TKO・木下隆行、“パワハラ騒動”の真相を『じっくり聞いタロウ』で激白！　現在の収入やYouTubeの低評価にも言及

2021年2月19日

　河本が「自分ですぐそこの反省点が見つかったなら、篠宮に謝りに、すぐ（行けなかったのか？）」と尋ねたところ、「それが僕、すぐできなかったんですね。ず～っと、こう。“裏切られた”と思ったか、なんか分からないです」（木下）と、ケガを負わせた相手へのお詫びも遅れたそう。その間、篠宮側からの連絡もなかったようだが、木下は「会社のみんなとか、相方とか」に謝罪を促されたという。

　周囲によって「キレることはいい。先輩やから。でも方法は間違えてるで」「それは謝れよ」と、物を投げて顔にぶつけた事実を咎められた木下は、「すぐには行けてなかったんですけど、みなさんに言われてから篠宮に謝って。“本当に悪い”と思ったんで。『すまんかった。ごめんなさい』ってことで、和解はしました。向こうも謝ってくれましたし」と、2人の間では関係修復できていたとか。

　しかし、結果的に木下は松竹退所に至る。「辞めるまでになるっていうのが……」（名倉）、「このペットボトルの事件を発端に、それ以外のところでもいろいろなことが……っていうのが、バーッと出てきたっていうようなことなんですか？　これだけで退所っていうことはないですよね？」（河本）と踏み込むと、木下はペットボトル投げつけ事件が週刊誌に載ったのを機に、「あることないことがいろんな雑誌から（出た）。ネットニュースも書かれました」と、デマが錯綜するようになったと切り出した。

　木下いわく、「それこそ反社（反社会的勢力との繋がり疑惑）であるとか、未成年（未成年淫行疑惑）であるっていうの。まぁ、ないんですけど。そういう嘘が書かれていった」「それも止めることができない中で。1個、1個、言い訳になっていく」といった状況に陥り、ついに会社に呼ばれて「お前を信じられへんようになってしまった」と、言われたそうだ。

　さまざまな報道を受け、事務所から「マネジメントできへん」と判断された木下だが、「僕自身も、松竹にいてると、新しい若手の子が“パワハラするヤツがおる事務所なんて行きたくない”と思うやろうし。アットホームで売ってた松竹芸能の看板に傷をつけたっていうイメージもあって。（事務所は）マネジメントできない。僕も申し訳ないことをしたしっていうので、会社と話し合って、退所するって形になったんです」と、事務所を離れるまでの経緯を明かした。

　現在、木下はテレビや劇場での仕事がなく、自身がディレクターを務めているアパレルブランド（BUCCA 44）も事件の影響で売り上げが激減したため、「（収入は）ゼロに等しい」「貯金だけで生活してます」「YouTubeも、もちろん編集スタッフのお金とかもあるので。ロケしたりとかいろいろあるので、マイナスですね」と、金銭面も厳しい様子。

　名倉が「YouTube辞めたらいいやん。そんなマイナスになるんやったら」と指摘すると、「そうなんですけど……。僕が（昨年の）3月に退所してすぐに始めたんですけど。やっぱり正直、その時の感情というのは、消えるのが怖かったですし。なんか“打席立っとかな”っていうか。自分の中でアイドリングかけとかないと怖かったっていうのもあったので」と、当時の心境を告白。熊切は「忘れられるのも怖いですよね」と、木下の気持ちに寄り添った。

　とはいえ、YouTubeもとても好調とは言えず、「（最初にアップした）謝罪動画が、8ヵ月経った今、39万BAD（低評価）」「（高評価は）7,000ぐらい」とのこと。批判コメントは読み慣れてきたものの、2003年に離婚した元妻や一人娘が「心ない言葉を目にするとツラいやろうな」と思い、自ら削除していたとか。しかし、その作業もなかなか追いつかず、「“娘にちゃんと話さなアカン”と思って、娘を呼んだ」「『パパはBAD39万で、でもこれから頑張るな』って言った」ところ、娘も「BAD押してる」と報告を受けたといい、「嘘でしょ！？」（熊切）と、笑いが起きた。

　ここで、河本が「（相方の木本も）“何してくれとんねん”っていうところはあったかも」と想像すれば、木下も「“絶対ある”と思います。TKOっていう看板、ブランドを傷つけてしまったのは事実なので」と、神妙な面持ちに。「TKOは解散してないの？」（名倉）と聞かれた際、「してないですね。木本は名前を残してくれて」と、感謝をにじませた。「木本さんとは1対1で、ガッツリお話されてるんですか？」（河本）との問いには、「もう退所する時は話しました。それ以降はLINEとか」と、回答。

　河本は「（木本がTKOの）看板を掲げてくれてるワケじゃないですか。ってことは木下さん、絶対戻らんとダメなんですよ」と訴えながら、「だから絶対明るいYouTubeやった方がいいです。木下さん、僕全部（の動画を）見てますけど、ホントに“毎回、誰か亡くなったんかな”（といったテンションの）オープニング、あれ止めてもらっていいですか」と、ダメ出し。「“そばに行って、グッとケツに棒をさして、上に向けんな、向けんな（上に向けないといけない）”と思ってましたもん」と笑いを誘った後、名倉が真面目なトーンで「人生1個で終わるねんて」と諭すと、木下も「本当に反省しました」と、肩を落としていた。

アーカイブ