“元祖タメ口キャラ”の吉野紗香がテレビから消えたワケ……「あの有名女優は尻軽」と暴露し窮地に

2017年3月17日

　吉野いわく、番組サイドのアンケートには「芸能人の裏話をしてください」とのお題が書かれていたが、撮影直前の打ち合わせで初めて内容を知り、「えっ、どうしよう。芸能人の知り合いがいないし、そういう裏話が分からない」と、動揺してしまったとか。パニックになりつつ、「白紙で出すワケにもいかないし」と記憶をたどった吉野は「そういえば立ち読みした週刊誌で、芸能人の裏話っていうのが書いてあった」と、思いついたという。当時、吉野は“ぶっちゃけキャラ”で売っていたにも関わらず、ネタが何もなかったため、「“あっ、もうアレを書くしかない”と思って（週刊誌の内容をアンケートに書いた）」と話した。

　週刊誌に書かれていたのは「あの有名女優は尻軽で誰にでも抱かれる○○女」や、「バラエティに出まくっているあの女性タレントは小1の漢字も読めないアホ女」といった真偽不明の情報だったのだが、吉野はそれらをあたかも自分が知っている情報のようにテレビで暴露。その結果、「同じ業界の人が言うんだし、お題も芸能人の裏話だし（といった理由から）信憑性が出ちゃったみたいで……」（吉野）と語るように、世間が吉野の発言を信じてしまったそう。「自分の中では週刊誌で読んだものを……。それを思い出して書いてたから。（ところが世間では）“吉野紗香がこんなこと言ってた”とかっていう風に（話が大きく）なっちゃったんですよ」と振り返ると、名倉は「そら（大きく）なるよな。ゴシップ雑誌のこと言っちゃダメよ」と、呆れた。

　名倉が「マネージャーとか止めてくれへんかったワケ？」と聞くと、吉野は「もう、そういう状況じゃなかったですね」と首を横に振り、河本が「あぁ、とにかく“イケイケ”で。もう、“なんとか爪跡を残せ”って（状況だったんだ）」と、想像。また、河本から「それは有名な女優さんのことが書いてあったの？その雑誌に」と尋ねられた吉野は「そうですね。（有名な人）じゃないと雑誌もたぶんつまんないから」と話したが、河本が「今でも女優さんやられてる方なの？」と踏み込んだため、名倉は「お前、ゴシップを聞かんでええよ！」と、ツッコミを入れて制止。吉野は「（女優を）やられてる方も（いる）」「辞められた方とかも、中にはいたと思います」とだけ答えた。

　そんな吉野に対し、河本が「それも言っちゃうようなくらいまで自分も追い込まれてたし、なんとか“言わな、言わな”せんとアカン（という心境になっていた）」と当時の心情を察すると、吉野も「やっぱり、なんか、売れるために何かこう、“自分に行ける方向が……”っていう風には（考えていた）」と、吐露。しかし、吉野のこうした軽はずみな発言は、週刊誌沙汰になるほどの大騒動に発展し、「それで、私自身が怖くなっちゃって、話せなくなっちゃった」（吉野）と、“鬱”のような状態になってしまったんだとか。騒動後の番組でも「あんな風に話してたんだから、（テレビに）出たら、絶対話してもらわないと」とのプレッシャーがあったというが、吉野は「だんだんやっぱり、自分で話せないから、（テレビに）出てるのが難しくなってって、次第に……」と語り、名倉も「話さないと仕事来ないもんな」と、吉野が仕事を失った流れを理解した。

　その後、吉野は所属事務所を円満退社。テレビではほとんど見かけなくなっているが、それまで中卒だったため、高等学校卒業認定試験を受けて合格したとのこと。現在は大学の社会人向け生涯学習講座で学んでいるといい、「これからは大学とかの専攻が決まったら行きたい」（吉野）と、笑顔で告白。タレント業の傍ら、動物愛護の活動も行っているそうだ。

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