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井上芳雄らが明かすミュージカルの裏側「Wキャストの本音」「一番儲かるのは○○公演」……V6・坂本昌行は後輩に「殺すぞ!」とブチ切れ



 次のテーマは、1つの役を2人の俳優が演じる「Wキャスト」。花總はWキャストのメリットに「体調管理」しやすいことを挙げたが、井上は「実際はたぶんコッチの」と指でお金マークを作った。横山から「普通そのポーズやったらみんな隠すんですけどね」とツッコまれつつ、井上は「相乗効果で、例えば同じ演目は1回しか見ない人が、違う人がやってたらもう1回見ようってなる」と解説。しかし、本当のところ「Wキャストをどう思っているか?」の質問には、花總は「自分の役を客観的に分析できる」というメリットを挙げたが、井上は「キツイことの方が多い」「相手の(演技)なんてできるだけ見ないようにしてますよね」と回答。カーテンコールの盛り上がりが気になるとの発言には、花總や安蘭も「あるある」と頷いていた。また、井上は「本当の意味でWキャストの人とは友達になれない」などの心の闇を告白した。

 Wキャストは坂本も経験済み。最初に相手の公演を見た後は「すげーみんなあそこで感動してる」「俺できるかな」などと不安になってしまい、その場にいられなくなって劇場を出て「訳分からない映画観た」という。また、斉藤が「チケットの売れ上げも気になる?」と尋ねると、井上は「それはありますね。如実に出ちゃう」と話した。

 ここで坂本が「ミュージカルの大変さって多分すばるも……」と、2005年の『NEVER GONNA DANCE』で共演した渋谷に話を振った。当時の映像も紹介され、渋谷によると「ダンス」が一番大変だったとのこと。ジャニーズのダンスとは「全然違う」と言い、「初めなんてバレエから習ったりして」「筋トレとかもしなさいって言われて、プロテインみたいの飲まされて」など、外国人役でガタイを良くするための苦労も激白。しかし「緊張しすぎて日に日に痩せていく」状態だったんだとか。

 基礎から行うミュージカルダンスのレッスンに対し、ジャニーズでは「僕らは基本(ダンスレッスン)なかった」と横山。井上らが「どうやって踊るんですか?」と聞くと、村上は「振付師の人が前で踊るのをジーっと見て、それを見てこう何回も繰り返して」とジャニーズJr.時代を振り返り、「それこそV6が大阪城ホールとかに来る時に、僕らはその日に呼ばれてその日に覚えて出るみたいな感じでした」と錦戸、「覚えた人だけ出られる」と丸山が続けた。

 ジャニーズJr.時代の独特な制度について、「ジャニーさん(ジャニー喜多川社長)から電話掛かってきてね。『YOU来ちゃいなよ』って……そんで集まって『YOU覚えちゃいなよ』って」(坂本)、「『これが今日のV6のセットリストだから』『これとこれとこれとこれ今から振付やるよ。はい行こう!』って言って始まる」「でけへん子はそれで落とされる」(村上)と明かされ、驚くミュージカルスター3人。坂本は、1997年のシングル「WAになっておどろう」をコンサートで歌った際、普段はジャニーズJr.が20人ほどダンスで参加するのに対し、「大阪だったかな? そん時100人くらい出てきた」ということがあったと言い、「またジャニーさん呼んだなぁ」と思ったそう。後で「今日ジャニーさんいっぱいいたね」と話したところ、ジャニー社長は「今日オーディションなんだよ」と明かし、坂本は「人のコンサート、オーディションで使うなよ!」と訴えた。すると、錦戸が「僕坂本くんと手を繋いでたことありました」「その時(100人オーディション)の子は僕かも」と言い、100分の1の可能性を伝えた。

 以上のことから、坂本は「僕らのやってることはハプニング」とジャニーズの活動内容を言い表し、横山も「(ジャニースの)舞台とかでも稽古みっちり2ヵ月くらい覚えて、本番当日ジャニーさんが『セリフ、変えるわ』って平気で20分前とかで、3行4行ぐらい……」と実体験を告白。渋谷が「(ジャニー社長から)『セリフ考えて!』言われたことある」と言うとメンバーらは頷き、タッキー&翼の滝沢秀明主演舞台の“間”を「関ジャニ∞でなんとかしろ!」と無茶ブリされた過去を振り返った。

 その後は「ミュージカル俳優の評価」についてのトークへ。井上は新聞に掲載される劇評(評論家や記者が執筆)が気になると話した。酷評も含め、劇評は楽屋前の廊下に貼られているそうで、花總は「良い評価も悪い評価も頭に残っちゃう」ため「(舞台で)ふとした時に浮かんできちゃうのが嫌なのでもう見ない」とのこと。一方、安蘭はアンケートなどの「お客様の声」が最も気になり、毎日チェックしていると語った。坂本は基本的に見ないようにしているものの、「ついついネットを見てしまう」そう。村上からは「最悪やん!」と声が上がったが、丸山も坂本同様にネット声を見てしまうと言い、「ただ気をつけてほしいのは、(自分の作品を)見てない奴も書く場合ありますからね!」などと坂本と分かち合った。また、坂本は「いいことも書いてあるじゃん。それもあるから見ちゃう」とも話した。

 次は「スターの肉体調整術」に注目。安蘭は本番前の楽屋で「動物のような鳴き声」で声帯のストレッチ。花總に至っては公演中、電話に出ないほど喉に気を使っているそうで、坂本もお酒を一切飲まなくなるなど公演中は生活が一変するという。これに錦戸は「大人やなぁ」「(夜に翌朝の食事のことまで考えているなんて)大人じゃないですか!」と感心し、坂本から「大人の印象ソレなの?」と呆れられた。