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ゆとり世代は「敬語が使えない」「会社の飲み会を断る」!? 『5時に夢中!』で“ありえない行動”の対処法を紹介



 4月26日放送の情報バラエティ『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、「ゆとり世代の対応策」を特集した。学校でゆとり教育を受けた人たちを指し、非常識な言動が槍玉に挙げられることの多い「ゆとり世代」だが、言葉の返し方によっては、彼らを上手く扱うことができるという。

 番組は前週の放送の中で、4月20日付の日刊ゲンダイに掲載された「我が社にもいる? 職場を困惑させる『ゆとり世代』事件簿」という記事を取り上げた。その後、視聴者からは「うちの会社の新入社員の態度があり得ません。仕事をする気があるのか疑いますね…」「本当に何を考えているのか分かりません」などの意見が寄せられたという。そこで番組では、ゆとり世代の非常識な行動を調査し、「追跡!ベスト8」コーナーで「ゆとり世代の上手な扱い方」をクイズ形式で紹介した。

 スタジオではまず、ゲストコメンテーターでタレント・クリス松村がゆとり世代の印象について「“ゆとり”っていうことを言うのがイヤなのよね。だって、彼らの責任でもなんでもないから。そういう時代に生まれて、こっちが勝手に“ゆとり”って言っちゃってるだけだから」と、持論を展開。“ゆとり世代”と一括りにすることには疑問を呈しながらも、若い店員にイライラした時などは、なるべく「こうした方がいいんじゃないの?」と、優しくアドバイスするよう心がけているそうだ。

 ゆとり世代に関する書籍も出版しているキャリアコンサルタント・櫻井樹吏氏によると、ゆとり世代には「怒られることに慣れていない」「失敗を恐れる」「出世にこだわらない」「ナンバーワンよりオンリーワン」といった特徴があるという。そんなゆとり世代は、職場においてタメ口のあいさつで出社するなど敬語が使えない人たちも多いとのこと。たとえば、仕事中に携帯電話を操作し、上司が「仕事中にそんな堂々と携帯イジったらダメだよ」などと叱責すると、「これってパワハラじゃないっすか?」と言い放つ者も。

 最初の問題は、このようにゆとり世代に「パワハラだ」と言われた時、「どのように言葉を返せば良いのか?」。スタジオでシンキングタイムが設けられると、火曜コメンテーターでオネエキャラが人気の作家・岩下尚史氏はフリップに「セクハラだよ」と書き、「そう言えば怯えるだろう。それで言うことを聞かすしかない。だいたいこんなもん雇う方が悪い」と、冗談交じりにトーク。

 一方、クリスは「君も今、逆パワハラだよ」と、自身の考えを発表。「上司の人だって、仕事していただかなきゃ困るワケじゃないですか。だから君がそうやって威圧してるワケだから。『パワハラ』って言えば済む問題じゃないワケでしょ。『君も今、私にパワハラしてるんですよ』っていう返しかな」と、答えを予想した。

 櫻井氏によれば、この場合の正しい返し方は「なんでパワハラだと思うの?」。ゆとり世代は「パワハラだ」と言えば「上司が黙る」と短絡的に考えていることが多いそうだが、「本人はその発言に責任は持っておらず、その発言が“自分をどういう状況に立たせるか”までは考えていない」という。この場合、頭ごなしに怒ったり、ゆとり世代に謝ることは逆効果。「どうしてパワハラだと思ったか」を投げかけると、初めて本人が自分の発言と向き合うことになり、「不利益な発言をした」「間違っていた」といった認識を促すことができるとのこと。

 この模範解答を受け、メインMC・ふかわりょうが「櫻井さん、まぁ良い回答かもしれないですけども、これが必ずしも(ゆとり世代に)響くかどうかはちょっと分からないですよね」と感想を語ると、クリスは「そうだね。ディベートしろってことでしょ、つまり。ここから長い」と、こちらもあまり腑に落ちていない様子。ふかわは「番組としては、やはりね。『パワハラじゃないよ。セクハラだよ』が正解だと思います」と、岩下氏の回答を掘り返し、スタジオの笑いを誘った。2ページ目へ