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　その後も、お悩みを抱えた人を探してフジテレビ内を散策する蛭子相談所の一行。美術倉庫では、小柄な体で大きなセットを軽々と運ぶ女性大道具スタッフ・原島和さんの話を聞くことに。原島さんは、1月まで帝国劇場で上演されていたジャニーズのミュージカル「JOHNNYS’ World（ジャニーズ・ワールド） 」でもスタッフの仕事をしていたそうで、「その時に、真剣に見てる目つきが怖かったのか、目が合った（ジャニーズ）Jr.が怖いって逃げてちゃって」と、目つきの悪さを相談した。剛は「あのね目つきというかね。第一印象、さっきのね、僕の第一印象はもうオーラが凄いよ」と指摘。原島さんがセットを運んでいた様子を再現し、「ドデカいやつを軽々しく持って、『何やロケやっとんのけ？』みたいな」と、迫力があったことを説明。一方、光一は「（ジャニーズJr.にとって）めずらしかったんじゃないの？　あ、大道具さんにこんな女の人がいるんだみたいな」と想像した。

　原島さんのように「男性の世界」と思われるようなところで働く女性について、蛭子は「男性にとってはやっぱり女性が1人入ることによって、やっぱウキウキはしますよね」と言い、「それはもうね、嫌われてるっていうことはまったくなくて、とりあえずアイドルみたいにはなってる」と力説。さらに「みんな、とにかく話したくて話したくてしょうがないんですよ。だから、話し掛けてくる相手はすべて自分のこと好きなんだと思ってれば間違いない」とも。これには光一から、「そうかなぁ？」と疑いの声が上がった。

　また、光一から女性の好みを問われた蛭子が「こういう丸い顔好きです」と原島さんの顔を指差したため、剛が「ごめんなさいね、言葉のチョイスが……」と、代わりにフォロー。しまいには蛭子が「おっぱいがもうちょっとあった方がいい」と、体型にケチまでつけたため、剛はまたしても謝りつつ「僕、おっぱい気にするタイプじゃないから」と言い、光一も「僕は貧乳の味方ですから」と力強い一言。蛭子はマイペースに「俺のためにそんな努力はしなくていいから」と、原島さんに笑いかけていたが、光一から「いや、たぶんするつもりもない！」とのツッコミが飛んだ。

　続いて、一行は報道局へ。松村アナによれば、普段はバラエティのロケの許可はなかなか下りないんだとか。アナウンサーが速報などを読む円卓で、剛や蛭子がニュースキャスター気分を体験する場面も。その後、会議を終えた伊藤利尋アナを直撃すると、『ブンブブーン』に関して「僕、最初の頃ナレーションやってたんですよ」という思い出話に、「ありがとうございます」と頭を下げるキンキ。伊藤アナも「大人の事情があって、こっち（報道）の仕事をメインでやることになりまして、すみませんホントに」と何度も頭を下げていた。

　そんな『ブンブブーン』に縁の深い伊藤アナは、お悩み相談者に高田圭太プロデューサーを推薦。高田プロデューサーは「子育てに手いっぱいの妻が自分に優しくしてくれず、家庭に癒しがない」ことを相談。家のテレビで大好きな野球を見るだけでも、妻から「私に黙ってなに野球観てるの」と怒られてしまうそう。これに対し、蛭子は「怒られやすいような顔してます」と、高田プロデューサーの顔つきに原因があると指摘。さらに「たぶん奥さんだけじゃなく、ここの上司からも怒られてませんか？」「顔がすごい優しすぎて、これからもずっと怒られ続ける」「これはもうね、運命ですよ」「諦めるしかないと思う」「怒られてなんぼの人」と、容赦ないコメントを連発していた。

　最後に、生番組『バイキング』の放送終了後のスタジオでは、榎並大二郎アナから「悩みっていうと、坂上（忍）さんなんですけど……」と、番組で共演中の坂上についての相談が飛び出した。榎並アナは、坂上のフリにうまく答えられないことで、坂上が「ただ悪口を言ってるだけのようになってしまう」ことを悩んでいるという。すると、蛭子は「それはですね、榎並さんがどう受け答えしようと、坂上さんは何にも思ってないと思う。坂上さんは他の人の発言はまったく聞いちゃいないんですよ」とキッパリ。さらに「坂上さんは自分が言いたいことをきちんとすべて言ってしまうのが、坂上さんの特徴だから。大丈夫。全然、大丈夫です」と榎並アナを励ました。

　また、光一が「でもたぶん、僕らなんかはアナウンサーじゃないし、結構ちゃらんぽらんな感じで“わー”ってやってればいいところもあるけど、アナウンサーとしての返しって難しいですよね」と榎並アナの気持ちに寄り添うと、蛭子は「確かに難しいと思いますよ。坂上さんは、でも必要としてないんですよ、アナウンサーを。だから、あなたはただ人形のごとくいればいいんです」と、“蛭子節”でアドバイス。榎並アナが「ものすごくおっきな悩みがいまできたんですけど……」と複雑な表情を浮かべると、光一も「余計悩んじゃいますよね」と苦笑いしつつ、「まぁでも蛭子さんの話をすごくポジティブに考えると、坂上さんはああいうキャラクターでやってらっしゃるわけじゃないですか。そこにアナウンサーが横にシュッといてくれるだけで、番組が締まるっていうことをおっしゃってるんですよね！？」と、必死にフォロー。蛭子も一旦は光一の言葉にうなずいていたが、最終的にやはり「だから人形のごとくいればいいかなと、私は思ってるんですけど」と、持論を貫いていた。

　エンディングでは、光一が「我々としても面白かったですね」と言うと、剛も「そうですね、いろんな場所に行けたっていうのがまず。またあの報道フロアとかね、なかなか……」と、普段入れない場所を見ることができた新鮮さを口に。一方、今回の感想を問われた蛭子は「このフジテレビに勤めてるだけでもすごい幸せな方たちだと俺は思うんですよね。そういう人たちの悩みを聞いても、良い答えを言いたくないんですよ」と、最後まで突拍子もない発言で笑いを誘い、光一は「ホントにね、蛭子さんの言ってることをどうポジティブに変換しようかって、フォローするのは大変でした」と漏らしていたのだった。

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