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LGBT問題に詳しい弁護士が語る“ゲイのおじさん”を狙った最新犯罪



 毎回、ゲストが“ココだけの話”を明かす深夜のトークバラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)。10月3日放送回では、さまざまな“LGBT問題”を手がけてきたという南和行弁護士が、同性愛者に関する最新犯罪を解説した。

 通常、同番組は次長課長・河本準一とネプチューン・名倉潤がレギュラーMCを務めるが、うつ病のため休養中の名倉に代わり、今回はネプチューン・原田泰造が“特別MC”を担当。一方、トークゲストの南弁護士はLGBT問題に精通しており、講演会なども行っているほか、河本が「ご自身も同性婚をなさってる」と、紹介した。ここで、週替わりMCのタレント・熊切あさ美が「LGBTって何の略ですか?」と質問し、南弁護士は「LGBTっていうのは、Lesbian(レズビアン/女性同性愛者)、Gay(ゲイ/男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル/両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー/性別越境者)の頭文字なんですけど。僕は男性の同性愛でゲイ」と、説明。そのお相手の職業も弁護士で、お互いにパートナー関係を公表しているようだ。

 河本が「どちらでパートナーの方とお会いになったんですか?」と2人の出会いに着目すると、「僕と彼は京都大学(出身)なんですけど。当時、インターネットが結構盛んになった時代で、インターネットだったら、自分の匿名性を保ちながら友だちを作れるじゃないですか。それで結構、ゲイの人は出会いやすくて……。僕は『京都大学の同性愛の人、集まりましょう』みたいなサイトをやってたんです。そこで定期的にオフ会したりとかしてて。(自分が)管理人なので、最初に情報が来るじゃないですか。で、“この子いいな”(と思った)」と、会う前から惹かれていたそう。そして、「『オフ会はさておき、待ち合わせてご飯でも』って言ったら、カワイイ感じの子が来て……。(それ)が、彼なんですけどね。それでまぁ『付き合おう』ってなって」と、親密交際に発展したといい、MC陣は「全然サイトの幹事役やってない」(河本)、「自分のためにやってる、みたいな」(熊切)と、ツッコんでいた。

 こうして出会ったパートナーと、2011年より“事実上の結婚生活”を送っているという南弁護士だが、「いつ気づいたんですか? 自分がそっち(男性同性愛者)と」(熊切)と聞かれた際、「“同性愛”っていう言葉をちゃんと知るのは、高校生とかくらいにならないと分からないですけど。今から振り返ると、小学校とか幼稚園の時から、席替えの時『(同性の)あの子と同じ班になりたいな。隣の席になりたいな』とか、『なんでアイツは俺がいながらあんな女の子と付き合うんだ』とか、あるじゃないですか」と、回顧。「でも多感な時期だから、みんなは、男性は、女の子の話ばっかりするじゃないですか。自分は違和感があった?」(河本)と尋ねられると、「だから、それは言えないから、女の子を好きなフリっていうかね」と、“本心を隠していた過去”にも触れた。

 さらに、「“ツラかったな”と思うのは、大人になって『お母さん、僕、同性愛やねん』って言った時に、母が『いや、でもアンタは中学校の時に、テレビ見ながら、私が「アイドルのこの子カワイイね」って言ったら、「そう、こういう女の子好き」って、アンタ言ったやん』って言うんです。母が。『あれは嘘やったの?』とか言われたら、『いや、それこそ、その時はそう言うしかなかったんでしょ』っていうね……」と、吐露する場面も。河本は、「オカンに言いたかったけど、(そうすることによって)オカンを傷つけるのを、自分でこれを回避してたのに……」と、南弁護士の苦悩を想像。

 南弁護士は「大人になってからの友だちとか、大学生の時の友だちとかには言いやすいんですけど。家族とか、親戚とか、小学校の時からの地元の友だちって逆に、そういう“誰が好き”とか、恋愛とか関係ない時からできてる人間関係だから、“今それを言ったら、ガラガラガッシャンってなるかな?”って思う」との不安な気持ちを明かしつつ、「ドキドキしながら『あの、実は……』って言ったら、小学校の時からの友だちに、『いや、知ってたけど、なかなか「知ってた」って言えなくて』と(言われた)」と述べ、「気づいてたんだ」(熊切)、「良い子だね」(原田)と、共演者も安堵。ちなみに、現在は南弁護士とパートナーが経営する法律事務所で、南弁護士の母親も一緒に働いているそうだ。[続きを読む]