【KinKi Kidsのブンブブーン】KinKi Kids・光一＆剛、声優に挑んだ乃木坂46・生田絵梨花に感心「完璧すぎて恐い」「向いてる」

2021年3月17日

　3時間目は、講師・蛯原浩彦先生考案のオリジナルの授業へ。「昼めし何にする？」と題したレッスンは、登場人物が他愛もない日常会話を繰り広げるもので、北口のカフェに行くか、南口のカフェに行くかをA・B・C・Dが話し合う場面を演じるという。1回目は何も考えずに台本の読み合わせを行い、蛯原先生が「今、皆さんがやられたお芝居は全然問題ないんですよ。ですが、それは皆さんの“間”で、皆さんの“感性”でやられていたワケです。ですが、アニメーションの場合は、映像が支配してるんですよ。あれに合わせなきゃいけない。ここがまったく違う」と、アドバイスした。

　その後は、蛯原先生が用意した映像とともにトライしてみるも、「むずい、むずい！」（生田）、「難しいな、これ」（剛）、「キャラ出されへんようになるね」（光一）、「出せないうちに終わった。読んでるだけ」（森）と、苦戦。それぞれ、登場人物の性格と役柄をくじ引きで決め、Aの剛は「気品あるおばちゃん」で、Bの生田が「関西弁の子ども」になり、Cの森は「食いしん坊な美少女」に。Dの光一は「“陽キャ”（陽気）な留学生」と、特徴的なキャラがついてしまった。本番終了後、剛は「ちょっと待って。無理よ。無理。ぐちゃぐちゃ！」と反省しつつ、「ちょいちょい出てくる留学生（光一）が、“なんでお前いんねん！”っていう」と、バッサリ。名指しされた光一は「ひでぇ！　何でよ！？」と、ショックを受けていた。

　4時間目では、同校の19年度アニメ制作科が手がけたオリジナル作品『弁当戦争』をもとにアフレコにチャレンジ。これは、弁当箱の中のおかずたちが“誰が一番に食べてもらえるか”を争うといったストーリーで、ウィンナーの2人と卵焼き兄妹の攻防に、コーン入りクリームコロッケが加わる三つ巴の戦いと、やや蚊帳の外のブロッコリーという構図が見どころだ。剛はコーン入りクリームコロッケ＆卵焼きの兄、森が卵焼きの妹＆ブロッコリーの2役。光一がウインナーの隊長、生田はウインナーの二等兵を演じる。

　アフレコの前に、蛯原先生が「こちらのポイントですね。まず性格。キャラクターがちゃんと感じられるようにしてくださいよ、っていうことです。そして、感情表現ですね。特にウィンナー隊長さん。結構、熱血漢ありますから。感情、爆発していってください。そして、タイミング（を合わせることが重要）ですね」と、指南。全員が一斉に声を出すシーンが最難関だと伝えた。スタジオに移動して実践したものの、「私、言えてない！」（森）、「合わなかったね、最後」（光一）、「私がフライングしちゃいました」（生田）と、なかなか満足いく仕上がりにはならなかった様子。

　そこで、蛯原先生が「タイミングの取り方なんですが、これいろんな諸説あるんですけど。皆さん、音楽に精通されていらっしゃいますよね。これね、ミュージシャン的でいくと、“グルーヴを合わせられるか”っていうだけなんですよ。つまり、映像のテンポ感ってありますよね。このテンポ感のノリさえ分かってしまえば、わりと入るのは楽になります」「一瞬、アイコンタクト取るとか。4人の呼吸が合ってると、わりとスムーズにいったりします」と、助言した。

　こうして迎えたTAKE2は、タイミングのズレも改善されたが、森は「難しい！　“すぐに声優になれる”と思ったら大間違いだね」と率直な感想を述べ、生田は「（セリフに）追われてると、キャラクターの声とかが抜けてきちゃって。だんだん自分の声になっていっちゃうみたいなことが発生して。“ホントに難しいな”って思いました。楽しいのは楽しいんですけど」と、自らダメ出しした。キンキも「楽しいですよね」（光一）、「楽しい」（剛）とのめり込んでいたが、光一は苦い思い出が頭をよぎったのか、「絵も可愛いし。一人であえぎ声やらされるより、全然良いですよ。ホントに！」と、ぶっちゃけていた。

　最後は特別授業として、ゲストの森と生田が現在放送中の人気アニメ『約束のネバーランド Season 2』（フジ系）の第1話のアフレコに挑戦。台本を手にした2人が練習もせずにいきなり本番に臨んだところ、聞き終えた光一は「モリクミさんの汗が尋常じゃない」と、指摘。一方、主人公・エマになりきった生田に対し、光一が「いくちゃんが完璧すぎて恐いんですけど」とベタ褒めすると、「私、実は『約ネバ』全部見てるんですよ」（生田）と、告白。初耳情報を受け、光一と森は「あ～、そうなんだ。何で最初に言わないんだよ！」（光一）、「言わないの！？」（森）と、ツッコんでいた。

　しかし、実際に放送された映像を確認すると、森は改めて「いくちゃん、完璧だったわ！　スゴい完璧！」と、絶賛。そんな生田は「でもやっぱ、プロの声優さん、息遣いとかがすっごい細やかで。ちょっと口元動いただけで入れてる感じとかスゴい」と、プロの声優のテクニックに感心しており、蛯原先生も「絵が動いてると、全部何かしらやっているぐらいなんですね。つまり、極端な言い方ですけど、台本を見るより映像を見ると、さらに（入り込める）。絵の世界に入ってください」と、補足したのだった。

　そして、森が「いくちゃん、来るよ！　（声優の）仕事！」と期待を寄せ、本人も「やりたいです！　お待ちしてます！」（生田）と、アピール。剛も「マイクに乗る帯域で全部ちゃんと聞こえるから、向いてるんじゃない。スゴく」と後押しした際、生田は「え～！　じゃあ、もし何か決まったら、『「ブンブブーン」さんのおかげです』って言います！」と、宣言した。調子に乗った剛が「それをもう、毎セリフ、毎セリフの前に『「ブンブブーン」さんのおかげです。あ～！』とか言ってもらったら」とお願いすれば、「全部、はい！」と、素直に応じる生田。かたや、森はというと、「ホント難しかった。ごめん。ホントこれね、オンエアー困るわ！」「完全に自信なくした！」と、すっかり落ち込んでいたのだった。

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