韓国の“整形番組”で変身した美女が明かす、「韓国の若者が整形する理由」とは？

2018年3月2日

　このように、顔が原因で人生まで歪んでしまったハンさんを救うべく、美容整形のエキスパート集団が問題点を診断。専門家の一人は、ハンさんの口が開きっぱなしになっているために「口内が乾きやすく、口が臭くなるしかない状態」と、分析。さらに、手術前の精密検査では「アゴが歪んでいるのはもちろん、口元も両アゴのラインもお鼻も頬も非対称」だと判明し、「大手術になりそうです」と、宣告されていた。その後、韓国の大手クリニック「ID美容外科」にて、顔のバランスを合わせる輪郭形成手術、不正咬合を治す歯科治療など5時間にも及ぶ手術を受け、キレイなフェイスラインの美女に変貌を遂げたハンさん。術後の顔を初めて自分で見た時には、「まるで夢のようです」と、感極まっていた。

　こうしてハンさんは第2の人生を歩み始めているが、VTR明けのスタジオでは、当時を思い出したのか、涙を拭う場面も。河本が、改めて「男の人からよ？　『口が臭い』だ、『豚の糞の臭いがする』だと、人の心を踏みにじりすぎている部分もあるし……」と触れると、ハンさんは「『口から豚の糞の臭いがする』と、いつもバカにされていました。大学生の時は、『ブスジュリ』とあだ名をつけられたり、『アスファルトでお前の曲がった顔を削れ』と罵られたこともあります」と、辛かった日々を回顧。

　一方で、口臭に関して「自覚はあったワケ？」（河本）という問いには「たしかに、“口は臭かった”と思います」と答え、「だから、1日何十回もうがいをしていましたし、口臭スプレーをいつも持ち歩いていました。それがコンプレックスで、いつもマスクをつけて過ごし、人と話せなくなりました」と、吐露。病院に行かなかった理由については、父親が事業で失敗して「多額の借金を抱えてしまった」と述べ、「その借金を返すために、私と母の2人で働かないといけない状況だったんです。整形をするお金はありませんでした」と、経済的余裕のない生活を振り返った。

　また、アゴと頬骨を削る手術で顔の歪みを整え、不正咬合を治す歯の矯正手術を行ったハンさんだが、「アゴをまっすぐにしたことで、逆に今度は目と鼻が歪んでしまったんです」と、報告。そこで、顔のバランスをとるために、耳介軟骨（耳の裏の軟骨）を鼻先に入れてまっすぐ伸ばしたほか、目頭と目尻を切開して目を大きくしたそう。その費用はすべて『Let 美人』が持ってくれたというが、「実際にどれくらいかかったんですか？」（河本）と確認すると、ハンさんは「だいたい600万円です」と、回答。

　河本から「日本の整形の金額と比べたらどうなの？」と尋ねられたヴァニラは「“安い”と思います。だいぶ」との見解を示し、「ヴァニラちゃんはいくらなの？」（名倉）と聞かれ、「全体で1億円くらい」と、サラリ。これには鈴木が「え～！？　1億円！？」と思わず立ち上がり、東も「金持ちなのにビックリしちゃったよ！」と、動揺した。ハンさんも口をあんぐり開けて驚いていたが、鳳条は「日本の整形は海外よりも圧倒的に高い」と、解説。鳳条もまた、自身が整形にかけた金額を「1,600万円」と申告し、ヴァニラほどではなくともやはり高額だったため、小沢は「なんでそんなにお金を持ってるんですか？」と、疑問をぶつけた。

　鳳条は「ホストなんで」と、自分で整形代を稼いでいる点をアピール。小沢は「1億円は？」と、ヴァニラの整形資金の出所を探り、MC陣が「1億円は、たぶん出資者がいる」（名倉）、「パトロンだっけ？」（河本）とコメントしたところ、ヴァニラは「いないです。私、パトロンはいないです」と、否定。「私は自分で、仕事で……」と続けようとするヴァニラに、「ニセ札使ってるの？」（河本）と疑惑の目も向けられた時、本人は「違います」「美容整形のクリニックの宣伝とかもやってる」と、主張した。

　ここで、名倉は「（整形）やりすぎやって。（ハンさんみたいに）自然な（のが）、1番いいじゃん」と意見したが、ヴァニラは「私、フランス人形目指してるんで」と、反論。「フランス人形を超えてもうて、ワケが分からんようになってる」（名倉）と告げられても、「なってないです」（ヴァニラ）と聞く耳を持たず、「フランス人形側からクレームが来てる」（河本）とまで言われる始末。改めて、「それでもまだ（整形）やりたい？」（河本）と問われ、「顔を小さくとか、もっと丸くしたいとか……」と願望を明かしたが、名倉は「丸くしたいんだったら飯いっぱい食え！　太るから」と、アドバイスした。

　次に、ハンさんは「韓国では、大学の試験が終わると、頑張ったご褒美に親から整形代を貰い、目や鼻を整形する学生が多いんです。そのため、春休みになると人気のクリニックに学生が殺到し、2ヵ月間予約が取れない状況が続きます」と、言及。韓国の若者が整形にこだわるのには理由があるようで、「韓国では就職する時に顔が悪いと非常に不利」「私も面接に行ったことがあるのですが、面接官は私の顔を見るなり追い出しました」と、整形前の実体験を告白。信じがたい対応に、河本は「“能力も見ずに顔だけで判断する”っていう会社をどこまで信用していいのでしょうか」と、呆れた。

　ハンさんは現在、整形で手に入れた美貌を生かし、レースクイーンを目指しているとか。しかし、韓国のレースクイーンは胸の大きい美女が多いらしく、ハンさんは自身の顔には満足している反面、「胸がAカップしかないので、お金を貯めて豊胸手術をしたい」とも。ちなみに、ヴァニラの胸は2度にわたる手術で「200～300万円くらい」かかっているとのこと。河本が「（ハンさんの）昔を知りませんが、“笑顔がものスゴく増えたのかな”っていうことはスゴく分かりますよね」と発言した際、小沢からは「整形でさ、表情は作れないけど、笑顔が可愛いんだからもう成功だよね」と、得意の甘い言葉も飛び出した。

　一方、日本で整形を繰り返すヴァニラと鳳条も、まだまだ満足していない様子。「どこか変えたいところあったっけ？　また」（河本）と聞かれたヴァニラが、「う～ん、ヴァニは……。脚伸ばしたいかな？」と答えると、芸人たちは「それは整形じゃなくて改造じゃん」（小沢）、「ヴァニラの場合は違うよ。みんな『整形』言うてるけど、改造よ」（名倉）と、指摘。鈴木が「脚って伸ばせるんですか？」と質問した時には、河本が「鹿島建設とか、建設会社に委託しないと」と提案し、笑いを誘う一幕も。

　さらに、鳳条は「豊胸じゃないですけど、シリコンバッグ（を入れて）筋肉（をつけたい）」と述べ、これには名倉が「筋肉鍛えたらええやん。男なんだから鍛えたらええやん」と、整形の必要性を疑問視。鳳条が「日本人の限界とかがあるので、やっぱりそこも……。ムキムキ（になりたい）」と訴えるも、MC陣は「いや合わへんて。顔カワイイのに、いきなりムキムキになっても」（河本）、「それやったらその体型がええよ」（名倉）と、説得を続けたのだった。

アーカイブ