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高須院長の息子・高須幹弥氏が語る“悪徳美容整形”の実態……ターゲットになりやすい女性、施術後のトラブルまで解説



 さらに、このような場では「カウンセリングする医者もそう言うし、その後クロージングする受付のカウンセラーの人も『あなたは絶対これをやった方がいいですよ』と、高い料金を勧めてくる」(高須氏)と、複数段階でアプローチしてくるらしく、名倉は「(整形初心者は)意を決して来てるから、“やろう!”と思ってるから、高い値段言われても“まぁ、ローンでやるか”とかね」と、高額でも受け入れてしまう心理状態を想像。「『話が違うじゃん。金額が』ってならないんですか?」(神田)との指摘に、高須氏は「そうなることもありますけれど、情報が少ない人だと“あぁ、本当にそうなんだ”と(納得してしまう)。で、やっぱり喋る人(医者)も口がうまい人が多いんですね」と、説明した。

 ターゲットにされた整形初心者は「今日でしたらキャンペーンで、特別モニター価格で25万円でできますよ」と聞かされるなどして、広告料金より高いものの、「やってもいいかな」と、思ってしまうという。こうした悪徳美容整形外科に引っかからないために“気をつけるポイント”について、高須氏は「医者(担当医)のキャリアを見た方がいい」と、アドバイス。「そこまで見た方がいんですね」(熊切)と驚きの声も上がったが、高須氏いわく「一人前の美容外科医になるまでって、形成外科と美容外科のキャリアが合計10年はないといけない」「どんな科でも、一人前の医者になるには10年の修業が必要なので、形成外科と美容外科のキャリアを足して10年以上の医者を選んだ方が、失敗はしにくい」そうだ。

 高須氏本人の職歴に関しては、「僕はもう20年やってます」と、ニッコリ。ちなみに、悪徳美容整形外科か否かの判断材料として、医師を募集する要項に「未経験者でも大歓迎」といった記載があるクリニックは怪しいとか。一方、そんな悪徳業者に狙われるのは整形初心者だけではなく、“醜形恐怖症”(自らの容姿に強いコンプレックスを持ち、悩みを抱えてしまう病気)の人も、ターゲットになりやすいとのこと。

 また、悪徳美容整形では施術後のトラブルも報告されている模様。美容整形はヒアルロン酸を投入するパターンも多いが、「悪徳を主にしてやられてる、そういう病院っていうのは、ヒアルロン酸の薬剤にも何か(違いは)あるんですか?」(河本)と問われた高須氏は「鼻を高くするヒアルロン酸だったら、鼻専用の固いヒアルロン酸っていうのがあるんですね。それで(注射を)打てば、キレイに鼻筋が通るんですけど……。たとえば豊胸用の、バストに注入するヒアルロン酸って、量あたりの単価が安いので、それを鼻に打つと利益が出て儲かるんですけど。柔らかいので、それをたくさん打つと鼻が横に広がって、俗に言う“アバター”(2009年公開の映画『アバター』の人造生命体)って言われる状態の鼻になる」と、美容整形する箇所に適したヒアルロン酸が使用されないケースに言及。

 一連の話から、熊切は「“日本の病院だったら安全”ってイメージですけど、日本もそういうところ(悪徳美容整形外科)は結構あるんですか?」と、不安げな表情に。「やっぱりありますね」と聞き、河本が「先生のところは大丈夫なんですか?」と探りを入れると、「大丈夫です!」「ちゃんとやってます!」(高須氏)と、断言。「そこはもうお父さん見習って『Yes! 高須クリニック』で」(河本)と、高須クリニックのCMでお馴染みのフレーズをリクエストされた際には、ノリノリで披露していたのだった。

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