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若者が危険な“市販薬トリップ”に手を染めるきっかけとは? 『じっくり聞いタロウ』で裏社会ジャーナリストが解説



 さまざまな分野の専門家や著名人が“ココだけの話”を明かすトークバラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)。7月23日深夜放送回には、同番組準レギュラーで裏社会ジャーナリスト・石原行雄氏が登場し、番組MCのネプチューン・名倉潤、次長課長・河本準一、週替わりMCのタレント・ほのかの前で“市販薬トリップ”の実情を語った。

 毎回、密かに横行する犯罪、薬物関連の話題など、最新の情報を『じっくり聞いタロウ』に提供している石原氏。この日は、“市販薬トリップ”なる聞き慣れない単語について、「その名の通り、市販薬でトリップをするジャンキー(薬物依存者)」と前置きした上で、「(19)80年代にですね、咳止めシロップを一気飲みして“ラリる”っていう遊びが異様に流行ったんですね」と、説明。これは、覚せい剤などの違法薬物に似た幸福感を得るため、咳止めシロップや鎮痛剤を決められた用量以上に口にする行為なんだとか。

 石原氏は東京・下町の「ガラの良くない地域」の出身だといい、「クラスメイトのちょっとヤンチャなことしてる友だちなんかが、咳止めシロップを箱でパクってきて(万引きして)。それを一気飲みして。そうすると、フワフワした感じになってですね。“キメる遊び”っていうのが(あった)」と、回顧。ほのかが「それで実際に倒れちゃう子とかもいたんですか?」と聞くと、「そうですね。咳止めシロップっていうのは、コデインっていう物質が入っていてですね。コデインっていうのは、オピオイドの一種」と、まずは成分に関して切り出した。

 続けて、「オピオイドというのは何かと言うとですね、アヘンを元にした合成物質。要するに、モルヒネやヘロインの兄弟みたいな物質なワケですね。それはもちろん、用法・用量を守って飲めば、鎮痛剤ですとか、咳を抑えるとかって、良い使い方ができるんですけれど。それをこう、わざとオーバードースさせることで、トリップするっていう使い方ですね」と、解説。河本が「それが80年代なら分かりますけど、現時点でもまた(ブームが)来てるってことですか?」と確認すれば、石原氏は「そうですね」と、肯定した。

 さらには「厚生労働省が、去年の夏にですね。全国の病院調査をしたデータがあるんですけれど。2018年の時点で、全国の病院で薬物依存の治療をしている10代の若者ですね。その中で、“市販薬でそうしたオーバードースしたトリップする”っていうことを常習化している、あるいはやったことがある人間がですね、4割強いた」と、衝撃的なデータを報告。MC陣は「えっ!?」(河本)、「スゴいね……」(名倉)、「結構いる」(ほのか)と、思わず驚きの声を上げた。番組の補足によると、咳止めシロップ以外にも、トリップ目的で風邪薬、ダイエットサプリ、エナジードリンクを過剰摂取した結果、依存に至るケースがあったそう。[続きを読む]