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　ネプチューン・名倉潤と次長課長・河本準一がMCを務めるトークバラエティ『じっくり聞いタロウ～スター近況（秘）報告～』（テレビ東京）。10月15日深夜放送回は「知られざる北朝鮮SP」と題し、世界的に注目を集めている“北朝鮮YouTuber”を取り上げた。

　今回、ゲスト出演したのは、約20年に渡って北朝鮮を取材してきたジャーナリスト・五味洋治氏。現在の北朝鮮で最高指導者の地位を継承している金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の兄で、2017年に暗殺された金正男（キム・ジョンナム）氏と150通ものメールをやり取りし、長時間のインタビューを行った経験もあるという。

　北朝鮮の最新事情にも詳しい五味氏によると、「数年前から、なんとYouTuberが出てきてですね。内部の人が北朝鮮内部を撮影して、それをYouTubeで公開している」とのこと。週替わりMCのタレント・ほのかは「それ大丈夫なんですか？」と驚き、名倉も「それって、世界（中）が見れる？」と、確認。以前は、海外メディアには北朝鮮当局の人間が同行するなど、「国の見せたいものしか見せない」と言われていたようだが、17年に世界中からアクセスできるYouTubeチャンネルが誕生。番組のナレーションにより、「総再生回数228万回以上の人気コンテンツになっている」とも紹介していた。

　五味氏は「北朝鮮の映像っていうと、これまで許可がないと撮れなかったんですよ。YouTubeで流してても、『潜入した』とかね、『盗撮した』とか、そういう感じで流してた」と、コメント。しかし、開設されたYouTubeでは「自分たちが自慢できるところ……。地下鉄だとかですね、最新の遊園地だとか、学校の中だとか、そういうところを見せて、『北朝鮮には普通の生活があって、指導者のおかげでみんなが幸せに暮らしている』というところ（をアピールしている）」といい、「“PR臭”がプンプンするんですけどね」との言葉に、名倉は「そうですよね。それやないと（公開するのは）無理ですよね」と、返していた。

　北朝鮮のYouTubeチャンネルが“バズった”理由として、五味氏は「若い、20代くらいの女性が、巧みな英語を使って発信」している点を挙げ、「ですからもう、世界中にファンがいてですね。YouTubeのコメント欄を見ると、世界の男性がですね……。（配信者は）ウンアさんっていうんですけどね、『ぜひ、あなたに会いたい』『どんな方法（を使って）でも会いに行きたい』なんて、熱烈なメッセージがいっぱい書いてある」と、説明。ウンアさんは「キレイな人」だと述べ、「そもそも何者？」（河本）と問われると、五味氏は「それがね、分からないんですね」と、答えた。

　さらに、ウンアさんのYouTubeについて、「3年くらい前から突然出てきて、時たま北朝鮮の中をPRするんですけども。あまりにもスムーズに撮影してるので、当局の許可を受けてるんでしょう。特にね、金正恩さんっていう最高指導者の妹さん、金与正（キム・ヨジョン）さんっていう人が、宣伝・扇動っていって、PRを担当しているので。どうも彼女が、そういう宣伝活動の“新しい風”を吹き込んで、“『YouTube使いなさいよ』ってやったんじゃないか？”ってウワサなんです」と、解説。

　MC陣の「絶対そうですよね。しかもキレイな子で、あえて女性にして、みんなが見るようにして」（名倉）、「世界の男性はやっぱり注目するし」（河本）といった発言の後、五味氏は「北朝鮮は外貨・ドルを稼ぎたいですから、そうやって観光客を呼んで、北朝鮮を観光してもらいたいっていう、そういう宣伝の意味もあるんでしょうね」と、補足した。一方、韓国の若者にウケているというのが、北朝鮮を抜け出してきた“脱北者YouTuber”なのだとか。[続きを読む]

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