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薬物中毒者が色黒なのは「目の下のクマを隠すため」!? 元常習者も「色を黒くしたら“もっとカッコイイな”と思って……」と実体験明かす



 元プロ野球選手・清原和博容疑者の覚せい剤逮捕など、世間を騒がせている薬物問題。3月7日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)では、薬物依存を克服した元常習者の男性と、薬物依存に詳しい周愛利田クリニック院長・利田周太氏をスタジオゲストに迎え、覚せい剤による幻覚・妄想症の恐怖などの謎に迫った。

 番組では、薬物更生施設・館山ダルクを訪問。この日は、グループミーティングが行われ、覚せい剤の禁断症状や幻覚などの苦しみが語られていた。ある入寮者は「通る車がパトカーに見えて、歩く人たちが警察官に見えて。もうマークされてる。で、降ってくる雨が人の顔に見えて、辛かったですね」と、おぞましい体験を明かし、別の入寮者も「人の顔とかが白く光って見えなくなっちゃったりとかっていう症状が自分にはありました」と、告白。

 また、番組が取材した逮捕歴18回のマメさん(33歳独身)はスプリングベッドで寝ていると、その中に“いつも女性が寝ている”との幻覚に悩まされていたという。耐えられず、キレてしまったマメさんは、ベッドをひっくり返し、包丁で何回も刺してしまったことがあったとか。

 幼い頃から剣道やサーフィンをし、スポーツ万能だったというマメさん。友達も多く、少しヤンチャで活発な子どもだったが、彼に転機が訪れたのは高校一年生のとき。覚せい剤を使用したきっかけは「たまたま友達が持っていた」ことだといい、「火で炙って吸ったんですけど、100倍くらい強いタバコを吸ったみたいな感じがして」「頭がなんか、膜が張ったみたいになって。得体の知れない感じですね。あまり良いものではないですね」と、渋い顔を見せる。

 しかし、16歳で覚せい剤に依存。高校を中退し、務めていたアパレル関係の仕事も辞めてしまい、「薬物の売人」に。その頃から禁断症状が襲い始めたという。マメさんはその時の状況について「よく分からない、自分でも理解できない言葉をずっと街中で喋ってるんですよ」「そういった奇怪な行動をしたり、あとは妄想があります。家族をずっと『自分の本当の親じゃない』とか言い出して。もう完全に精神が崩壊してしまうんですね」と、生々しく語る。覚せい剤による奇行や妄想は日に日にヒドくなり、18歳の頃には母と弟が家を出てしまったという。ところが、マメさんは家族が崩壊しても覚せい剤を断ち切ることができなかったのだ。