【KinKi Kidsのブンブブーン】宮藤官九郎と“吉祥寺の七不思議”を調査するも……最後はまさかの結末

2016年6月27日

　その後、メニューの説明が意味不明な中華料理屋「中華街」を訪れた一行。事前に店のホームページでメニューをチェックすると、餃子の部分には「ほんとは480円です。人気だから280円にしました。明日より380円に致します」という説明があり、宮藤は「今日の餃子は一体いくらなのか」を知りたいとのこと。海老チリには「洪さんの一番嫌いな料理です」と記載されており、キンキは「チッ、あ～！」（光一）、「これ嫌いなんだよな～」（剛）と、海老チリを注文した時の“謎の洪さん”の反応を想像。そのほか、「鳳爪」という料理は「読める人しか注文したらいけません」、レタスボイルには「名前募集中です。売れやすい、よい名前をつけてください」など、変わった説明文を多数確認し、今回はこの4つのメニューの真相を探ることに。

　店の前では剛が、「ちなみに先ほどのカレー店と同じで、ここもグルメロケで来てます」と、前置き。宮藤は「何でそういうことするんですか！　気がきかないですね、スタッフ」と文句を言いつつ、キンキと一緒に入店した。しかし、席に案内されていざメニューを広げるも、ホームページにあったような説明文は見当たらず。ここで光一が「あ！」と餃子を発見したが、そこには「480円」にバツ印が付けられ、「380円」と記されていた。宮藤は「っていうことは、昨日までは280円だったってことですよね」「残念！　昨日来れば（280円だったのに）」と嘆いたが、光一は「絶対ずっと380円やと思うねんけど」と、指摘。

　宮藤は気を取り直して、「とりあえず、さっきの読めないやつ（鳳爪）は『ほうづめ』にしときましょうか」と、次の打ち合わせに移行。剛が「それか、『餃子、何々……（とメニューを注文した流れで）あと、コレお願いしまーす』っていうパターンもありますけど」とメニューを指して注文する作戦を提案し、宮藤＆光一も賛成した。店員を呼んで餃子と海老チリを注文し、剛が「あと、えーっとね……コレ1つください」と鳳爪を指した結果、店員は「コレを。ハイ」と受け入れ、あっさり注文に成功した3人は大爆笑。思わず、光一は「普通に頼めたやん！」とツッコミを入れ、「『読めないと頼めません』って書いてあったのに、コレっつったら『ハイ』っつって……」とホームページの注意文と現実の違いに困惑する宮藤。その一方で、剛は「でもちょっと、これを機に吉祥寺好きになっちゃったな」と、個性的な一面を持つ吉祥寺に惹かれている様子だった。

　そこへ、1品目の海老チリが登場。宮藤が「これはホームページの方に『洪さんが一番嫌いな料理』って書いてあったんですけど、誰ですか、洪さんって？」と聞いてみると、店員は「うちの社長です」と、回答。洪さんはこの店のオーナー・洪流さんであることが分かり、直接話を聞けることになった。そして洪さんは、光一の「すみません。海老チリ頼んじゃって」との言葉に、「私が注文受ける時にはお断りしてます」と断言。理由は「海老チリが嫌いだから」ということで、洪さん以外の店員はちゃんと注文を受けてくれるそうだ。光一は「海老チリって一番美味しい気するけどな」と呟いたが、洪さんによると、もともと海老チリの味付けはエビの鮮度をごまかす目的で、鮮度が保てる現代の中国ではほとんど食べられていないんだとか。メニューから無くすわけにもいかないが、「注文は私はいつも断ってます」と繰り返した。

　また、宮藤は「お店のホームページ、すごい変わってるというか、おかしいじゃないですか」と踏み込んだが、洪さんは「普通です」と即答。そのホームページを作ったのも洪さんだそうで、なおも宮藤が「（餃子は）『今は280円だけど明日から380円』って書いてあったんですが……」と最大の謎を突くと、「それはホームページを書いた日の明日！」と、主張する洪さん。宮藤は「じゃあもう380円じゃないですか！」と叫び、「いつ作ったんですか、このホームページは？」と次の疑問をぶつけた。これに対して洪さんは「これは7年くらい前です」と笑っていたが、宮藤は「じゃあ、もうずっと380円じゃないですか！」と呆れていたのだった。

　今度は光一が鳳爪を指し、「ちなみにこちら、僕ら全然読めなかったんですけど、頼めたんですよね」と申告。洪さんは「そう。『コレ』とか（メニューに書いてある）『24番』っていう番号で言っていただければ受け付けられます」と寛容さを見せ、光一は「意外とその辺ユルイ！」と、拍子抜けした。続けて、光一が「何か更新していったりしようとは思わないんですか？　このホームページのコメントとか」と尋ねたところ、洪さんは「パスワードがもう7年前に無くなってますんで」と告白。「だから『明日』もずっと『明日』になったままなんだ！」（光一）と、説明文が更新されない理由が解明された。ちなみに、3人が分からなかった「鳳爪」は「もみじ」と読むという。

　最後に、宮藤が「レタスボイルはどうします？」「名前決まってないらしいですけど」と聞くと、洪さんは「いや、決まってますよ。レタスボイルです！」とキッパリ言って光一を大笑いさせ、剛は「決まっとんのかい！」とツッコミ。とはいえ、洪さんが「イケるような名前であれば！」と歩み寄り、3人は実食しながら新メニュー名をアレコレ検討。剛の「タレが本当に美味い！」の言葉に、宮藤は「タレレタス……タレタス！」と候補を出してみたものの、洪さんは沈黙を貫いた。その後、剛が「レタスをボイルしてますっていうのが伝わって。で、レタスが思ってた以上にシャキシャキしてるでしょ？　で、『レタスってこんなに美味かったっけ？』の感がまず歯応えであるから」と分析していたところ、宮藤は「それ！　良くないですか名前！」「“レタスってこんなに美味かったっけ”っていう名前、どうですか？」と、洪さんに確認。今度は「あぁ、その方が分かりやすい！」と好反応を見せ、1ヶ月ほどこの名前でトライしてくれる約束を取り付けた。

　すると、このタイミングで「ちょっとまぁ、お時間ということもありまして、本日はここまでとさせていただきますけれども……」と、締めのあいさつに誘導する剛。宮藤は「（七不思議のうち）3つしかやってないですよ？」と、まだ謎が残っていることを訴えたが、光一は「この番組だって、30分番組ですもん」と放送時間の事情をポツリ。宮藤は「楳図さんも結局見つけてない」と諦めずに主張するも、剛は「あのね、楳図さんみたいな人はいっぱいいましたけどね」と、コメントした。

　さらに、光一が「今日、番組一緒にやらせていただいて、店の方とかに聞く勇気がたぶん……」発言すると、宮藤は「あ、つきましたね！　じゃあ、あとは自分でやれ（調べろ）ってことですか」と、仕方なく納得。最終的にロケの感想を聞かれた宮藤は「楽しかったですし……。でもいつも行ってるお店でこんなに大騒ぎしたんで、ちょっとしばらく行けないかなって」と自粛を宣言し、現場の笑いを誘っていた。

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