【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・高木雄也、「夢中企画」で“ポンコツっぷり”が炸裂？　「僕にかかれば問題ナス！」

2016年9月3日

　ということで、今回は「ナスの国の王子様・伊野尾」と、「ナス国民の高木」、「司令役の有岡」という設定で苦手克服を目指すことになった3人。高木は「頑張りナス！」と意気込みを述べ、「行きナスか？」「僕にかかれば問題ナス！」と“ナスギャグ”を連発。キャラ作りが完璧な高木に、スタジオでVTRを見るメンバーは大爆笑だった。

　まずは、寝ているななちゃんのもとに高木が侵入し、部屋を飾り付けて夢の世界を演出。起こさないように細心の注意を払わなければならないが、高木と一緒に飼い猫も部屋に入り込み、高木の後をウロウロしていた。猫を追い払うように手で「シッシ」とする高木を見た有岡は「高木にナスいてる（なついてる）よ、猫が」「ついていってるもん、猫が高木に」と実況。すると、ここで高木はヘタ部分の距離感がつかめていなかったのか、頭が写真立てに当たり、「ガタン、ガタン」と大きな音を立てながら落下してしまった。キャラ作りは完璧だったものの、のっけからポンコツっぷりを披露する高木。部屋の状況を気にする有岡＆伊野尾だったが、ななちゃんはまだ深い眠りに入っていた。

　準備が完了し、いよいよななちゃんを目覚めさせることに。寝起き直後の子どもは泣き出しやすい上、ななちゃんは本物を見ても泣いてしまうほどナス嫌い。慎重にななちゃんを起こそうとしたところで、伊野尾が「『夢の中だからなんでもできるナスよ～』って（言って）」と指示したため、高木は隠しカメラに向かって「シー」のポーズで抵抗した。しかし、これに有岡は思わず、「『シー』って。ななちゃんには（俺らの声）聞こえないのに」と、苦笑い。VTRを見るスタジオの高木は「おーい、こんなこと言ってんのかよ～！」と、不服そうに話した。

　気を取り直し、高木の声がけでななちゃんが起床。「ななちゃんの夢の中だよ。おはよう！　僕が誰だか分かる？」と優しく問いかけると、ななちゃんはウィスパーボイスで「ナス」とつぶやいた。なおも高木が「ナスの妖精だよ。怖くない？」「遊ぼうよ！　せっかく遊びに来たのに」と踏み込むも、再び眠りにつこうとするななちゃん。有岡は「夢、変えようとしてるね」と冷静に分析し、このままでは拉致があかないということで、早くもここで伊野尾王子を投入した。

　高木は一度退室し、まずは伊野尾がななちゃんと仲良くなる作戦に変更。伊野尾は「さっきの（ナスは）友だちだからね。怖くないよ、本当は。顔は怖いけど。悪い子じゃないの」「お兄ちゃんもヤダ？　お兄ちゃんは大丈夫！？」とフォローした結果、王子様のことはあっさり受け入れてくれたよう。ロケバスで待機する有岡は「理不尽だなぁ。理不尽な世界だなぁ」と言い、高木ナスをなぐさめた。その後も伊野尾が必死に声をかけ続けること10分、いつの間にかすっかり打ち解けた2人。伊野尾はななちゃんに「僕のこと好きなんじゃない？」「好き？　嫌い？　どっち？」と尋ねるなど“魔性のテクニック”を発揮し、ななちゃんも王子にメロメロになっていた。

　第一関門をクリアし、ようやく本題へ。伊野尾はななちゃんに「ナスがね、プレゼント持ってきてくれるよ」と告げ、紫のドレスを持った高木が再び部屋に突入した。これは「お姫様のドレスをプレゼントして一気に仲良くなろう」という作戦。お母さんの情報によると、ななちゃんは「紫が大好き」とのことだったが、「紫好きでしょ？」（伊野尾）との質問に、ななちゃんは「緑」と、即答した。

　伊野尾がドレスを着せてあげると、ななちゃんは笑顔になり、上機嫌。ナスにもダブルピースを見せるほど余裕の表情のななちゃんに、伊野尾はティアラと指輪もプレゼントした。また、高木が持っているクツについて、伊野尾は「実はさ、今日さ。僕の国のお姫様を探しに来たの！　これは、お姫様に認められる人しかサイズが合わないクツなの。今まで、このクツが入った人はいないの」と、ななちゃんに説明。こちらは「ナスの国のお姫様のクツがピッタリ！　シンデレラ作戦」で、お姫様になってナス嫌いを克服してもらおうという狙いだ。

　さらに、ここで有岡は高木に対して「クツ履き終わった時の、ナスのリアクションをオーバー目に！」と指定。「これが入ったら、本当のお姫様なの」（伊野尾）との言葉を受け、ななちゃんがクツを履いてみると、高木は「おぉ、入った！　Oh,myナス！」と、元気良くリアクション。一方のななちゃんは無反応だったが、伊野尾は「国中探していなかったぞ、このクツが合う人は！　まさかななちゃんが本当にお姫様だったなんて！」と、オーバーな演技でななちゃんの気持ちを盛り上げた。

　このタイミングで伊野尾は「ナスくんは姫の言うこと何でも聞いてくれるから」と話し、ななちゃんもナスに鏡を持ってくるよう命令するなどお姫様気分を満喫。すると、伊野尾が「ナスくんの面白いの見たくない？」と言い出し、これにななちゃんも便乗した。高木は「いいよ～。お姫様のお願いは何でも聞かないといけないからね」と設定を守りつつ、「ナッスンゴレライ♪　ナッスンゴレライ♪　ナッスンゴレライ説明してね」と、2015年に流行したお笑いコンビ・8.6秒バズーカーのリズムネタ「ラッスンゴレライ」をアレンジ。最初こそ高木を見ていたななちゃんだったが、お気に召さなかったのか、いつしか視線はほかの場所へ。とはいえ、こうしたコミュニケーションでナスへの恐怖心を拭い去ることに成功した。

　いよいよ最終関門。2人が「ナスも嫌じゃないだろ？」（高木）、「ナスくん、ちょっと好きになってきた？」（伊野尾）と畳み掛けると、ななちゃんはコクリと頷いた。そこで、伊野尾が「ナスくんのことさ、食べれるかな？」「食べるのはこのナスくんじゃないよ。ママが作る料理」と確認すると、ななちゃんは「じゃあ、食べる」と、宣言。ナスくんと指切りげんまんし、「ナスを食べる」と約束してくれたのだった。

　VTR終了後、MCの薮が「いつもと雰囲気が違ったね」と口にし、岡本圭人も「ハッピーな感じがしたよね」と、感想をコメント。八乙女の「女の子だと、ちょっと作戦も違ってくるね」との言葉には、伊野尾が「本当に可愛らしい子で。なんかこう、うま～く、ゆっくり距離感を縮められて。おかげてナスとも仲良くなって」と、ロケを振り返った。また、「でもなんか、いろんな作戦良かったね。シンデレラの。隣の涼介が『俺もやられてー』って言ってたぐらいだから」と暴露する薮。山田も「いや、ホントに。私に合うクツないかしら？」とオネエ風に返したが、八乙女は「山田、1回女装したからって、なんか調子乗ってない？」と指摘。6月8日放送回でウエディングドレス姿を披露していた山田は「ちょっと（その気が）入ってんだよね」と、悪ノリした。

　ロケから数日後のVTRでは、お姫様のティアラをつけたななちゃんの前に、宿敵の麻婆ナスが。そして、ななちゃんは最初に白米を口に入れた後、ナスをパクリと頬張り、笑顔を浮かべていた。お母さんが「ナス食べれるの？」と聞くと、「プリンセスになったもん！」と、強気に返すななちゃん。こうして、3人の苦手克服作戦は、大成功に終わった。

　この模様を真剣な眼差しで見つめていたメンバーは「嬉しいね。美味しそうに食べてる」（有岡）、「あんな泣いてたのにね、最初ね」（高木）、「スゴイよね。やっぱ子どもって。純粋だよね」（山田）と感激。山田が「いや、マジでなんでだろうね？　ホントになんで連れて行ってもらえないのかな。マジで俺だけでしょ、行ってないの。子どものロケ」と切り出したことで、知念は「じゃあ、今度行ったらいいじゃん。涼介ナスで、圭人王子様で」と提案した。

　しかし、山田本人は上下関係のある役割に拒否反応を示した上で、「ただでさえ俺、最近もうブルーバック（青い背景を用いて撮影すること）で、1人で『アァー！』とかやってんのよ。映画（鋼の錬金術師）の撮影で、もうメンタルね、ちょっとやられてんのよ」と、本音を吐露した。最終的には、伊野尾が「子ども側が（山田のことを）NGなんじゃない？」と口走ってしまい、山田は「どういうことだよ！」と困惑。このやり取りに、スタジオが大きな笑いに包まれていた。

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