【KinKi Kidsのブンブブーン】多部未華子が「憧れの巫女さんになりたい」と切望するも……“寿司屋みたい”な珍行動？

2017年9月18日

　西山さんは「昔はですね、神職と同じようにですね。祭事……まぁ、お祭りを『ご奉仕してた』と言われてるんですけどね。今、（神職は）資格を取らないと神職としてもご奉仕ができないので。（巫女は）お守りを作る。それから、おみくじとかお札・お守りを授与する」と解説した上で、「そんなことをちょっと体験してもらえれば、よろしいのかな」と、提案。真剣な眼差しで西山さんの話を聞いていた一同は「よろしくお願いします」と、頭を下げた。巫女体験の前に、多部が“神社参拝の作法を知っているのか”をチェック。1つ目は「俗世と神の域を分ける結界」とされている鳥居の「くぐり方」で、多部は「えっ……違うのかな？」と言いつつ、鳥居の真ん中辺りを通り抜けた。

　キンキの2人は揃って「んん……」と微妙な反応を漏らし、「まぁ、ギリギリな感じですね」（剛）、「ギリギリだね」（光一）と、評価。このリアクションを見た池田は「ギリギリな感じ？　お2人は、もう相当（神社に）お詳しいですね？」と問いかけ、光一が「いや、そうでもないですけど。何かとお世話になることありません？　この仕事してると」と、コメント。すると、池田は「この仕事、そんなしてないので……」と、暗い表情でまたしても自らをネタにした。

　その後、西山さんは「真ん中は神様が通ります。左（を通るの）が一番、よろしい。うちは左側に手水がありますんでね。そのまま交差せずに行けるという」「（手水舎は）ほとんど左にあります。で、入るときは1礼をしましたらば、外側の足（左）から入っていく」と、指導。鳥居をくぐる時は1礼をして左端を左足から、出る時は逆側を左足から出るのがベストだという。

　次に学ぶのは、参拝者が手や口を清めるために使う「手水舎（てみず・ちょうず）」の作法。柄杓を持った多部は左手、右手、左手、右手、口の順番に洗った後、柄杓を縦にし、お水をかけて終了とした。「ほぼ合ってます」と好反応を示した西山さんは、左手、右手、口をすすぎ、残りのお水で柄杓を清める流れを実演。「1回のお水でやるのが一番、シンプルで（良い）」と、話した。

　ちなみに、こちらのお水は神社の地下から湧き出る井戸水だといい、「『薬水の井戸』『涸れず（かれず）の井戸』ということを言われてましてね。近くのお蕎麦屋さんなどは、この水でお蕎麦を作ったら、『美味しい』ということで、毎朝取りに来る方もいらっしゃいます」（西山さん）とのこと。剛は「ぜひ（蕎麦を）食べてみたいですね」と興味津々で、池田も「今日は最後に食べるコーナーが……」と悪ノリしたが、この言葉にかぶせるように「食べないですね」（剛）と、ツッコミ。

　また、ロケ時には境内で結婚式が行われており、一同は「素敵～」（多部）、「いいよね」（剛）、「いいねぇ～、素敵だな～」（光一）などと、厳かな雰囲気に感激していた。光一が「多部ちゃん、どっちがいい？　和と洋（の結婚式なら）」と聞くと、「え～、たぶん……。『和がいいな』って最終的には言いそうな」（多部）と、返答。池田も「キレイですもんね。あの服とかも、真っ白で」と共感し、4人は頃合いを見て新郎新婦に「おめでとうございます」と、声をかけた。

　式を挙げていたのは、スウェーデン出身のアンドレアスさんと、日本出身の彩さん。光一が「日本のこういった儀式で“式を挙げよう”っていう風に思われたのは？」と疑問をぶつけると、彩さんは「彼が、『絶対（神前で）挙げたい』って（希望した）」と、回答。式の後はスウェーデンに移住予定という2人に、剛は「本当に末永くお幸せで」と、改めて祝福した。素敵な式も見せてもらったところで、4人はいよいよ巫女体験にあたって衣装をチェンジ。男性陣は全身真っ白な服を着ていたが、重ね着が気になったのか、「暑いですねぇ」（剛）、「暑いなぁ！　スゲー暑い」（光一）と、早くもクレームが飛び出した。かたや、赤い袴と白い白衣の巫女装束に身を包んだ多部を見た光一は「違和感ないね」と、一言。

　多部は「嬉しいです」「スゴい今、テンション高いです」と話したものの、コメントとは真逆の冷静な口調だったため、光一は「テンション高い割には声ちっちゃいけど！」と、指摘した。とはいえ、「えっ？　テンション上がってんの？」（剛）にも「上がってる、上がってる。スッゴイ上がってます」と、笑う多部。一方、「ここは“お稲荷さん”ということで、お稲荷さんの神様というのは……」（光一）と話を振ると、西山さんは「五穀豊穣をね、司る神とか。商売繁盛、家内安全、それから技芸上達というようなね、神様。という風に御利益いただけると思ってください」と、語った。同所には芸能関係者も大勢訪れるそうで、4人も実際に参拝。2礼・2拍手してお祈りし、最後に1礼した。

　その上で、光一は「祈祷しました。何（をお祈り）した？」と多部に向かってストレートに尋ねたが、割って入った池田が「もちろんあれだよね。9月23日から始まります、神奈川芸術劇場『オーランドー』。この公演が始まりますんで、その成功のね？　お祈りしたワケだよね？」と、代弁。勢いに押された多部が「もちろんです」とつぶやき、調子に乗った池田は「ちなみにあの、10月9日までやっておりまして。その後、松本公演（10月18日、まつもと市民芸術館主ホール）」と、長野県・松本で行われる点を補足するも、剛は「いやいや、松本公演の情報いらないです」と遮り、「松本公演の話はいいですか？　失礼しました」（池田）と、素直に謝罪。

　そして、室内に移動した4人は、井戸水で淹れたお茶を試飲。「うんっ！」とイッキ飲みした光一は「美味しいね」と驚き、「本当にまろやかですね」（池田）、「ちょっと、このお茶飲みに通いたくなるぐらいウマいですね」（剛）と、水道水とは異なる味に感動。お茶を飲んで“まったりムード”になってしまい、光一が「もう、いいんじゃない？　エンディングで」と投げやりな態度を示すと、剛もこれに乗っかって「どうでしたか？　今日は」と“締め”のワードを口に。すると、ゲスト陣は「『オーランドー』の舞台、9月から始まるので……」（多部）、「『オーランドー』の成功をお祈りできたので。良かった。松本公演もありますんで」（池田）と、3回目の告知を展開。「結局そこか！」（光一）、「松本公演の情報は大丈夫です」（剛）と、苦笑いを浮かべるキンキだった。

　ようやく巫女体験がスタートし、まずは「玉串作り」にチャレンジ。「玉串」とは、「榊の枝に紙垂（しで）をつけた神様へのお供えもの」で、4人は西山さんの指示に従い、最初に紙垂作りから始めた。紙とハサミを使った作業に夢中になる多部は、途中で西山さんに「先生！」と声をかけてしまい、「あ、先生じゃなかった！」と、自ら大笑い。男性陣は「先生じゃない。学校じゃないから！」（光一）、「本当にいるんですね、こういう人がね」（池田）、「ビックリしたわ、俺」（剛）と、多部の天然発言をイジった。こうして作った紙垂を榊の枝に取りつければ、玉串が完成。剛は「へぇ～、こうなってたんですね」「今後、だからあれですよね。（出演作品の）ヒット祈願の時に……」と、玉串を観察するサマを再現して笑いを誘った。

　続いては、一度神様へお供えした神聖な塩をお祓いし、魔除けに使われるという「よみがえりの塩」作りへ。西山さんは「これを作る担当はですね、うちの次男の嫁になります。薬剤師ですので、こういう調剤は得意中の得意」と、西山瑛子さんを紹介。瑛子さんが「このビニールの透明の袋に、お塩をですね。こちらを40グラム計っていただきまして……」と作り方を教え、4人は細かい作業に取りかかった。塩を入れたビニール袋の中にお清めのお札と、実りの意味を表す籾（お米）を8粒並べて入れるのだが、「（お米を並べる）円がちょっと小さい……」（瑛子さん）とダメ出しをくらった光一は、「そう。あの、気が小さいんですよ、僕。こう見えて」と、反論。以後も真剣な顔つきで作り続け、見た目がそれぞれ違う「よみがえりの塩」が出来上がった。

　剛が「我々、集中して（作業）させていただきましたけれども。この後なんですが、いよいよ多部さんのやりたかった“お守りを皆さんにお渡しする”という。その役割をこの後やっていただきますけれども、大丈夫ですか？」と確認すると、多部は「スゴく緊張しています」と、本音をポロリ。「どうする？　（参拝者に）『多部さんだよね』って言われたら？」（光一）との言葉には「『巫女です』と答えます」（多部）と、断言した。多部にとって念願の“お守り授与”に挑戦する前には、西山さんにレクチャーを受けて予習。しかし、池尻稲荷には10種類近くのお守り・お札があり、覚えるのは困難を極めたよう。

　キンキと池田は、その模様を別室でモニタリング。剛が「もしもし？　聞こえますか？」「緊張度はMAX10で言うと、今どれぐらいですか？」と話しかけた時、多部は「えーっと……。まだ、（緊張は）大丈夫なのですが、テンションはMAXです」と、またもローテンションで反応した。予習の成果をチェックする目的で、光一が「たとえばさ、『最近、良いことなくて……』みたいなさ」と、お客さんの相談内容を例に出すと、多部は「『良いことなくて』！」と手を叩き、「分かりましたっ！」と、威勢よく返した。

　しかし、キンキは「ちょっとね、寿司屋みたいになってる」（剛）、「『ヘイ！』みたいな。寿司屋だよね、今！」（光一）、「“パチン”とかじゃないから……」（剛）と、注意。気を取り直し、多部が「こちら福の神様（ストラップ）」と提示したところ、光一は「あるんだ、あるんだ！　あ、いけそうだね？」と安堵したが、剛は「“手、パン”とかは、ないですから。神社さんでは。見たことないです、そんな巫女さん」と、再度忠告した。この後、多部はスタンバイに入り、モニタリングルームの声は聞こえない状態に。ここで、剛は「今回ちゃんと、（多部が）“お仕事ができるか”ということをですね、チェックさせていただこうということで。番組側でお客様をご用意してあります」と、多部には内緒で番組が参拝者を用意していると視聴者に説明した。

　まずは「レベル1」として、「就職活動に悩む女子大生」が出現。スーツ姿の女子大生が「ここって、商売繁盛にご利益ってありますか？」と質問し、多部は張り切って「もちろんございます！」と、回答した。続いて、「就職活動中で。ことごとくダメなんですよ」（女子大生）と言われ、「それは、それは……」と受け流した多部に、池田は『それは、それは』！　ちょっと違うんじゃないかな」と、苦笑い。そんなツッコミを知らない多部が「就職活動となると、やっぱり『受かりたい』とか、願い？」「そうなるとですね、この……。お稲荷様（実り守）。願い札っていうのを……こちらに願いごとを書いていただいて。なんか、神様ポストって……」とアドバイスした間ですら、「『なんか』はダメです」（剛）、「『なんか』は余分やな」（光一）と、手厳しいキンキ。

　一方の多部は「これなんか、人気ですね」「それか、『福の神様』っていう……」と、どんどんお守りを勧め、思わず剛は「ショップ店員のニオイ。『こちらがサイズもし気になってるようでしたら……』みたいな」と、表現。このように“ショップ店員顔負け”の接客で猛プッシュし、女子大生が購入を決めた際には「これで絶対、なんとかなります」「もう、絶対大丈夫です！」（多部）と、キッパリ。池田が「そこまで言い切っちゃって大丈夫？」と不安を抱くと、剛は「でも、ここで『絶対大丈夫だ』と言われれば、そういう気持ちでお参りできますから」と、多部の言動に太鼓判を押した。西山さんも「そうです。その通りです。『自分も頑張りますので、お力をお貸しください』という……」と解説し、光一は「じゃないと、神様も力貸してくれないですよね」と、納得。

　ところが、「良かったですよ」（西山さん）、「我々が心配していたよりは確実に……」（剛）と褒めた途端、多部は女子大生に「あ、神様ポストこっちだよ～」と呼びかけてしまい、「『コッチだよ～』はダメ。ちょいちょいあるんですよ」（剛）と、友人と話す時のようなラフな口調を見逃さなかった。さらに、次の参拝客は「お守りのご利益について、やたら聞いてくる夫婦」。さっそく、夫が「なんか、オススメするものとかあります？」と聞くと、別室の光一は「オススメ！　寿司屋だ！」と、ニヤリ。

　そのほか、「馬のお守りって……」（夫）、「これはですね、強運守と言いまして……」（多部）、「どんなご利益があるんですか？」（夫）、「言葉の通り、強い運を持てるということで。なんかこれはですね、競馬をする方とかにもスゴく非常に人気らしい。ここに馬が描いてあるんですけども」（多部）とやり取りが続き、多部は押しの強い夫婦にも、一生懸命に応対。また、妻が「金運って何？　ここにほら、招き猫の……」と詳細を求めた時には、「招き猫は……。こちらにあるんですけど、これはちょっと、教えていただいてない」（多部）と、正直にぶっちゃけた。光一が「そういうこと言うな！」と仰天していると、多部は夫婦に向かって招き猫のポーズで可愛くごまかし、まだ“見習い”の立場であると言い訳。

　無事に終了かと思いきや、妻は「それにしても、お肌キレイですね～。美容法とかあるんですか？　そういう、お肌キレイにする美容法」と関係ない話題を持ち出し、「あの……。ここで参拝して……」と困惑気味に答えた多部。「参拝すれば、何？　キレイになれるの？」（妻）、「なれます！」（多部）、「じゃあ、いっぱい参拝しよう」（妻）と会話した後、最後は「ご参拝ありがとうございました」（多部）と、見事なトークで無事に巫女体験を終えた。

　男性陣は「お疲れ様でした」と多部を優しく迎え、「いや～、良かったよ～。実際にやってみてどうでした？」（光一）と聞くと、本人は「スッゴイ楽しかったです！　スッゴイ楽しかったですし……。今日で終わりにしたくない！」と、すっかり満喫していた様子。西山さんは「（巫女に）向いてると思いますよ」「ぜひお正月、手が足りませんので」と絶賛し、多部も「（予定を）空けといて……」と、ノリノリ。改めて、光一から告知を促された2人は「『オーランドー』という舞台を。私が一夜にして女性に変貌してしまう、オーランドーという役を演じていて」（多部）、「オーランドーは男性ですけども、“女性に突然変わってしまう”という」（池田）と、PR。

　しかし、「楽しそうな部分もある？」（光一）との質問に、多部は自信なさげに「たぶん……」とつぶやき、「たぶん！？」（剛）と、聞き返されてしまった。すぐに「あ、絶対、絶対！」と言い直す多部だったが、「さっき、あんなに上手くお守りのことオススメしてたのになぁ。告知になると、急にたどたどしい」（池田）、「告知がド下手ですよね」（剛）と、バッサリ。そして、剛が「噂によると松本公演の方もあるって……」と、わざとらしく松本公演のくだりに触れると、多部は「兵庫でも（10月21日、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール）」と、ちゃっかりアピール。光一は「ホント頑張ってください、舞台。長丁場になるとは思いますけども」とエールを送り、剛が「それでは皆さん、また会いましょう。松本公演よろしく！」と、カメラに手を振って番組が終了した。

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