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“アダルトビデオ出演騒動”の松本圭世アナ、「消えてしまいたい」と回顧…… 未成年が陥るアダルト被害の入り口とは?



 事の発端は大学時代、名古屋の街中で友人と待ち合わせをしていた時のこと。松本アナは1人の男性から「今、バラエティ番組のようなものを撮影しているんだけれども、すごく困っているから助けてほしい」と、持ちかけられたそう。「アダルトビデオの撮影」といった説明はなく、執拗にお願いする男性を前にした松本アナは断りきれなくなってしまったとのこと。松本アナは当時について、「『困っている』と言っているし、『じゃあ、ご協力します』と言ってしまったのが、すべての始まりでした」と、神妙な面持ちで回顧した。

 そして、別の場所に移動すると、そこには1人の女性の姿があり、その場でメイクを直してもらったという。その後、1枚の書類を手渡されたが、書面に記載されていたのは「撮影に協力します」という簡単な内容だけで、「アダルトビデオに使用する」との文言は一切なかったそうだ。

 この時点で特に不審に思わなかった松本アナは書面に名前と住所を記入。案内された車には30代と思われる男性が4~5人乗っており、松本アナが後部座席に座った段階で撮影がスタートした。「(はじめは)『男性の悩みを聞いてくれるだけでいいから』(と言われた)。ただ、途中から話の内容が連想させるような、というか……」(松本アナ)と語るように、撮影が進むにつれて不信感を抱きはじめたところ、次第に話が過激化。最終的には男性器の形をしたアメをなめるよう、強要されたとか。

 撮影は10分ほどで終了したが、「周囲も男性4~5人に囲まれていて、逃げようと思っても逃げられる状態でもなかったですし……」と話すほどの恐怖を味わった松本アナは「映像を使用しないでほしい」と、懇願。この申し出にスタッフは「大丈夫」とだけ答えたといい、松本アナは逃げるようにその場を離れたとのこと。「そういうビデオに対して、私も知識がなかったので。(服を脱がされたわけでもなかったため)“あんな映像、利用価値そもそもないよな”って思った部分もあって」と、他者に相談することもなく時を過ごしたという松本アナ。大学卒業後はアナウンサーの道に進み、2013年に名古屋のテレビ局と契約した。

 情報番組や音楽番組に出演するなど充実の日々を送っていた14年、松本アナはおよそ3年前の映像が“アダルトビデオの1シーン”として使用されていることを把握。ネット上で話題になったことから発売元は映像の販売を自粛したが、すでに膨大な量の画像が拡散された状態。松本アナは「ビックリというか、頭の中が真っ白になりましたね」「犯罪者かのような叩かれ方というか、“消えてしまいたい”という風に思うことも毎日でしたね」と、辛い日々を振り返った。

 その後、出演していた番組を降板し、テレビ局との契約も更新されることなく失職。人目を避けるように名古屋から上京した際、自分と同じような経験をしている人たちの存在を知ったそうで、「こんなこと、人前でお話したいことじゃないですし。だけど私はもともとアナウンサーとして、人前で喋る仕事をしていたので。私がこういう状況になったっていうのは、“きっと意味があるのかな”(と思った)」。“この実態を多くの人に伝えたい”という思いが再び表舞台で働く意欲となり、アナウンサーとしてリスタートを切ったのだった。そんな松本アナに対し、番組側が「過去の自分に伝えたいこと」を質問すると、「“怪しい”と思ったら、名刺をもらったりだとか、承諾書の控えをもらったりだとか。そういうことは知っておかないとできないことなので。当時の自分に教えてあげたいことではありますね」と、語った。

 松本アナは、撮影を拒めなかった理由として「女性スタッフがいたことによる安心感」「メイクをされた点」に着目。瀬川氏はこの2点について、「たとえば、イカツイ男性がその場にいたりしたら、“怖いな”と思って警戒すると思うんですけども。そこに自分と同じ女性、しかも優しそうな女性がいたら、安心してしまうっていうことで。こういった形で、街で声をかけられるという被害も多いですね。あとメイクというのも、その場で自分のために周りの人が動いてくれてるっていうので、“断れないな”ということですね」と、解説。また、撮影後に勝手に映像を使用された場合は、販売元に名誉毀損などで損害賠償請求ができるそうだ。

 瀬川氏は「ただ、松本さんのケースに関しましては、販売元が『撮影内容に問題があった』ということで自主回収をしているので。松本さん自身は訴えられていないですし、私たちの相談者さんにも“かえって目立ってしまう”ということで。また、ご自身の精神的負担というのもとても大きいので、訴えない方の方が多いですね」と、補足。さらに、ネット上にアップされたものについては「一度ネットに出てしまうと、なかなか全部を削除しきれないというのが実際にあるので。怖いですね、そこは。(削除依頼を)1つ1つしているんですけども、なかなか反応がなかったり、一度削除してくれてもまた後日アップされてしまったりっていうこともありますね」と、懸念点を挙げた。

 一方、モデルとしてプロダクションに所属し、契約書にサインしたところ、その後アダルトビデオの出演を強要された女性も。撮影を拒否すると、「契約書に書いてある」と2000万円以上の違約金を請求されたというが、この一件に関して瀬川氏は「『契約書』または『違約金』という言葉を使って脅迫をされて、なかなか断れないんですけども。実際に違約金を払わなくて良かったっていうケースもありますので。“絶対に払わないといけない”と思うのではなく、まず法律家とか弁護士に相談して。払わないケースもありますので。まずは相談する、または出演しないっていうことが(重要)。なかなか難しいんですけど、一番大事ですね」と、注意を喚起。契約書自体には金額面の詳細がきちんと書かれていなかったり、「なにかあっても本人の責任」と記載されている場合が多いとか。

 最近では未成年の被害も増加しており、サポートセンター・ライトハウスでは被害を未然に防ぐための啓発漫画を全国の自治体などに配布しているという。そして、番組では未成年が陥るアダルト被害の一例を紹介。ネット中継で男性と会話をする高収入のアルバイトを始めた女子高生が、ユーザーから「裸を見せて」と言われ、契約書を盾に過激な中継を求められた結果、ネットに裸の画像が拡散されたとのこと。瀬川氏は「気軽に相談できる内容でもなかったり、誰に相談していいか分からなかったりっていうので、相談が遅れてしまって、より(事態が)深刻化してしまうことも」と述べた上で、「未成年の場合、親の同意がない契約書っていうのは効力がないので、取り消しの対象ですし。そこをおさえておくっていうのは大切です」と、念押しした。

 こうしたケースでの相談をきっかけに、バイト先の会社が児童買春・児童ポルノ禁止法、ネット中継の客側も児童福祉法違反で逮捕されたとか。ほかにも「友だちと一緒に契約するとプレゼントがもらえる」と、特典を並べて若い女性の気を引く手口も実在。未成年の被害を防止するには、子どもがバイトを始めた時に親が「(子どもに)雇用契約書をもらってこさせる」ことが望ましいという。

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