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言葉巧みに「CDデビュー」を持ちかけ……高齢者が被害に遭った“カラオケ搾取”とは?



 1月14日深夜放送のトークバラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)は、高齢者が狙われる最新犯罪に着目。その被害額に、番組MCのネプチューン・名倉潤や次長課長・河本準一も驚愕した。

 今回は裏社会ジャーナリスト・中山美里氏が、高齢者をターゲットにした“カラオケ搾取”について解説。まず、「“カラオケを楽しもう”という方。そこ(高齢者が集うカラオケ喫茶やスナックなど)で起きている事件なんですけれども。お店の中にですね、本腰を入れて“カラオケを極めよう”という方々が、中には出てくるんですね。(そのような人が)通っていくうちに、『自称プロデューサー』とか、『作詞を書いていた』とか、そういった方々が『CDデビューしましょうよ』みたいな話を持ちかける」と、高齢者にアプローチしてくる人物がいると語った。

 中山氏によると、カラオケ搾取を目論む人物は「昔、(演歌歌手・大泉逸郎が1999年に発売したデビュー曲)『孫』っていう曲が大ヒットしたかと思うんですけど。あれを例に出してですね、『あの方も、最初は自主制作だったんだよ』『今、自主制作から生まれる歌手っていっぱいいるんだよ』」といった話をするそう。さらに、「(有名歌手と)一緒に撮った写真を見せて、信用させて、“この人、本当にスゴい人なんだ”っていう風に、70歳くらいのおばあちゃん、おじいちゃんは信じてしまう」と、芸能界との繋がりをアピールする手口も。そこに写っている歌手と仕事をした実績はなく、ただの記念写真でも、高齢者は騙されてしまうようだ。

 また、高齢者が信じ込んだ段階で、CDデビューの費用をふっかけてくるらしいが、中山氏は「Aさんがデビューした時には、『CDの制作費と、作詞・作曲料と、レコーディング代が(合計で)300万円かかりますよ』と言われたんですって。作詞・作曲があがってきて、『レコーディングが終わりました』っていったところで、『プレス(ディスク生産)代は別途かかるよ』みたいなことを言われ、CDを2,000枚プレスします。『あと200万円かかります』などと言われて、合計500万円かかってしまった」というケースを紹介。

 音楽プロデューサーや作詞家を名乗る人物から「業界ではこれくらいかかるの普通なんだよ」と諭されると、高齢者は納得してしまうようで、週替わりMCのタレント・熊切あさ美も「(相場が)分からないですもんね」と、コメント。ちなみに、作詞・作曲料を除けば、2,000枚のCDは50万円ほどで作れると、番組ナレーションによって補足していた。[続きを読む]