【KinKi Kidsのブンブブーン】堂本光一、名場面クイズで「そんな地獄ないぞ」「これ神回」と感情を揺さぶられたゲストとは!?　『FNS歌謡祭』裏話も

2020年4月7日

　当日、行うことになったのは、上空にある支点から垂れ下がった布を光一が腕に巻きつけ、自分の腕の力だけで飛ぶという難易度の高いフライング。しかし、いつもとは勝手が違ったといい、「吊り点があって、劇場でやる時は、プラス、レールで少し稼働させることによって、大きく回ることができるんですよ。だけどやっぱり、どうしても飛天だと、シャンデリアもあるし。本当はね、もうちょっと吊り点も前にして、円卓の上を行くっていうのが“画的に面白いな”とは思う部分はあったんだけど。どうしても、まぁ……いろいろやってもらった結果、ちょっと奥ではあったけども、あそこまでやっていただいたっていうのが、俺的にはそのスタッフさんの努力っていうのがスゴく僕は嬉しかったですし。ただ、やる自分にとっては恥ずかしかった！」（光一）と、本心を打ち明けた。

　スタッフが「一瞬、“チラッと円卓見たな”って思ったんですよ。“今、円卓の人の表情をチェックしたな”って思った一瞬があったんですよ」と掘り下げると、光一は「何見てんのよ」と笑いつつ、「いや、やっぱりさ、独特の雰囲気じゃない。『「FNS（歌謡祭）」で何飛んどんねん』っていう、なんかその目線が僕的にはちょっと怖かった。だけど、井上芳雄くんとかがちょっと盛り上げてくれて、スゴく心強かった。円卓にいてくれて」と、『ナイツ・テイル』のキャストで、親交のある井上への感謝を口にする場面も。また、フライングだけでなく、光一とライバル役の中山優馬による太鼓パフォーマンスも取り入れたが、スペースの都合上、2つの演出を1つのステージで見せることができず、光一らは移動を余儀なくされたという。

　これについて光一は「ステージを両方使わせてもらう。途中走るっていうね。走るところ一切映らない。もちろん、映さないでほしいんだけど。あれが意外と疲れるっていうね」と愚痴をこぼしたものの、「『エネルギー感じた』とか嬉しいコメントもいただいたので。すっごい不安だったけど、“やってよかったな”って思いました」と、晴れやかな顔に。スタッフが「今年は、階段用意します」と、『SHOCK』名物となっている光一の“階段落ち”シーンに触れた際は、「ハハハ！　階段、落ちるか～」と、まんざらでもないリアクションだった。

　お次は、“たった4時間半で1曲を完成させる”といった無謀とも思える企画の裏側を剛本人が回想。「まぁ、僕は『ファンクを作る』っていうことだったんで、ドキドキはしてましたけれども、“それもまたファンクかな”というところで。自分を奮い立たせて、とりあえず、がむしゃらにやったっていう感じでしたけど」と明かし、楽曲のテーマに関しては「1つ、やっぱり“くだらない”っていうことだったり。ファンクって、ルーツが大事な音楽なんですよ。『FNS（歌謡祭）』さんの歴史を“ちょっと調べてみようかな”とか。“『FNS』って何の略なのかな”っていう疑問を膨らませようと思って。『僕がマイナス5歳の時から始まったんだよ』ということで、歴史の長さも分かるし。『「FNS」の略、実はこうだったんだよ（フジネットワークシステム）』っていうことを改めて言うことで、また『FNS』というものに対して、みんながいろんな意識を向けれるかな～ということで。それであの歌詞に落とし込んだって感じなんですけど」と、解説した。

　今回は、「堂本剛FUNK同好会」として、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ、野性爆弾・くっきー！、小籔千豊も参加。剛は「芸人さんって、とっても頭の回転が早くて、賢い方が多いじゃないですか。だからこそ、信頼できる部分がスゴくあったというか。くっきー！さんで言えば、泡立て器でこうやって（ベースを）弾いていて、あの弾き方も“独特だな”と思いましたけど。小籔さんは、とにかく真面目な方なんで。『こうでいいですよ、ああでいいですよ』って言っても、『この方が、でもいいですか？』っていう。『じゃあ、それ頑張ります』っていう感じでやってくださって。あんまりこっちも、“オーダー多く言っちゃうと失礼かな”と思うから、“あんまり言わずにおこうかな”と思ったけど。“あ、この人は言って大丈夫だな”と思いました。期待にちゃんと応えるハートと、スキルがやっぱりあった人だったんで。お世辞とかではなく、ホントにビックリしたんですよ」と、プロ顔負けの腕前に心を動かされたよう。「この2人スゴいなぁ」「またセッションしたいなぁ」とも感じたという。

　番組の反響を聞かれた剛は「“スゴいな”と思ったのは、あの『FNS（歌謡祭）』さんのあの状況を見たミュージシャンが結構いたんです。ファンクを最後に持ってきて、あれやってること自体が『スゴいな』と言ってました。だって、なかなかないですよ。僕、テレビ出させていただいて、歌とか演奏とかさせてもらってますけど。“こんな反響あったことあったかな？”ぐらいの反響だったので」と、コメント。『ブンブブーン』では、剛が制作した楽曲「しすてむ」（演奏・堂本剛FUNK同好会）の模様を流していた。

　そして、エンディングは、クイズに勝った光一に番組からプレゼントを贈呈。過去2回はオリジナルのTシャツとトートバッグだったが、剛は「今チラッと見えたけど、ホンマいらんわ」と、毒づいた。榎並アナが「こちら！　『ブンブブーン』特製のトランクスでございます！　バックスタイルはこうなっております！」と全貌をお披露目すれば、光一は「うーわ～！」と、ドン引き。これは、前側

がオンエアー画面に登場する光一＆剛のイラストで、後ろに“オタク風衣装”（15年4月5日放送回）を着たキンキの姿がプリントされた下着。実物を手にした光一が戸惑っていると、剛は「最低なパンツや」「これはね、持って帰りにくいわ。置いても行きにくいし。絶妙なとこ狙ってきましたね」と、皮肉を込めてスタッフのセンスを評価した。

　榎並アナが「放送時間が変わってから初回ということでございますんで、ぜひですね、『ブンブブーン』ファンの皆さんにこれからの意気込みなど含めて一言お願い致します」と振ると、剛は「今まで、カットされがちだったところも、生き残るワケですもんね。企画もね、もう1個できるとか。1つの企画を長くできるとか、いろんなことが可能にまたなりましたんで。皆さんにも面白い部分を、“さらにプラスアルファしてお届けできるようになった”と思いますんで。ぜひ楽しんでいただければ」と、視聴者にメッセージ。

　続く光一は「だから、何かやってる時もさ、ゲストの方に話を振ったりとかして、話が会話になってるところとかね。カットされがちだったところもね。やっぱり皆さんにお届けできる」「それがやっぱり、ゲストの方もせっかく今まで話してたのに、そこはカットになっちゃったら、これ申し訳ないじゃん」と述べる間、身振り手振りが例の“語る男”になってしまい、結果的に「やっぱね、ゲストありきの番組だから……。やっぱり、それはもう、ゲストサンキュー！」と、“サンキュー”ネタを挿入。本人はご満悦の表情を浮かべたものの、剛に「俺が締めたにも関わらず、急に喋り出して、ちょっとスベってるよ」と指摘を受け、苦笑い。最後は「でも、これからもホントに楽しくやりますんで、よろしくお願いします！」（剛）とあいさつし、キンキはカメラに向かって頭を下げていた。

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