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「もう私の時代は終わった」「人に頼って生きなきゃならない」……“終活”と向き合う橋田壽賀子の本音



 12月14日放送のトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、脚本家・橋田壽賀子が出演。“人生の最期”へ向けて身支度していることや、今の生活スタイルについて語った。

 現在91歳の橋田は、これまで『おしん』『おんな太閤記』(ともにNHK)など数々の名作ドラマの脚本を執筆。1990年にスタートした『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)は2011年に最終シリーズを迎えたが、その後もスペシャル版が制作されるなど、根強い人気を誇っている。

 同作について、番組MCの黒柳徹子が「これは時々、お書きになってらっしゃるね。今でも」と紹介すると、「はい。90(歳)になった時に“もう字を書くのはよそう”と思ったんですね。1字も書かなかったんです。そしたら、どうしても『やっぱり「鬼」だけは』と言われて、嫌々書いてる(笑)」と、のっけから“橋田節”が炸裂。とはいえ、脚本の依頼は「ありがたいこと」だといい、「ずっと仕事が途切れたことがなかったんですね。でも、ちょうど途切れちゃったんですね。その時に“90になってなかった”と思って。“あ、もう私の時代は終わったんだ”と、はっきり思いましたね。“もう私が書く時代は終わったんだ”と思ったから、もう『鬼』しかない。『鬼』が書けないかなと思ったら、『鬼』しかなかったんですけど。もう私はお呼びじゃないですもん。書きたくてもどこも書かせてくれません。本当に」と、謙遜した。

 これに、黒柳が「いや、そんなことない。でも『鬼』書いていらっしゃればいいじゃない。あれだけの大作をお書きになるんだったら」とフォローすると、「まぁね、あぁいう日常の中でいろんなテーマを、今の社会問題を書けるっていうのはあの家族しかいませんから。そういう意味では非常に良いメディア、番組を持たせていただいた気はいたしております」と、コメント。橋田にとって、一度レギュラー放送を終えた『渡る世間は鬼ばかり』は、自身のライフワークとなっているようだ。2ページ目へ