ドラッグの売人から「狙い撃ちされている」!?　裏社会ジャーナリストが語る二世タレントの薬物事件

2019年3月1日

　石原氏が「それでもやっぱり（二世タレントは）ポンポン買っちゃう」と話せば、名倉が「それは騙されてるんですか？」と、確認。「いいカモになってる」との回答を聞き、「（その二世タレントは覚せい剤が）欲しいから、『これじゃないと売られへんよ』って言われてるんだ」（名倉）と、想像した。このように、親からのお小遣いで豪遊できてしまう二世タレントに関し、石原氏は「（中には）月に90～100万円のお小遣いを貰っていて、さらに欲しければ、別で『これ買うからお金くれ』って言うと、また貰ってたっていう（二世タレントもいる）。そうすると、湯水のようにお金が来るので、別に（相場以上の額の覚せい剤でも）値切る必要がない」と、説明。

　ここで、週替わりMCのタレント・ほのかが「分かってるんですか？　（自分が）ボッタクられてるっていうことは？」と質問すると、石原氏は「分かってるケースもあるでしょうし……。あんまりもう、そのこと自体を考えない」と、コメント。名倉も「気にしてないのよ。お金があるからね」と、二世タレントの金銭感覚を察した。一方で、売人の提示額が“普通より高い”と分かっていても、「そこから逃れられないっていうケースもあったりする」といい、それには「（ドラッグの）売人なんかは二股をかけたりですとか、交渉されたりすることを嫌う人っていうのが多い」という点も関係している模様。

　たとえば、「ちょっと高いから、もう少し安くしてくれ」「この前のネタが良くなかったから、もっと上物くれよ」「お前のところ高いから、下げてくれないと買わない」といったクレームをつける購入者を嫌う売人が多いらしく、「隠し撮りをされて、脅されたりするケースがある」「『そうやって言うんだったら、（写真などを）週刊誌なり、どこなりに売るよ』って言われて、（購入者は）『じゃあ分かりました。今までの取り引きでいいです』っていうことになる」そう。ほのかは「もう逃げられないんですね」と、理解した。

　また、石原氏はカモにされる二世タレントの共通項にも言及。「子どもの頃から、どうしてもちょっと“近寄りがたい存在”みたいに、勝手に周りのお友だち、同級生なんかに見られて、ちょっと距離感があったり、酷いケースだとイジメにあったりですとか。そういうので“仲間意識みたいなものが枯渇してるようなケースも多いんじゃないか”と思う」と、分析。そんな二世タレントは「“こいつちょっと金ヅルになるぞ”みたいな、“カモになるぞ”って思うと、やっぱり半グレ（暴力団に所属せず犯罪を繰り返す集団）ですとか、裏社会関係の人間……。昔でいうとチーマーですとか」に目をつけられ、「本人がシノギ（収入を得るための手段）にされたりするケースもある」という。

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