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佐藤アツヒロ、A.B.C-Zに本気のダメ出し! 伝説のアイドル・光GENJIの解散秘話も



 こうして始まったクイズ企画。「大航海時代に活躍したクリストファー・コロンブスが歌詞に登場する光GENJIの3枚目のシングルタイトルは?」という問題の正解はもちろん「パラダイス銀河」(1988年)だったが、A.B.C-Zからは個性豊かな回答が続出した。後輩ならば絶対に正解しなければいけないところ、「パラダイス銀阿」(河合)、「パラダイス銀ガ!!」(橋本)と、“河”の部分でミス。塚田にいたっては「パラダイス飲河」と書いてしまい、飯塚に「飲んじゃダメ!」と呆れられたものの、なんとか五関と戸塚が正解。佐藤に語ってもらうトークテーマを選ぶ段階になると、「マジで聞けないやつにしようよ。だってもうこの後、答えられるか分かんないじゃん」(河合)との意見もあり、まずは「光GENJI時代のありえない話」に決定した。

 塚田がさっそく「生活自体、どんな生活されてたかっていうのも(気になる)」と興味を示すと、佐藤は「基本(光GENJIでの活動は)中学校2年生からだから、中学校行きながら」と、グループ最年少の14歳でデビューした当時を振り返り、「お昼くらいに早退して(神奈川県の藤沢市から)東京に行って(仕事をしていた)」と、説明。「学校とか行ってパニックにならないんですか?」(飯塚)との質問には「学校の外はパニックですね」「家の前には20~30人くらい(ファンが)いて」「“一緒に学校に登校しよう”みたいな感じで」と、回顧。その頃はまだマネージャーが付いていなかったため、人気絶頂期の高校生時代も電車で通学していたんだとか。

 これには戸塚が「光GENJIの佐藤アツヒロさん、電車乗って行ってたんですか!?」と驚きの声を上げるも、佐藤は「小田急線乗って行ってたよ、普通に」と、サラリ。家を出る際には20~30人だったファンが登校中にどんどん増えていき、最終的に「300人くらい連れて」移動していたとのこと。佐藤が「家の前、実家の最寄りの駅、小田急線の途中の相模大野、町田とかその辺からまた乗ってきて。また新宿で合流していっぱい集まって……」と解説すると、河合が「どんどん増えていく、ドラクエ(人気ゲームのドラゴンクエスト)みたいな感じですね」と表現したが、飯塚は「ドラクエでも300人はないよ!」と、異様なまでのファンの多さにビックリ。また、河合が「今じゃ、ちょっと考えられない時代ですよね」と口にすると、飯塚が「今はもう皆さん当然マネージャーさんもいらっしゃるし、電車で移動はしない?」と、A.B.C-Zの移動手段を質問。すると、メンバーは「いや、電車で基本、移動してます」(河合)、「電車移動です」(塚田)と答えた上に「ただ、あの……。(佐藤とは違って)家の前から1人もついてこないです」(五関)という自虐的な一言も飛び出した。

 続いて、河合が「たとえばメンバーでよくケンカしてたとか(ありますか)?」と踏み込んだところ、佐藤は「メンバーでケンカは普通にある」と、アッサリ肯定。「普通にあったんですか? 僕たちケンカってあんまりしたことないんですよ」と驚く河合に、佐藤は「まぁ(光GENJIは)とにかく年齢が低かったのと、(最年少の自分と最年長・内海光司には)7歳の幅があったので」「中2、中3から見れば高校生ってヤバイじゃん。大人じゃない、なんか。だからその時はヤベぇって思って……」と、年上相手のケンカを振り返った。さらに「(年上のメンバーは)怖かった。めちゃくちゃ怖かった」と素直に認めた佐藤だが、「でも自分が高1になった時に、『あれ?』と思って。『全然ヤバくねぇじゃん』(と思った)」と話すように、成長過程で心境の変化があったそう。その結果、「真ん中の人(諸星和己)とよく(ケンカした)」といい、ピンときた河合が「(頭に)羽根(の飾り)付いてるセンターの方と?」と確認。佐藤は「(その人)と、俺が高1になってから、やっとケンカしだした」と話し、「意思は強かったよね、時代的には。みんな、それぞれが」と、メンバーの関係性を懐かしんだ。

 次のクイズもクリアしたA.B.C-Zは「光GENJI時代の後悔した話」を聞かせてもらうことに。河合は「僕たちからすれば“後悔”っていうのは、あんまりイメージがない」と口にしたが、佐藤は「今、A.B.C-Zだったらさ、(ほとんどのメンバーの年齢が)30に近いでしょう? その時にさ、何をやるにしても“あれをやりたい”とか、結構考えることができるじゃない。でも、俺13、14(歳)だったから、全然考えてなかったのよ」と、告白。そして、「“あ、俺ちゃんとやんなきゃ”っていうか、なんか“もっとこうしたい”とか“あぁしたい”とか、だんだん出てきたの。(そういう意思が)出てきたぐらいの、22で解散だったの」と、率直に吐露した。

 河合は「今のはっしーぐらいで……」とメンバーの年齢に置き換え、橋本本人も神妙な面持ちに。続けて佐藤は「つまり、自分がいろいろグループのために“自分はこういう風にしていきたいな”とか、いろんな考えを言えることができなく終わってしまったというのが、後悔」と、語った。なおも河合から「解散したことは後悔ではないですか?」と聞かれると、「いや、俺は解散したくなかったけども、それはメンバーの多数決というか。いろんな問題であるから、それは俺一人では決められないから」と、本音をポロリ。河合が「もうちょっとこう、大人になってからだったら、いろいろ言えたのかな……」と推察すると、「言えたのかな、とは思う」(佐藤)と頷いていた。

 続いてのクイズは、佐藤の“改名事情”に関する問題。佐藤はデビュー当初の「佐藤敦啓」から「アツヒロサトウ」に改名した経緯があるが、この流れから「(改名は)考えたことない?」と、A.B.C-Zに逆質問。これに河合が「俺の、郁人の“郁”っていう字が“フミ”って読まないので……」という悩みを明かしたため、佐藤はすぐに「(改名)しちゃえばいいじゃん!」と、提案した。河合は「そんな簡単にできるもんなんですか?」と動揺しつつ、フリップに「河合フミト」と書いて「改名します」と宣言する場面も。佐藤が「可愛い!」と絶賛したものの、結局この日は現場に「偉い人がいない」との理由で、笑い話に終わった。

 さらに、「今だから言える夜遊び話」では、河合が「恋愛」について斬り込んだ。佐藤は「今は分からないけど、昔は普通に、別に“恋愛禁止”はなかった」と、当時のジャニーズ事情を話しながらも、飯塚から「じゃあ、うまくやっていた?」と追及されると、「ん?」と言葉を濁した。友人と外で遊ぶ時に周囲にバレてしまった場合は、何百人のファンを「撒いて」逃げていたんだとか。「基本、もう段々ルールとしては“行っちゃいけないルール”が決まってくるので、逆にこっち側も注意ができるようになってくる」といい、若さゆえに相手に対して“乱暴に注意”し、夜遊びを楽しんでいたという。

 また、「メンバー全員で食事って、何回くらいしました?」(河合)と聞かれた佐藤は「全員だけは、1回もないんじゃないかな」と、回答。飯塚が「え、A.B.C-Zはあるんですか?」と尋ねると、河合が「5人だけですか? 橋本の誕生日とかですかね」と答え、「え? 橋本くんの誕生日を皆さんでお祝いするんですか?」「どんだけ仲良いんですか?」(飯塚)と驚かれていた。しかし、佐藤は「めっちゃそれ良いことだね」と、感心。自身は光GENJIメンバーに誕生日をお祝いをしてもらったことも「全然ない」という。

 そんな佐藤は、8月に東京・代々木第一体育館で行われたA.B.C-Zのコンサート『A.B.C-Z Star Line Travel Concert』を見学したとのこと。「コンサートも見に行かせていただきまして」と切り出すと、メンバーは「ありがとうございます」と、恐縮気味にお辞儀した。しかし、この先は笑顔が消え、「いや……なんか……」と、言葉を選んでいる様子の佐藤。「あれって、自分たちで作ってるの?」「どの辺まで自分たちで作ってるの?」と質問を重ね、「基本、全部。僕が曲順と構成考えて、振り付けは五関がやって」(河合)、「(ジャニーズ)Jr.の振り付けも(五関が)考えたりしてます」(塚田)との返事には「ふーん……。なるほどね」と含みのある相槌を打ち、現場に緊張が走った。

 そして、ステージの一部が上下するタイミングもメンバーが考えたことを確認した佐藤は「あ~、なるほどね……。いや、たぶん……。全部1テンポ遅いっていうか」と、言い放った。大先輩からリアルな“ダメ出し”を受け、手元に置いてあったメモを片手にペンを走らせるA.B.C-Zメンバー。アドバイスをもらえるチャンスに「今日の夜、食事とか……」(戸塚)との声が上がるほどで、佐藤も後輩のために「あと、曲が長い。全部」と、指摘。これもメモする熱心なメンバーの姿に、飯塚は「(ダメ出しが)終わらない! メモ、パンパンでしょ!」と、ツッコミを飛ばしていたのだった。

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