【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・岡本圭人＆中島裕翔、「冬キャンプ」を学ぶためバイきんぐ・西村に弟子入り

2018年2月23日

　西村は「まずこの石をね、並べて。かまどみたいにやります。そうするとね、熱がこもるから、より燃焼力が上がる」と焚き火の知識を披露し、石を使ったかまど作りを実践。中島がキレイに石を重ねた時には、「ありがたぁ」（西村）と、お礼の「ありがとう」を噛んでしまい、岡本が「『ありがたぁ』って言いましたよね？　今」と茶々を入れると、「寒いから、やっぱこの辺（口周り）がなんかね……なるじゃん。冬キャンプは滑舌悪くなる」（西村）と、開き直った。

　かまどの環境を整え、次はナイフのみで薪を縦半分に割る「バトニング」のテクニックを学んだ2人。特に岡本は「野菜を切るかのようにやってくじゃん」（中島）と言われたほど、意外にもスムーズに薪割りをこなしていた。この作業を終えた後、「何で火をつけるかって話ですよ。『ファイヤースターター』っていう道具があるんですよ」と、小さなマグネシウムの棒を取り出した西村は、ナイフの背でこすって火をつけるとレクチャー。着火剤代わりに、油分を含んでいて火がつきやすい白樺の木の皮を使用するといい、3人はファイヤースターターでの着火を試みた。

　中島が「難しい！」と手こずっていると、最初に先生の西村が着火に成功。「どうだ！　これが先生の技だ」と胸を張る西村に続き、今度は岡本が「きた！」と、申告した。一方、中島は20分も頑張った挙句、火をつけることができなかったとか。ちなみに、合間のスタジオトークでは、岡本がこのシーンの裏話に言及。「裕翔が火、つかなかったじゃないですか。で、あの後、カメラが止まった後も練習してたんですよ。負けず嫌いだから。それで、“また1時間（ロケが）押す”っていう」と暴露したが、有岡はすかさず「（中島は）真面目だからね！」と、フォローを入れた。当人は「なんか打ち合わせとかしてる間にやってるつもりだったんだけど……すいません！」と頭を下げ、薮宏太は「潔い！　潔い！」と、素直な謝罪に感服。

　ロケVTRに戻ると、気がつけば日が沈み、気温は-1℃に突入していた。ここからがメインイベントである「絶品キャンプ料理」に入り、3人で協力して「ダッチオーブンで作るローストチキン」「体の芯から温まるカレー鍋」「巨大フライパンで作る焼きそば」の3品を作るとのこと。鶏を丸ごと使ったローストチキンの調理では、岡本＆中島がジャガイモ、にんじん、タマネギを一口大にカット。ハーブソルトで味をつけた鶏の中に、野菜を詰めて竹串で固定する工程に移ると、中島の手元を見た西村が「細かい作業得意そうだね」と話しかけ、本人も「細かい作業の方が得意かもしれない」（中島）と、返答した。

　ダッチオーブンに鶏肉を入れ、周りに野菜を敷き詰めれば、ハーブソルトとオリーブオイルをかけて味つけが完成。これを約1時間火にかけるそうで、西村は「ちょっと経ってからさ、下の炭状になった薪をね、上にのせたいの。上からも熱を加える」と、補足した。次は「無洗米」のお米を炊き、カレー鍋の調理を開始。カレールーを溶かした鍋に、体を温める効果のある、ニンニクとショウガ（チューブ）を投入するが、担当者の中島は思い切って大量のニンニク＆ショウガを落とし、西村は「いくな、オイ！　異臭騒ぎ起きてるよ、スタッフさんから。ニンニクの異臭が……」と、大胆な行動にビックリ。そこへジャガイモ、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、ベーコン、豚肉を入れて煮込んだ。

　かたや、“ブクブク”としてきたお米は、芯まで熱を通す目的で蓋の上に石を置き、圧力をかけて弱火に。仕上がりを待つ間、西村は「重さ5kg、直径50cm」の巨大フライパンを持ち出し、「こんな鍋使って料理したら、もうバカでしょ。ねぇ？　こんなん、使わないでしょ、普通。通称“バカ鍋”って呼ばれてるんですけどね。僕がよく作ってるのが、焼きそば！」と力説し、「焼きそば！」（岡本）、「でも、なんかいいな～、これで……。じゃあ、これスタッフさんの分も結構食べれる、作れるぐらい……」（中島）と興味を示す2人。西村は「あ、もう全然！　20人前ぐらいいけるんじゃないかな～」と一旦は乗っかるも、「ただ今日作るのは、3人前です！」との残念な報告が飛び出した。

　3人で手分けしつつも豚肉や野菜を豪快に炒め、中島が「重っ！　重っ！」と、フライ返しにチャレンジ。中島の手つきを見た西村が「いいよ、いいよ。腰！　ちゃんと腰入れて。お～！　いいね！」「センスある」と声をかけた一方、岡本は内股でぎこちなくフライパンと格闘していただけに、「バカ鍋はやっぱね、中島くんの方がセンスあるなぁ～」（西村）と、ジャッジが下された。ここに麺と粉ソース、ビールを加えるが、「どうなんですか？　ビール入れると？」（中島）と聞かれた西村は「なんか、バーベキューでやってんじゃん」と、急にいい加減に回答。番組からの情報によれば、ビールを入れると弾力が出て美味しくなるという。

　最後の一振りも中島が任され、「さっきより重い！」と、踏ん張った。周囲が煙でモクモクの中、「バカ鍋マスター・中島裕翔！」（岡本）、「ようこそ、バカ鍋マスターへ」（西村）、「“バカ鍋ジュニア”です」（中島）、「チクショー！」（岡本）と、3人が異様なノリに突入。こうして、荒々しい男たちの料理がなんとか完成した。まずは、出来上がったばかりの焼きそばから口をつけた中島は「うめぇー！」と顔をほころばせ、岡本も「美味い！　環境がこんなに美味しくさせるんですね」と、大感激。「だって、キャベツちょっと固いんですけど、全然大丈夫ですもん。火通ってないんだよね。火通ってないけど、美味しく感じちゃうんだよね」（岡本）とリアルな感想を伝えた時には、西村が「バカ鍋は火通りにくいね」と、反省する一幕も。

　続いては「効いてるね、ニンニク」（中島）、「カレーに負けない」（西村）と、刺激度の強いカレー鍋の試食だったが、「温まる！」（中島）、「あれ正解だよ。あんだけニンニクとショウガ入れてさ」（西村）と、結果オーライだった模様。ローストチキンも「なんか、普通に家で食べるチキンより、美味しいんじゃないかな。野菜もスゴい、ホックホク」（岡本）、「鶏肉ホロホロ」（中島）と好評で、締めは炊きたてのお米をカレー鍋に入れ、チーズと混ぜ合わせてカレーリゾットに。岡本は「あ～、冬キャンプ最高！」（岡本）と喜びを噛み締め、中島が「これは美味しい！　うま～い！」と、雄叫びを上げた。

　絶品のキャンプグルメで体を温めた後は、焚き火の前で「ジャンベ」と呼ばれる西アメリカ起源の打楽器を演奏した西村。人が少ない分、大音量を出しても怒られず、音に集中できるといい、ここで「このキャンプ場の焚き火の前で、岡本くんのギター。そして、中島くんは俺のジャンベで、2人で“セッションして欲しいな”と思って」と、提案した。実は、本人には内緒で岡本のギターを用意しており、ドラムが得意な中島が太鼓（ジャンベ）を叩き、歌手・坂本九の名曲「上を向いて歩こう」（1961年）をコラボレーション。岡本が歌とギターの音色をしっとりと響かせると、最後は西村が「イェーイ。俺今日、帰りたくない！」と、寂しそうにつぶやいてロケが終了した。

　エンディングのスタジオトークでは、中島が「みんなもほら、『いいな～』とか言ってたでしょ。気づいたら」とメンバーに問いかけると、有岡が「美味しそうだった」と納得したものの、「ピークはカレーリゾットだったかな。最後のセッションで、なんかちょっと“スン”ってなってる自分がいた。温度差があるからかな？」と、本音をポロリ。山田は「いや～、でも“スッゲー楽しそうだなぁ”と思った」と羨ましがり、伊野尾が「西村さんすごかったよね。ちょっと、“変なオジサン”みたいなイメージがあったから」と、ストレートな印象を明かしたところ、中島は「でもホントにキャンプには詳しくて。今、仕事の割合、2・8で、8がキャンプだそうです。2がお笑い」と暴露し、スタジオが爆笑に包まれていた。

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