないだろう）」と、想像した。

　澤部が「『ゆいちゃんずだ～』って言ってましたね、勘九郎さん。優しかった？」と尋ねると、小林は「優しかったです、スゴい。なんかプレゼントいただいて……。そのロケの日が、ユニットのメンバーとか発表された次の日だったんですけど、私たちが（『ガラスを割れ！』のカップリングで）『ゼンマイ仕掛けの夢』っていう。ゆいちゃんずで曲を出すんですけど、それを知って次の日にゼンマイのオモチャを買ってきてくださって……」と、黄色いヒヨコのようなオモチャをプレゼントしてくれたと報告。



　勘九郎の厚いもてなしを受けた2人に対し、「歌舞伎が家族で大好き」な佐藤詩織はVTR中からずっと「いいなぁ」と、漏らしていたという。佐藤は羨ましい気持ちを述べつつ、「スゴくないですか？　あの（舞台の）裏側に入れるの」と、コメント。MC陣が「めちゃくちゃスゴいよ」（澤部）、「よほど（欅坂の）ファンなので協力してくださってる……」（土田）と返した際は、「（ファンだと）知らなかったので～」（佐藤）と、ニヤけながらも驚きを隠せない様子。土田は「しかも、まさかの『カタカナケヤキに入りたい』って……」と振り返り、なぜか「どうしようかな～」ともったいぶったが、「いや、即加入でしょ！」（澤部）と、ツッコまれていた。

　続いてのVTRでは、小池と土生が立憲民主党代表・枝野幸男氏に会いに、永田町にある議員会館を訪問。枝野氏は普段から欅坂好きを公言し、16年の参議院議員選挙の演説で、デビューシングル「サイレントマジョリティー」（同年4月発売）の「声を上げない者たちは賛成している」の歌詞を用いたほど。しかし、小池と土生が訪れた時間は、枝野氏が本会議中で不在だったため、代わりに秘書を務める枝野佐智子氏が応対した。

　佐智子氏いわく、当人はiPodにも欅坂の曲を入れて移動の時に聴いているほか、「カラオケとかでも結構歌っております」とのこと。土生が「カラオケとかで、何の曲を歌われるんですか？」と踏み込むと、「不協和音」が挙がり、「ガラスを割れ！」のCDも渡してもらえるそう。小池は「ちなみに“推しメン”とかっていたりしますか？」と探りを入れ、佐智子氏が「分からない」と答えた途端、しれっと自分たちをアピールする一幕もあった。2人は佐智子氏にお礼を言って議員会館を離れ、今度はテレビ東京に来ていたアンジャッシュ・児嶋一哉のもとへ。児嶋は同番組への出演経験もあるのだが、今回はスタッフが「撮れ高十分」と判断し、トークの詳細はオンエアーされなかった。

　スタジオでは「大丈夫なの？　議員会館」（澤部）という質問に、土生は「セキュリティがスゴくて……。5枚目のシングル（『風に吹かれても』）の衣装で行ったんですけど、（金具が装飾されていたため、入館検査で）引っかかっちゃいました」と、裏話をポロリ。2人はかなり念入りに検査されたらしく、澤部は「そりゃそうだよ。国を動かす人たちがいるところだから……」と指摘したが、土田は「でも、あの女の子2人来たところで“何かができる”と思ったのかね？　俺、“4秒あったら2人とも倒せる”と思う」と述べ、笑いを誘った。

　議員会館での面会は叶わなかったものの、なんと番組宛てに枝野氏のメッセージVTRが届いており、メンバーは大騒ぎ。澤部も「枝野さんだ！」と声を上げ、土田は手を叩くほど大ウケだった。一方、スタッフから新曲の感想を求められた枝野氏は「またカラオケで歌えるように練習しなきゃいけない。歌詞が相変わらずっていうか、ますます良くなってる感じ」と、ニッコリ。好きな歌詞としては「夢見るなら愚かになれ　傷つかなくちゃ本物じゃないよ」の部分を挙げ、「ホントにそう思います」と、共感を示した。

　さらには「闘うなら孤独になれ」のフレーズにも触れ、「我々の仕事も多くの人に支えられてるんですけども、でも“戦う時には孤独に判断しなきゃいけない”と思ってて。なんか私の心情を、（欅坂のプロデューサーで同曲の作詞を手がけた）秋元康さんは“覗いているのかな”っていう……。今の私は、特に感じています」と、自分の状況と重なる点があると力説。そして、「発売日にカラオケに入る」と予想した枝野氏は「“3月7日にはカラオケの会をセットしよう”と思ってます。それまでに歌えるようにしとく」と、決意。



　スタッフが「好きな曲」を尋ねたところ、「実はカラオケで歌うのは『不協和音』が多いですけども、聴くんだったら『二人セゾン』（16年11月発売）」と答え、スタジオの土田も「『二人セゾン』って人気あんだよね」と、納得。枝野氏は「二人セゾン」について「アイドル史に残る名曲」と讃えながら、「ただ、カラオケで歌うのは……。男性が歌うのはちょっと難しいです」と、苦笑いを浮かべた。ここで、スタッフは「ホントに“バカな質問だ”と思って聞いていただければいいんですけど……。一節聴かせていただくことって……」と、ダメ元でリクエスト。

　枝野氏には「それは勘弁して」と、やんわり断られてしまったが、最後はメンバーに向けて「スゴいパフォーマンスで“大変だ”と思いますけど、力いっぱいのパフォーマンスで、メッセージを多くの皆さんに伝えてください。活躍を期待しています」と、エールが贈られた。そんな枝野氏はインタビューを終えても、「良い曲だよね。“本当に良い曲だ”と思います」と強調し、「日本レコード大賞」を持ち出して「狙ってるのかな？」と、推察。続けて、「『サイマジョ（サイレントマジョリティー）』や『不協和音』よりは、馴染みやすいんですよ。（新曲は）ロック調は強いけど、たぶんオーソドックスな歌謡曲を聴いてる人もついていける」と真剣な顔つきで語り、「（『レコード大賞』を）たぶん狙ってるな～」と、分析していた。

　スタジオでも、澤部が「枝野さんいわく『たぶん狙ってるな～』」と繰り返しつつ、「（メッセージ）貰えたよ。土生、小池」と声をかけると、直接会えなかったとはいえ、「嬉しいです。信じられない」（土生）と、感無量の面持ち。土田は「立憲民主党、大丈夫なのかな？」と、枝野氏の並々ならぬ熱量が欅坂に向けられていることが気になったようだが、「カラオケの会を定期的に開いてらっしゃるとかね」（澤部）、「3月7日にやる予定みたいですからね」（土田）との話題では「ご一緒したいなぁ」と、お近づきになりたいと願う土生だった。

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