【KinKi Kidsのブンブブーン】KinKi Kids・堂本光一の自宅で“お宝テープ”発見！　「恥ずかしい」「ジャニーさん、好きだったから……」と懐かしむ

2020年6月9日

　キンキは1997年7月に作詞・松本隆、作曲・山下達郎が手掛けたシングル「硝子の少年」でCDデビューしているため、ビデオに収められているのは、ジャニーズJr.時代のコンサート。光一いわく、宮城県・仙台公演は「ビデオ化されていない」もののようだ。さらには「これもなかなか。このカセットテープ。こう書いてあります。『硝子の少年練習用』って書いてますね。これをね、デビュー前か。これをレコーディングする前に、『これ聞いて練習しといてください』ということでもらったテープだと思うんですね。ただ、このカセットも聞く術がありません」と、実物を手に説明。

　今度は別のカセットテープについて、「極めつけがこれ！　なんで俺、これ持ってんねやろ。不思議でしょうがない」「『J-FRIENDS』って書いてるんですけど、これ見て。『剛ボーカル』（と書いてある）」と紹介すると、VTRを見る剛本人は「うわ～、恥ずいの出してくんなよ～。ちょっと待ってくれよ。なんや、これ」と、照れくさそうな表情を浮かべた。「J-FRIENDS」とは、97年12月に結成され、キンキをはじめジャニーズ事務所のTOKIO、V6からなる期間限定ユニットだ。

　カセットに貼られたシールに「J-FRIENDS」「KOBE（剛Vo）97.12.12」とメモ書きがあったが、光一は「なぜ剛くんのボーカルだけのものを俺が持っているか……。『剛くんのボーカルだけのものをくれ』って言ったのか……。いやいや、“そんなことはない”と思います」と、入手時の記憶はないとか。剛は再び「恥ずかしいやつとってんなぁ……」と、つぶやいていた。また、光一は「ホントにスゴいお宝、あったんですよ。でも、それがね、改めて見たらね、出てこなくて。“あれ、俺どこやったのかな？”って思うのがあって」と、ポロリ。

　ここで、剛に対して「探しても見つからなかった光一とっておきのお宝とは？」とのクイズを出題。「ヒントください」（剛）、「何年前やろ。ある意味、日本で一大イベントの時のやつですよ。でもね、“剛くんは持ってない”と思う」（光一）と情報を伝えたところ、剛はさほど間を置かずに「あっ！　分かった！　聖火リレーのトーチ」と、予想。これが見事に正解で、光一が「うわっ！　スゴいね！」と思わず笑うと、剛は「何かご褒美くれよ。スゴくない？　俺、当てたぞ」と、調子に乗った。しかし、光一は剛の勘の鋭さに驚くばかりで、なおも「スゲー！　お前、何で分かんの？」と、ビックリ。

　聖火リレーのトーチは、98年の長野冬季五輪の際、光一が出身地・兵庫県の五輪聖火ランナーに抜てきされた時の記念品だが、「あれがね、見当たんない。つい最近、片付けてる時に“スゲーの出てきた！”と思って、収納したんですよ。（その収納した場所が）分かんなくなっちゃったんですよ。で、この企画言われた時に“あれ出せばいいな”って思ったんだけど、出てこなくなっちゃったのよ。またないの」と、正直に打ち明けた。剛は「大事にしてるがゆえに、忘れちゃってんのよね」と理解を示し、「そうなのよ」（光一）、「たまにあるパターンやな、それ」（剛）と、フォロー。

　一方で、スタッフが再生するためのデッキを用意したといい、「ちょっと見てみる？　でもホントに怖いよ」（光一）とボヤきつつ、まずは「KinKi Kids　KICK OFF SUMMER」をチェック。すると、76年発売のABBAの名曲「Dancing Queen」（ダンシング・クイーン）を歌唱するステージの映像が流れ、「うわ～、なんかセットとかも……」（剛）、「Oh yeah,You can dance～♪」（光一）、「あぁ、懐かしい～！　なんか、この曲を聞くとジャニーさん思い出すよなぁ～」（剛）、「そうだね。ジャニーさん、好きだったから」（光一）と、昨年7月に亡くなったジャニー喜多川前社長を思い浮かべる2人だった。

　光一は「（ファンの）うちわで何も見えへん！」と声を荒げたほか、「何歳？　え～、15年どころじゃないわ。25年前！？　うわ～……」（光一）、「こわっ……」（剛）、「いや～、お宝でしょ」（光一）、「お宝でしたね」（剛）と、若かりし頃の自分たちの姿にしみじみ。続いて、「硝子の少年練習用」のカセットは歌声が聞こえた瞬間に「達郎さんじゃん！」（光一）、「アカンやん。アカンやん」（剛）、「これ大丈夫かな？」（光一）、「いや、確認は一応した方がいいね」（剛）と、衝撃を受けるキンキ。テロップによれば、番組スタッフが山下サイドに許可を得た上でオンエアーしたそうだ。

　しばし耳を傾け、「しかもこれ、完全にデモ（テープ）バージョンの達郎さんだね。達郎さんも（同曲を）カバーしてらっしゃるじゃない。カバーじゃなく、完全にデモ。ヤバ！」（光一）、「カッコいいなぁ」（剛）と、興奮。キンキがリリースした「硝子の少年」にはない「透きとおる」という歌詞が含まれており、光一は「歌詞も違う！」と、仰天した。当時を振り返り、光一は「まさにこの曲を、ジャニーさんから初めて聞かせてもらったのって、ジャニーさんの（アメリカ）ニューヨークの家でだったんですよ。その時の音源や。『YOUたち、この曲どう思う？』って聞かされた時の音源やわ。うわっ、ヤバっ！　思ったよりお宝やった、これ！　良かった～、捨てなくて……」と、テープが保管できていたことに安堵。

　最後に光一が「J-FRIENDS」「KOBE（剛Vo）」のカセットを持ち出すと、剛は「なんやねん！　その嫌がらせにも近い……」と不快感を露わにし、「嫌がらせちゃうよ」（光一）と、否定。剛が「マイケル（ジャクソン）の曲かな？　『People Of The World』」と口にすれば、光一は「で、マイケルの声やったら、俺泣くぞ！」と、期待した。しかし、実際はマイケルが作詞・作曲を担当した楽曲「Children’s Holiday」（98年1月発売）を剛が一人で歌っているバージョンで、当人は「恥ずかしい……恥ずかしいわ」と、苦笑い。

　発売当時に関して、光一は「この曲は、ホントにキーがめちゃめちゃ高くて。“こんなん歌えねぇよ”と思いながら必死になって歌ったら、出来上がってきた曲ね、サビの部分が全部子ども（の声）になってたっていう……」と、切ない裏事情を告白。「『ダメだね』って……」（剛）、「マイケルが言ったのかな？　『Oh……』って言ったのかな」（光一）、「『Oh……ちょっと全部ミュートしちゃっていいよ』っていう……フフフ」（剛）と、マイケルの反応を想像して盛り上がった後は、「いやいや、スゴい懐かしかった。マジで」（剛）、「喜んでいただけたなら、僕的にはもう満足です」（光一）と充実の表情を見せ、番組を締めくくった。

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