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　納豆嫌いな人でも食べられるよう、“独特な匂いはしない”とのことだが、勇気を出してドーナツを一口かじった山田は「……うん！　うん、（納豆）いない！　いないです。これ食べれるな。美味しい！　全然分からない！　これはスゴいメニュー」と、ビックリ。とはいえ、さすがに店内の“納豆臭”には我慢ならなかったのか、庄司＆賢治さんがドーナツを堪能していた時、「行きましょうよ」（山田）と言い出した上で、「本当、お店の方の前では申し訳ないんですけど……。くせえ！」と、暴言も飛び出した。

　お店を離れて次なるヒントを探していると、庄司が「どうしても連れて行きたい店がある」と、主張。そこは、同じ池尻の「ビストロ 喜楽亭」で、山田は「せんだい屋」とは打って変わって「もういい匂いするぞ！」と、声を弾ませた。こちらの名物は、小鍋で温めて作り、まろやかな味わいが人気の壺焼きカレー。庄司は、妻でタレントの“ミキティー”こと藤本美貴と、結婚前にお忍びで通っていたといい、子どもが産まれて以降は1度も来ていなかったとか。

　山田と賢治さんが頼んだのは、エビやムール貝をはじめ、新鮮な海鮮をふんだんに使った「地中海かれー」（1,782円／税込）。食べる前から「大当たり！」「圭人ごめん！」とゴキゲンだった山田は「うまっ！　匂いが結構スパイシーだったから、“ちょっと辛いのかな？”と思ったんですけど。スゴいまろやかの中に、爽やかさがあるというか。美味しい、これ！」と、喜んだ。賢治さんも大声で「美味しいです！」と感情を露わにし、庄司は「アホみたいな声出ましたね」と、手を叩いて大笑い。

　そんな庄司が注文したのは「よくばりかれー チーズトッピング」（972円／税込）で、「レーズンと一緒に食べると美味しいんですよ」と、久しぶりに思い出の味を口に入れ、「美味しいです！」と、賢治さんのモノマネを披露。「パクんないでください！」（賢治さん）、「食べるとみんなバカになる！」（山田）と楽しそうな一同に対して、VTRを見る薮は「仲良くなってるじゃん。3人、友だちみたいになってる。忘れてるでしょ？　（新メニューの）ヒントを探しに行ってるんでしょ、今これ」と、指摘した。

　もはや、山田たちが“ただのグルメツアー”を満喫する一方で、岡本は「失礼しまーす！　越後屋の豆腐です。働かせてもらってます、今日は」「20丁です」などと、山田の言い付けを守って休む間もなく配達に勤しんでいた。かたや、真面目に頑張る岡本とは対照的に、グルメ3人組は誰も豆腐について話さなくなるほど、カレーに夢中。しかし、庄司が「やっぱ、チーズトッピングしたら美味しいね」とつぶやいた一言をきっかけに、山田に異変が。「やっぱチーズってハズレないですか？」（山田）、「ハズレないね。トロットロだし」（庄司）と会話した途端、「なんかチーズ……。チーズなぁ……」と、考えを巡らせた。

　チーズに目をつけた山田が「なんかチーズ、ヒントになりませんかね？　なんかこう、豆腐から出た……豆乳のチーズとか」と発案したところ、庄司は「なるほど。お、スゴい！　豆乳チーズ、ソイチーズ！　お豆腐屋の強みを生かせる感じですよね」と、賛同。賢治さんも「そうですね。豆乳はいつでもありますんで」と答え、思いがけず新メニューの糸口をゲットした。さっそく、お店に戻って調理を開始……と思った矢先、義昭さんと一緒にいるはずの岡本から、「配達が終わった」との連絡が入り、山田は「もうちょっと時間稼いでほしいな。最低でも1時間」と、指令。



　どうやら、岡本が頑張ったおかげで普段より早く配達が終了してしまい、間を埋めるどころか、完全に裏目に出てしまったのだった。[続きを読む]

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