【KinKi Kidsのブンブブーン】中川翔子とディープな『東京都北区赤羽』聖地巡礼の旅！　キンキも仰天の「乳チヂミ」とは？

2018年12月3日

　続いて会いに行くのは、赤羽の人気者・ワニダさん。注文したお客さんに逆ギレするほか、酔っぱらってお客さんに噛みつくなど、かなり破天荒なキャラクターとして描かれているのだが……。レトロな飲食店街にやって来た3人は、タイ料理店「ワニダ2」を見つけ、恐る恐る店内に潜入した。ワニダさんの正体は、眼鏡をかけた女性だったが、「ワニダさん、おキレイな方じゃないですか」（光一）、「ね、おキレイな。本当にキレイですね。ワニダさん」（剛）とベタ褒めの声が相次ぎ、本人は「あ、イイ人だな」「見る目あるですね！　飲んでください！」と、ゴキゲン。

　光一が「漫画のあの感じとは、ちょっと（違う）……」と率直な印象をこぼすと、実は人見知りのワニダさんが「まだ酔ってないから大丈夫です。今は普通の人です」「恥ずかしい、今。ちょっと恥ずかしいけど……」と、照れ笑い。赤羽でお店を開いて11年というワニダさんは「赤羽の街好きですか？」（中川）と聞かれ、「大好きです」「1番好き、区役所」と、答えた。そして、常連のお客さんと乾杯を済ませ、「こういう感じがいいよね」（剛）と、ニッコリ。また、若い女性に「ハマっちゃうとやみつきになっちゃう感じなんですかね？」（中川）と尋ねると、「1回、赤羽住んだら、“ほかのところ住みたい”と思わない」とのこと。

　思わず、光一は「え、なんでなんでなんで、それは？　今のところ、あんまり俺、“住みたい”と思ってないけど」と暴言を吐くも、女性は「赤羽マジックがある」と、断言していた。その後、キンキと中川はワニダさん特製「たいかれーそうめんつき」（1,000円）を味わい、「美味しい」（剛）、「本格的！　そうめんが意外といいな」（光一）と、絶賛。落ち着いたところで、「すいません、これ買ってください～。1,500円です」（ワニダさん）と、“ワニダさん立体お面”の売り込みが始まり、剛＆中川はワニダさんが怒った時に必ず言う決め台詞で、漫画でもお馴染みの「シネバイイノニ！」を披露した。

　3ヵ所目の「ちょっと怖～い居酒屋さん」は、外観からかなり怪しい雰囲気を醸し出している「赤羽霊園」。看板には「お化け屋敷居酒屋」「コミック居酒屋」と書かれてあり、「どういうこと？」（光一）、「漫画のまんまなんですけど、ちょっとパンチありますね」（中川）と困惑しながらも、ドクロだらけの店内へ足を踏み入れた。異様な暗さに怯える中、男性のマスター・高橋さんが「いらっしゃいませ！　これつけてください」と、 “幽霊といえば”の三角頭巾を手渡し。しきたりに従って装着するなり、高橋さんが「飲み物はここからなんですよ。決まったら言ってください」とメニューを指差し、「飲み物は普通よね」（光一）と視線が集まるも、なんと上から人形が落下してきた。

　瞬時によけた剛は「ビックリした！　古典的なやつ！」と目を見開き、中川も「キャー！」と、大騒ぎ。実はこの「赤羽霊園」は、さまざまな仕掛けでお客さんを驚かす“ちょっと変わった居酒屋”なんだとか。次は光一のすぐ横に植物らしき謎のアイテムが垂れ下がり、「ギャハハハ！　お化け屋敷の手口だ！」（中川）、「ちょっと古典的やなぁ～」（光一）と、すっかり高橋さんの作戦にハマってしまった。「最高な声です！　ありがとうございます」と満足げな高橋さんは、さらに「悲鳴が好きなのね。（お店は）28年目です」「やった頃は歯もあったんだけど、今は入れ歯で頑張ってますから」と、コメント。

　こうして独特な世界観に翻弄されていたが、一連の仕掛けは高橋さんがカウンター内の紐を使って操作しているよう。「でも、やっぱ漫画読んでておんなじやとテンション上がるよね」（光一）、「上がります。聖地巡礼できてる感じします」（中川）と話す間、高橋さんは次々と「人形が震える」「装飾用のモールが落ちる」などの演出を繰り出した。「あの奥にスイッチがあるんだな！　店長が奥に帰ると、なんか……」（中川）、「さっきから俺の席、上から降りてくるものが……いろんな物降りてくんねん、ここ」（光一）、「店長が向こう行った時、ヤバい」（剛）、「面白い～」（中川）と、なんだかんだで楽しむキンキ＆中川。

　光一は再びメニューをチェックし、「“ぬりかべ”って何のメニューなんやろ？」と言うと、高橋さんが「はじめはね、ぬりかべは（冷）奴だったの。普通の居酒屋みたく、奴は奴、お新香はお新香って書いてたんだけど、全然出ないから。『じゃあ、どうしようか』って言って。“名前を変えよう”と（思い立った）」と、解説。「“乳チヂミ”って何ですか？」（中川）には「普通のチヂミですね」「“韓国チヂミ”、ウチの場合は海老が入ってて。乳チヂミっていうのはチーズが入ってる」（高橋さん）と明かし、「ウマいんですよ」「28年間、ずっと作ってる」と猛プッシュされ、看板メニューの乳チヂミを頼んだ。

　同店は高橋さんが1人で切り盛りしており、チヂミを1枚ずつ丁寧に焼き上げつつ、お客さんの様子をうかがって仕掛けを作動。まんまと引っかかり、「うわ～！　もーう……行っちゃったと思ってたのに」（中川）、「よくチヂミ作りながらやるな！」（剛）、「ちゃんと作って、チヂミ！」（光一）と、クレームが飛んだほど。一方、でき上がった「乳チヂミ」（500円）は湯気が立ち、見た目にも美味しそうだが、高橋さんは「タレは市販のやつですから。（スーパーマーケットチェーン）西友のやつ！」と、秘密を告白。剛はすかさず「ふふふ（笑）。言わなくていいですよ」と、ツッコミを入れた。

　肝心の味はというと、全員が「美味しい！」（中川）、「美味しい！　なんやろ、サクサクやけどフワフワ」（光一）、「昼、チヂミ屋やってもいいかもしれないですね」（剛）と、絶賛。エンディングで剛が「どうでした？」とロケの感想を求めた際、中川は「嬉しかったです！　やっぱり、漫画を読んでスゴく妄想だけ膨らませてたんですけど、実際に来てもスゴく変だったし、面白かったし。“赤羽、もっともっと知りたいな”って思いました」と、充実の表情に。

　光一も最終的に赤羽の街や人々に関心を抱いたのか、「なんかさ、『お前、赤羽のモンじゃねぇんだろ？』みたいなのがないんだよね。ホントにこう、受け入れてくれる」と述べ、「それがいいよね」（剛）、「意外となかったですね」（中川）、「やっぱり人との繋がりが……」（光一）、「強い場所なんですね」（剛）と、総括。また、光一は「（高橋さんは）ワニダさんとも『知り合い』って言ってたし。ある意味どっちも……。いや、自粛しよう」と一旦は自身の本音を引っ込めたが、「『どっちもお化け屋敷』って言おうと思ったんだけど」と、毒づいた。これに対し、高橋さんは「ハハ～！　あっちが本店ですから。ワニダが本店で、俺が姉妹店！」と、応戦。

　そして、中川は「なんと、3年半ぶりのCDのリリースが決まりました。11月28日（シングル）『blue moon』、曲が発売されます。ぜひ、月のように見守ってくれて、無償の愛をくれた、心の中にいる大切な人を思い浮かべながら聴いてください。作詞しました。ぜひよろしくお願いします！」と、PR。直後に各所のトラップが動き、中川は「ギャ～！　ヒドい！　ヒドいよ！」と、雄叫びを上げていた。

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