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『ミヤネ屋』熊本・西原村の避難所から中継で現地レポ……宮根誠司、自衛隊の炊き出しメニューに「だけ?」と発言



 4月19日放送の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で、フリーアナウンサー・宮根誠司が大地震により被害を受けた熊本県・阿蘇郡西原村の“現状”に表情を曇らせた。

 14日午後9時26分、熊本県で震度7を観測する地震が発生。その後も断続的に余震が続いており、震源地の益城町では多くの家屋が倒壊するなどの被害が広がっている。19日昼の段階で、一連の地震による死者は45人、依然8人の安否が分かっていない状態。“本震”発生後、被災者の生存率が大幅に低下するとされる「72時間」が経過する中、自衛隊などは24時間態勢で捜索活動を行うという。

 19日午前7時40分には熊本空港に4日ぶりに航空機が到着。到着便のみ運航が再開され、羽田空港からの第一便で人々が熊本に降り立った。家族が熊本にいるという男性は『ミヤネ屋』の取材に対し、「親に会って、ちゃんと顔を見て。確認というか、安心できれば。微量なんですけど、生活用品とか食料とか持って来て、届けたいなと思って」と、コメント。この日の便でも「熊本へ物資を」との思いから、多くの食料を運ぶ人たちの姿が見られたとのこと。

 そんな中、熊本市内にある熊本国府高校のグラウンドには、パイプ椅子を使って「カミ」「パン」「SOS」「水」と、救援物資を求めるメッセージが出現。熊本市立江南中学校の校庭にも、地元の中学生たちが「のみ水ください」との文字を記したといい、このメッセージがSNSなどで拡散されると、全国から救援物資が届けられたという。18日にはこの中学校の校庭に「のみ水ありがとう がんばるけん」と、新たなメッセージが書き直された。

 避難生活を送る住民たちを支える大切な物資。政府は食料90万食の配送に乗り組んでいるが、『ミヤネ屋』の調べによると、西原村のコンビニエンスストア(19日昼の時点)にはパンやおにぎりといった商品は皆無。「入荷してもすぐに売り切れてしまう」と、深刻な物資不足を伝えた。阿蘇大橋の崩落など、交通網の寸断が物流を滞らせている一方で、熊本市にある支援物資の集積場には多くの物資が届けられているとか。それらを仕分ける人手が不足し、情報も混乱しているため配送に遅れが出ていたものの、19日になって大勢のボランティアが集結。アメリカ軍の輸送機・オスプレイも救援物資を運搬したほか、自衛隊はヘリコプターやトラックで避難所へ直接物資を届ける活動を始めている。

 番組では、村全体で家屋の6割以上が全半壊し、“活断層に近い”といわれる西原村と中継を結んだ。避難所の一つになっている西原中学校から中継を担当した藤村幸司リポーターは「ようやくですね、2日前に自衛隊の仮設のお風呂がつきまして。皆さん、久しぶりにお湯に浸かったという方は『これでホッとした』と。『一息ついた』と言う方も多かったですね」と、現場の様子を報告。続いて自衛隊の給水車が止まっているエリアを紹介し、「飲料水に関しては足りているということです」と、話した。2ページ目へ