You are here:  / お笑い / ジャニーズ / バラエティ / 女性タレント / 情報番組 / 男性タレント / 『フジテレビ批評』でテレビウォッチャーが2016年のドラマを総括! 『逃げ恥』が評価された理由&“月9”へのダメ出し続出

『フジテレビ批評』でテレビウォッチャーが2016年のドラマを総括! 『逃げ恥』が評価された理由&“月9”へのダメ出し続出



 フジテレビが自社の番組を中心に批評、検証を行う『新・週刊フジテレビ批評』(12月24日放送)で、2016年に放送された各局のドラマを振り返った。

 この日は年内最後の放送ということで、コメンテーターにはテレビ関連の記事を多く執筆する女性ライター・吉田潮氏、ドラマ解説者・木村隆志氏、さらに“テレビ大好き芸人”というお笑いコンビ・こじらせハスキーの橋爪ヨウコを迎え、「テレビウォッチャーが見た2016年のテレビ」をテーマに議論が交わされた。

 番組司会の西山喜久恵アナウンサーが「まずは、ドラマというジャンルについて皆さんにお話していただきたいと思います」と、議題を“ドラマ”に設定。すると、さっそく吉田氏が「今年はまぁちょっとダントツで、大河の『真田丸』(NHK)が非常に良かった」と、切り出した。

 堺雅人主演、三谷幸喜脚本で真田信繁(真田幸村)の成長を描いた『真田丸』は、今月18日に最終回を迎え、全話平均視聴率16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。渡辺和洋アナが「潮さんが“王道”を押してくるって珍しい」と驚くと、本人も「大抵、いつも大河(のこと)は、けちょんけちょんに言うんですけど」と認めた上で、「『真田丸』は“本当に面白かったな”と思ってまして。“脚本が非常に巧みだったな”っていうのはありますよね。で、『真田丸』の話は大体周りでもできる。つまりみんな見てる」と、多くの視聴者に愛されていたと話した。

 また、木村氏も「三谷さんのお話出ましたけど、『大河を書くために、僕は脚本家をやってるんだ』って宣言するくらい、ずーっと溜め込んできたものをバッと今年1年で吐き出してるので、一切飽きないですよね。毎回こう、思い入れ、仕掛けがあって」などと説明。脚本に関して、吉田氏も「戦国時代の武将たちの勇ましさではなくて、せせこましさとか、いやらしさみたいなものとか(を描いていた)。もう“策略”ばっかりなんですよ。で、勇ましいシーンはスッと終わらせてしまう」と語り、良い意味で「視聴者を裏切ってくれた」とも。木村氏は『真田丸』で織田信長など有名武将の最期をナレーションだけであっさり済ませる“ナレ死”という新たな造語が生まれた点を挙げ、「逆を行く、その中でも充実させて楽しませる……。今までの大河にはなかった。でも受け入れられるってスゴいですよね」と感心した。2ページ目へ