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「日本のテレビの笑いはオワコン」!? 『5時に夢中!』生投票で「追い込んだのは視聴者自身」との指摘も



 3月9日放送の情報バラエティ『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、「日本のテレビの笑いはオワコンだと思いますか?」という生投票を実施。視聴者からリアルな意見が寄せられるとともに、番組MCのお笑いタレント・ふかわりょうが“自虐発言”で笑いを誘う一幕もあった。

 同番組の人気企画「生投票」は、近々に起きたニュースを題材とし、生放送中に視聴者から投票を募るコーナー。番組ホームページ、公式Twitter、FAXを通じて投票するもので、この日のテーマ「日本のテレビの笑いはオワコンだと思いますか?」について、「1.思う」「2.思わない」の二択で呼びかけた。

 発端は脳科学者・茂木健一郎氏が2月25日に自身のTwitterで「トランプやバノンは無茶苦茶だが、SNLを始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる。一方、日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」と、ツイートしたこと。

 オワコンとはブームが去ってしまった“終わったコンテンツ”の意味だが、これにお笑いコンビ・爆笑問題の太田光がラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ、3月7日放送)で「うるせぇよバカ」と吠え、「政治を風刺するネタを見たけりゃ、地下にいくらでもいますよ」「でもそんなやつは出て来られないですよ」と痛烈批判した一件が話題になっている。

 この問題に関し、コメンテーターで新潮社・出版部部長の中瀬ゆかり氏は「あんまりね、言葉に対してそんなアレルギーがたくさんない方なんですけど、実は“オワコン”っていうのがスゴく苦手な言葉なんですよ」と、告白。「つまり、始まってもない人が『あいつ、オワコンだよな』って言ってるのとかね。なんか、スゴくキツイ言葉じゃないですか。『終わったコンテンツ』って、人に対してとかも。まぁ、茂木さんはあえてそういうことを挑む形で使ったんだと思うんですけど。私の口から『オワコン』って言葉が出たことはないっていうかね」と、自身の考えを述べた。

 その後、番組中盤に途中経過が発表され、「1.思う」が2105ptで、「2.思わない」は1713ptという結果に。この数字を受け、番組アシスタントのフリーアナウンサー・上田まりえが「(日本のテレビは)終わっていると思います。芸人は楽屋オチ(内輪ネタ)みたいな話でお互い助け合って必要以上に笑っているし、これが落語家まで師匠や弟子のネタばかり。本当にガッカリします。しかし、劇場や寄席に行くとこれが案外ちゃんとしていたりするんです。やっぱりテレビというのが、後ろで操っている力が働いて、それがまったく面白くなく作用しているんだと思います」(51歳・女性)との手厳しいコメントを読み上げた。2ページ目へ