芥川賞作家・羽田圭介が禁断の“テレビ出演料”を告白！次長課長・河本が「ギャラ泥棒」と指摘したワケ

2017年5月26日

　それでも、「前乗りはしょうがないか」（羽田）と思えるそうだが、「ゴールしてその日のうちに東京に帰れないってなると、後泊もあるんですよ。そうなると、5泊6日になるんですよ。でも、3泊4日のギャラしか貰えないのに、5泊6日拘束されて……」（羽田）と、この時点で不満タラタラ。ほかにも、「（テレ東の）5泊6日のギャラが、テレビ朝日の2時間のクイズ番組のギャラと同じなんですよ」と内情をバラし、「テレ朝だったら8時間（の収録）で済むのに、テレ東だと5泊6日って……。“同じギャラでこんなに違うのかな”って」と、首を捻った。羽田の言い分に、河本は「もう金で仕事してるやん、完全に」と呆れながらも、「この番組は（ギャラの）交渉はしたんですか？」と確認。すると、羽田は意外にも「あんまり交渉はしなかった」とのこと。

　しかし、同番組のギャラに納得しているワケではないようで、羽田は「割と安めなんですけど」とチクリ。これを受け、名倉が「あのね、テレ東は5泊6日で安かったんでしょ？これテレ東の深夜ですわ。それ考えてください」と補足したところ、羽田も「でも、僕も考えたんですよ。旅行とかもゴールデンウィーク明けって結構安いじゃないですか。だから、自分もテレビの仕事少なめの時期だったんで、“安くてもいいかな”って感じで（出演した）」と口を滑らせ、「誰がオフシーズンやねん！」（河本）とツッコミが飛んだ。

　さらに、河本が「テレ東が一番（ギャラが）安いですか？一番安いのどこなんですか？」と斬り込むと、オンエアー上は伏せられたが、羽田は「（ギャラが）シブいのは○○」と、ある局を引き合いに出して笑いを誘う一幕も。かたや、「一番（ギャラが）良い局はどこ？」（名倉）には、「一番良いのはテレ朝です」（羽田）と、先ほど『路線バスの旅』のギャラとも比較したテレ朝を挙げつつ、その後も「この番組のギャラ、割と安かったんですけど……」（羽田）と蒸し返そうとしたため、思わず「何回言うねん！」と怒りを露わにする名倉だった。

　こうした出演料をフリーの羽田がどのように交渉しているのか、河本が“コツ”を尋ねると、「最初は交渉じゃなかった」と前置きし、「芥川賞取った後、テレビに呼んでもらって、“テレビに出たからといって本が売れるワケじゃないんだな”ってことに気付いてから、“じゃあ断ろうかな”って思って。でも断り方分かんないんで、ちょっと『ギャラ何十万以上ならやります』ってふっかけたら通ったって感じで。『通るんだ！』って思って、それで味しめて、そこでなんとなく相場が分かった」と説明した。

　また、河本が収録時間の短さから「トーク番組は割合的には良いんじゃないですか？」と予想したところ、羽田は「そうですね。トーク番組って結構“同じ話をすればいい”っていうのは思うんで……」と発言。「え～？そうかなぁ？」（華原）、「誰が、こすった話せぇ言うてんねん」（河本）といった異論が出る中、名倉が「（羽田は）聞かれることが一緒なんやもんね」と想像すると、羽田は「そうなんですよ。自宅で打ち合わせとかを制作会社の方とする時に、いろんな質問されて、出来上がった台本見たら、ヨソの番組で喋ったことがそのまんまの感じで台本が出来上がってるんで。“じゃあ、その通りやれば、お互い楽か”って感じで」とコメント。そんな羽田のスタンスに、河本は「ギャラ泥棒やん！」と、呆れ返った。

　そのほか、河本から「効率良いのは何ですか？」と聞かれた羽田は「講演会ですかね」と、ニンマリ。羽田のもとには月に数本、後援会の依頼があるといい、「90分くらい喋って、＋サイン会とかで、60～80万円とか」のギャラを貰っているそうで、「結構貰ってる人じゃないですか」（華原）と驚きの声が上がった。同番組ではザ・たっちの「ちょっと！ちょっとちょっと！」のリズムに合わせ、ゲストが過去3ヶ月分の月収を公表する流れが定番化しているため、羽田にもリクエスト。羽田は促されるままに、先々月、先月、今月の順で「300万円、200万円、200万円」と明かし、スタジオは「お～」と盛り上がったが、名倉は「芥川賞作家がこれ言う？」と笑っていた。

　そして、具志堅からの「家賃は？今お住まいの」という問いにも、「家賃、15万5000円です」と正直に答える羽田。稼いだお金は「貯金っていうか、投資してますね」と話したように、株の購入などに充てているそうで、華原は「へ～。じゃあ（羽田は）お利口さんの人なんですね」と、感心。その一方で、河本が「これ、テレビで初めて言ったでしょ？先々月から（のギャラ）」と確認した際、羽田は「初めて言いました」と頷きながらも、「でも初めて言う対価としては、あのギャラはちょっと」とやはり納得がいかない様子。「何で急に声デカいねん！」（河本）と言われてもなお、「こういう時、事務所入ってないと『あそこカットしてください』って言いづらい」（羽田）とブツブツつぶやいていた。

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