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鳥越俊太郎、ガンとの壮絶な闘病生活、都知事選と“文春砲”に言及



 番組MCの次長課長・河本準一がガンの「転移」について尋ねると、鳥越は「最初のガンの時よりね、転移の時の方がショック……。1回“終わった”と思ったのに、まだ終わってない」と答えたように、大腸ガン除去後も闘病生活を送っていた。「僕の場合はね、それが4回続いた。(左の)肺に入って、右肺に入って、そして肝臓(の順番に転移した)」とのことで、同じくMCのネプチューン・名倉潤が「全部手術して取ったんですか?」と、質問。

 鳥越が「僕は手術をして取った。大腸と肺は内視鏡です。カメラを入れて切るヤツですね。肝臓は(腹部を)切りました。38cm」と話し、「(傷跡を)見せましょうか?」と提案するも、名倉は「いや、見せんでええ……。見せんでええです」と、拒否。そこで、メスを入れた辺りを服の上から指し示し、「切って、そして肋骨をギッと上げて、肝臓を出して……」(鳥越)と、説明した。“見届けゲスト”のモデル・Nikiは「肝臓を出すんですか!?」と驚いたが、鳥越は「出さないと、中に入ったままだと(手術できない)」といい、名倉も「裏もあるし、全部(出す)。肝臓は出さないとアカンからね。腹腔鏡じゃ無理なんだよね」と、補足した。

 Nikiの「肋骨って動くんですね」との発言には、鳥越が「肋骨はね、フックを引っかけてギリギリ……ってやると、ギーって上がる」と、体験をもとに証言。生々しい描写に、Nikiは「想像もしたくないです……」と、身悶えた。こうして4度のガンを経験しながらも、その都度乗り越えてきた鳥越は、16年に民進党や共産党などの推薦を受け、76歳で都知事選に出馬。河本が「よく都知事選に出馬しましたね……」とつぶやくと、名倉も「ホントね、言い方悪いけどね、“この人バカなんじゃないか”と(思う)」と言い放ち、笑いを誘った。

 MC陣は「お休みしててくださいって」(河本)、「何が駆り立てられたんかね」(名倉)と、闘病生活を繰り返す鳥越が都知事選に出馬した理由が分からない様子。当人は「参議院選挙があって、翌日月曜日に開票の結果が出て。そしたらね、与党が自民党、公明党で3分の2を超えていた。もう衆議院は超えてます。そうすると、衆議院と参議院で与党が3分の2を超えたら、憲法改正が発議できる。国会で。これを国民投票にかける……」という状況にあったと解説した。

 さらに、鳥越は「“これはヤバいな”と。“ここまで日本も来たか”と思って。“これはなんとかせなイカンだろう”って、僕がずっと見ていたら、(タレントの)石田純一さんとか、(元官僚の)古賀茂明さんの名前が出て、なかなか決まらなかったんですよね」と語り、「僕がそれを見ていて、“これはもう、手を挙げなかったら後で後悔する”と思って、“自分の人生を後悔したくないから”と思って、うっかり、つい(出馬すると)言っちゃった」と、苦笑い。「東京都政がどうこうというよりもね、“日本の政治に『ちょっと待った』をかけたい”っていう気持ち」だったと明かした。



 このような経緯で都知事選に名乗りを上げた鳥越だが、名倉は「『都知事選に立候補します』となったら、めっちゃ金かかったでしょ? どうしたんですか?」と、金銭事情に着目。鳥越が「金は、民進党が確認団体に寄付をするということで……」と口にすれば、「民進党が一応バックにはついてたんですね」(名倉)と、解釈した。「革新統一候補だから、民進党と、共産党と、自由党……小沢(一郎)さんのところと、社民党と、4つ党がついている」(鳥越)と、推薦してくれた党のおかげで、出馬の費用や選挙カー、ポスターの手配はすべて政党の寄付でまかなわれたそう。しかし結果的に、鳥越は落選してしまったのだった。

 河本が「最大の失敗は何ですか? 選挙の出馬にあたって」と尋ねたところ、「東京都政の問題点をしっかり研究して、掴んで、政策として打ち出す用意がまったくなかった」と、回答。これを受けて、河本が「でも、築地の問題だったり、豊洲の問題は理解してたじゃないですか」と述べると、名倉は「でも、あれよ。理解してるけど、鳥越さんが演説で言ってたのは、あんまり都政のこと言ってなかったですよね?」と、指摘した。鳥越が「言ったんだよ」と訴えても、「言ってないですよ」(名倉)と、反論。

 鳥越いわく、「(都知事選)に出るっていう記者会見があったんですよ。帝国ホテルで。その時に自分の気持ちを喋った」そうだが、記者から「どういう都政をやりたいか」と問われた際、正直に「僕はまだ政策も何も用意してない」と答えてしまい、「そしたら、もう……。散々批判されましたよ」と、苦々しい顔に。名倉は「『用意してない』ってどういうことやねん」と世間の声を代弁し、出演者も笑っていたが、鳥越はこうして最初の討論会で失敗した以外にも、選挙戦後半にはなんと“女性問題”が浮上した。[続きを読む]