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芸能トラブル専門弁護士が奴隷契約、枕営業、AV出演強要の実態を語る……悪徳事務所で横行する“卑劣な手口”とは?



 ネプチューン・名倉潤、次長課長・河本準一、歌手・華原朋美がMCを務める深夜バラエティ『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)。9月21日放送回には、芸能トラブル専門の弁護士が出演し、実際に芸能人から相談された被害内容を克明に明かした。

 芸能人と所属事務所の契約トラブルの現実について語ったのは、過去に多くの芸能人から相談を受けた河西邦剛弁護士。河本が“見届けゲスト”の元モーニング娘。・矢口真里に「奴隷契約をさせられて、過酷に働かされているアイドルがいるという……。そんな経験、そこまではないでしょ?」と尋ねると、「いや、もう全然(ない)」と答えたが、河西弁護士いわく、「大手プロダクションから独立した人」や、最近では「自分自身が(アイドル)ファンだった人」が「芸能プロダクションらしきもの」を立ち上げてタレントを所属させるケースにトラブルが多いそう。

 河西弁護士は「洗脳です。一言で言ってしまうと。『これだけ頑張れば、モーニング娘。みたいになれるよ』とかですね、『AKB48みたいになれるよ』っていうことをどんどん言っていくワケですね。で、(アイドルは)安い報酬で朝から晩まで働いて(しまう)」と、近年の“アイドルグループブーム”を受け、アイドルを奴隷のように酷使してギャラの大半を搾取する悪質な“芸能事務所まがい”が出現している実情を伝えた。

 そんな中、河西弁護士のもとに、悪徳プロダクションと契約してしまったアイドル志望のA子さんが相談に来たとか。A子さんは事務所に言われるまま、登録料として50万円を支払わされたものの、「来る仕事も、ヒドいやつだとライブ会場ではなくて、喫茶店みたいなところでライブ……歌を歌って。で、そこに来たお客さんとデートをするみたいな(仕事だった)」とのこと。河本や華原は驚いていたが、河西弁護士は「そういった仕事しか用意されない例も、実際にあるんです」と、証言した。

 名倉が「それでも給料は貰えるワケですよね?」と確認したところ、「……と、思いきや、貰えないんですよ」(河西弁護士)と返し、「貰えない!? 一銭も?」(名倉)と、驚愕。河西弁護士は「多くの場合ですね、たとえばライブをやった後に(インスタントカメラの)チェキなんかを撮るんですよね。その“チェキバック”で大体、“(1枚)1000円だったら、200円くらいがタレントさんに入りますよ”みたいな」システムだと話し、A子さんのケースも同様の取り分だったようだ。これにより、アイドルの仕事をどれだけこなしても、契約書の提示額とは程遠い安月給で活動する日々が続いたという。

 また、河西弁護士は「(A子さんは)月に本当は10万円くらいを貰っていなければいけなかった」「洗脳され続けて、2年間ずっと(妥当なギャラを)貰えなかった」といった状況から、本人が「事務所を辞めたい」と申し出たことを説明。しかしこの時、事務所側が「契約があと1年残っているんだから、違約金として100万円を払え」と要求してきたため、そこで初めてA子さんは河西弁護士を訪ねたそう。河西弁護士が「『今までの給料も全部取り返しましょう』と交渉をしていって、結果的には(貰えるはずだったギャラの差額分や登録料などを合わせて)300万円くらいは取り返した」と報告した時には、「スゴ~い!」(華原)と、感嘆の声が上がった。[続きを読む]