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米米CLUB・ジェームス小野田、『じっくり聞いタロウ』で解散と再結成に至る経緯を告白



 7月18日深夜放送のトークバラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)に、音楽バンド・米米CLUBのボーカルを担当するジェームス小野田がゲスト出演。かつて解散した原因、さらに再結成が実現した背景を語った。

 MCのネプチューン・名倉潤が「俺の青春」と懐かしがった米米CLUBは、1982年に結成した男女混成バンドで、シングル曲「浪漫飛行」(90年発売)や、「君がいるだけで」(92年発売)が大ヒット。95年放送の『第46回NHK紅白歌合戦』では、ジャニーズの人気アイドルグループ・SMAP、ダウンタウン・浜田雅功と音楽プロデューサー・小室哲哉による音楽ユニット・H Jungle with tなど豪華メンバーが出場する中、米米CLUBの歌唱シーンが「60.3%という最高視聴率を獲得」したと、番組ナレーションで紹介された。

 ちなみに小野田は「浪漫飛行」と「君がいるだけで」においては歌唱パートがないものの、ほかの曲ではカールスモーキー石井(ミュージシャン・石井竜也の米米CLUBでの名義)と双璧をなすボーカル。MCの次長課長・河本準一が「“石井さんが歌ってる”っていうイメージがあるので、“小野田さんが歌ってる”っていうイメージがあんまりない」と述べると、「そうですね。ライブだと私(ほかの曲で)歌ってるんですけど、テレビだとなかなか(ヒットした)2曲しか歌わなかったりとか……。何曲も歌えないじゃないですか」と、ボーカルとしての自身の印象が薄い理由を説明した。

 テレビで石井メインの曲を歌う際、小野田はその後ろで激しく踊る“パフォーマンスの役割”を務める機会が多かったというが、「ライブだと(ほかの曲で)歌ってるんですけど、(テレビだと)逆にいない場合もありますよね」と、吐露。「え? あっ、そうなんですか?」(河本)と驚く共演者たちに、小野田は「『君がいるだけで』とか『浪漫飛行』に(自分が)いても、あんまり意味が……。『意味がない』って言ったら、あの……。だから『演出的に、今日は小野田さんいらないな』みたいな」と、苦笑いを浮かべた。

 それも演出家に言われていたのではなく、メンバー間の会話で「ちょっとこれ、『浪漫飛行』で小野田さん、こうやって踊っても、なんかね……」「じゃあ今日は休むか!」と、決まったんだとか。週替わりMCのタレント・ほのかが「え~!?」と声を上げ、河本も「そんなことあるんですか」と愕然とすると、小野田は「あるある。で、俺が自宅で(テレビを)見てると“あぁ出てる、米米CLUB……。俺いないけどなぁ”と思いながら、ちょっと(涙が)タラーっとね。今だから言えますけど」と、知られざる過去を告白。

 このように、小野田が屈辱的な扱いを受けることもあった「浪漫飛行」だが、世間ではミリオンヒットを達成。さらに、2年後にリリースした「君がいるだけで」は「メガヒットで、290万枚」(河本)という記録を叩き出しており、小野田は「自分たちがビックリですよ。“そんなに売れるバンドだ”と思ってなかったんで」と、回顧。「まぁでも、ドラマに使われたっていうのがね」(名倉)、「ちょうどあの“月9”がね!」(小野田)との発言もあったように、「君がいるだけで」は92年4月クールのフジテレビ系「月9」枠の連続ドラマ『素顔のままで』の主題歌に起用されていた。

 同作は、ともに女優や歌手として活躍した安田成美&中森明菜のダブル主演で、安田の夫役には俳優・東幹久を抜擢。最終回で平均視聴率31.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークするほどの人気ドラマとあって、主題歌の「素顔のままで」も、290万枚を超える売り上げを記録。『じっくり聞いタロウ』では、この成績が「現在でもCDシングル歴代セールストップ10に名を連ねる快挙」である点も補足された。しかし、そんな絶好調だった米米CLUBは、1度解散の道を選んでいる。

 ここで、河本は「“なんで米米CLUBさん、解散してしまうんだろう”って、ちょっと僕ら……。思っちゃったんですよ」と、ズバリ質問。まず、小野田は「そうですね。(結成から)12年で解散したんですけど、1回ね。やっぱりヒット曲が出ちゃって……。もともと“パフォーマンス集団”だったんですよ、デビューから。パフォーマンスの曲をやってて、私がだいたいメインで、まぁ一応“リードボーカル・ジェームス小野田”なんですけども」と、初期の米米CLUBの雰囲気や、自身のポジションを解説。

 一方、石井については「その時てっぺーちゃん……。てっぺーちゃんってのはカールスモーキー石井なんですけども、“MC兼ボーカル”みたいな感じで。最初デビューの時はそうだった」とのこと。だが、「浪漫飛行」「君がいるだけで」とヒットが続くうち、「『その上を狙ってくれ』って、やっぱり言われるんですよ」と、“パフォーマンスありきの楽曲”ではなく“売れる曲”を求められるように。「『「君がいるだけで」を超える曲。300万枚、400万枚』とか言って、それにプレッシャー(を感じた)」「それでちょっと“パフォーマンス的な曲”を作ると、『何これ? 何の曲?』『もっと売れる曲を作ってくださいよ』(と言われた)」と、激白した。[続きを読む]