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【ヨソで言わんとい亭】“金八女優”が現代病「パニック障害」で過呼吸&ひきこもりの過去告白……克服の転機となったのは大物俳優からの金言



 この日のスタジオには、同じくパニック障害を患った中川家・中川剛もゲスト出演しており、川上の話を聞いて「全く一緒です。僕も舞台です。出る前に(症状がでる)」と共感。「(舞台が)始まる直前になるんですよ、急に。皆分かんないんすよ、『なんやねんサボってんのか』みたいな。いやサボってないですって、出なしょうがない。その狭間ですよね。やらなアカン、でも出られへん」「病名もなんかわけ分からん。皆から信用されへん。で、仕事に行く(そしてパニック発作になる)悪循環」などと、自身が経験した苦悩を告白。番組レギュラーの次長課長・河本準一が「家出る時からはならないんですか?」と尋ねると、剛は「(家出るときはまだ)マシなんやけど、舞台に出る前、本番前。さっき(川上さんが)言ってた、手がビリビリ痺れてきて」と答えた。

 パニック障害は日常生活には問題ないが、特定の場面で不安に襲われて呼吸困難などの症状が出るとのこと。川上が「電車多いですね。混雑してる電車ダメだし」と言うと、剛も「だから電車の(扉の)隙間に鼻やって(呼吸する)。怖いから、酸素がないんじゃないかと思って」「エレベーターも閉まった瞬間ドキドキ。開いたらふぅ……(と息をつく)」と具体的に説明。さらに2人からは「渋滞もダメでしたね。車運転して渋滞にハマったら」(川上)、「美容室のケープ。動かれへんってなると自由奪われたみたいな感じして」(剛)などの実例が挙がり、剛は「次またアレ(発作)がくるんじゃないか」といった不安がそうさせると語った。

 パニック障害の特徴として、症状が進行すると電車や街中で発作が起きることに対して不安に駆られる「予期不安」から、人が多い場所へ出掛けられなくなる「広場恐怖」へ発展していくという。川上も、発作が出るのを恐れて仕事以外は家に引きこもり、食事が喉を通らないほど落ち込んだとか。

 そんな川上は、30歳になる時にパニック障害を克服させようと思い、プライベートで富士山に登ることを決意したそう。「やっぱり登ろうと思ったら物凄いパニックを起こして、登る前に大変だったんですけど、なんか登りきったので1つ楽になった」「パニック起こしてから登れたので、なんだイケるんだっていうのがあった」と明かした。

 さらに、川上は芸能界の先輩で“オヒョイさん”こと藤村俊二と舞台で共演した際の話を用いて「オヒョイさん大好きなので、手を繋いで一緒に舞台まで行くんですけど、オヒョイさんもスゴい手が冷たくて、こんなベテランの方でも緊張されるんだと思って」「オヒョイさんに『緊張するんですか?』って聞いたら『そりゃ緊張するよ。でもね麻衣ちゃんね、もし倒れても逮捕されないからいいじゃん』って言われて、なんかフワーって抜けたんです」と笑顔に。続けて、「『みっともないねって言われてもいいじゃん』って言われたのが、その辺りから舞台も怖くなくなってきました」と言い、一度も病院に行かないまま「自力で治したことになりますね。(今では)全然(発作が)出ない」と話した。